【888sport】デビスカップ2016:錦織圭率いる日本代表がプレーオフでウクライナと対戦!本戦は準決勝が行われ、ブックメーカーは英・仏を優勝候補に

デビスカップ2016に挑む日本代表

デビスカップロゴテニス界のワールドカップともいうべき「デビスカップ2016」の準決勝が16日から行われます。今年はイギリス対アルゼンチン、フランス対クロアチアが争うことになりました。デビスカップはすべて3日間で行い、1日目がシングルス2試合、2日目がダブルス1試合、3日目がシングルス2試合の合計5試合を戦いますが、3勝先勝で、すべての試合が行われない時もあります。すべての試合は5セットマッチなのでかなりハードです。

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【デビスカップ2016トーナメント表】
デビスカップ2016トーナメント表
※「WOWOW Tennis Online」より抜粋

当然ですが、2人以上強いプレーヤーがいる国が優勝する可能性が高くなります。イギリスはアンディ・マレーが、アルゼンチンはフアン・マルティン・デル・ポトロが中心選手になるでしょう。フランスは、ジョー=ウィルフリード・ツォンガ、ガエル・セバスチャン・モンフィス、リシャール・ガスケ、ジル・シモンなどがいて有望です。クロアチアはやはりマリン・チリッチが中心になるでしょう(日程:9月16日~9月18日)。

錦織圭

日本は今年、ワールドグループ16カ国に入っており、優勝の可能性もありましたが、初戦でイギリスに1対3で負けてしまいました。錦織圭は、ダニエル・エヴァンスを破り、第4戦ではマレーとフルセットの死闘を演じました。結局、錦織はマレーを追い詰めながら勝てずに、日本はイギリスに敗れました。

アンディ・マレー

マレーは、シングルスで2勝、ダブルスで兄のジェームズ・ロバート・マレー(イギリス)と組み、西岡良仁と内山靖崇のペアを破り、イギリスのすべての勝利に貢献しています。ワールドカップは、今年の日本のようにワールドグループ16カ国の本戦の初戦で負けた国(8カ国)は、世界の3つ地域のゾーンから勝ち上がってきた国と戦います。3つのゾーンとは、アジア/アメリカ、オセアニア/ヨーロッパ、アフリカです。各ゾーンはそれぞれレベルに応じて、最大で4段階に分かれています。日本は、ウクライナと大阪市にある靭(うつぼ)テニスセンターで16日からワールドグループの生き残りをかけてプレーオフを戦います。これがいわゆるワールドグループの入れ替え戦になります。ここで勝てば来年もワールドグループに入ることができ、本戦のトーナメントに参加できます。

杉田祐一

16日の対ウクライナ戦の日本のメンバーは、錦織(世界ランク5位)、杉田祐一(同98位)、西岡(同96位)、ダニエル太郎(同88位)で、杉田が最近、急に実力をつけてきたので楽しみです。イギリスとの本戦の時には、杉田の代わりに内山が出ていました。これに対して、ウクライナは、イリヤ・マルチェンコ(同50位)、セルジー・スタコフスキー(同105位)、アルテム・スミルノフ(同321位)、マクシム・セルヒヨヴィチ・カリニチェンコ(ダブルス89位)です。

15日に「日本対ウクライナ」の組み合わせが発表されました。日本のエース・錦織は「疲労回復にもう1日必要」と植田実監督の判断で、シングルスには登場せずに2日目のダブルスに杉田とコンビを組んで出場することになりました。

<大会1日目(16日)>
・シングルス第1試合:ダニエル太郎 vs スミノルフ
・シングルス第2試合:西岡良仁 vs マルチェンコ
<大会2日目(17日)>
・ダブルス第1試合:錦織圭/ 杉田祐一 vs カレニチェンコ/ スタコフスキ
<大会3日目(18日)>
・シングルス第1試合:ダニエル太郎 vs マルチェンコ
・シングルス第2試合:西岡良仁 vs スミノルフ

西岡良仁

アレクサンドル・ドルゴポロフ(ウクライナ)は残念ながら、病気で調子が良くないのか代表から外れています。マルチェンコは4人の中では最も調子が良く、この前の全米オープンではニック・キリオス(オーストラリア)を破って4回戦まで進み、スタン・ワウリンカ(スイス)に敗れていますが、ワウリンカから1セットを取っています。スタコフスキーもスミルノフもATPの現在のランキングは低いですが、どちらも実力者です。カリニチェンコはダブルス専門ということでしょう。

ダニエル太郎

888sport日本とウクライナの総合力は拮抗しています。錦織で1勝もしくは2勝は可能でしょうが、杉田、西岡、ダニエルの誰かが1勝できれば、日本の勝利です。ドルゴポロフが出ていないのは日本には少しラッキーのような気がします。世界的に有名な英国の老舗ブックメーカー「888sport」がデビスカップ2016プレーオフの「日本対ウクライナ」の勝敗オッズを発表していますが、日本勝利が1.23倍、ウクライナ勝利が4.00倍と日本優勢との見方を示しています。

【デビスカップ2016プレーオフ「日本対ウクライナ」オッズ】
デビスカップ2016プレーオフ「日本対ウクライナ」オッズ
※オッズは15日午前10時現在

プレーオフとともに気になるのが今年の「デビスカップ2016」を制するのはどの国か?ということではないでしょうか。ブックメーカー「888sport」がデビスカップ2016優勝オッズを発表しておりますので見てみましょう。

【デビスカップ2016優勝オッズ】
デビスカップ2016優勝オッズ
※オッズは15日午前10時現在

888sportのオッズから見ると、イギリスが2.10倍で優勝候補の筆頭に挙げられています。優勝にはマレーのシングルス、ダブルスの大車輪の活躍が前提です。2番手は僅差でフランスが2.75倍となっています。ツォンガ、モンフィス、ガスケ、シモンのメンバーを考えると納得がいきます。4人とも素晴らしい選手ですが、最近特にモンフィスの安定性が目立ちます。驚異の身体能力を持ちながら、戦略のなさや精神面の弱さなどがその天才的な能力の開花を邪魔していました。ここ1、2年のコーチが素晴らしいのか、年齢の自覚のためなのかよくわかりませんが、サーブもストロークもすべてが良くなっています。

マリン・チリッチ

イギリスの次がクロアチアで4.50倍です。クロアチアはチリッチをはじめビッグサーバーが多いのが印象です。最後がアルゼンチンで11.00倍となります。デル・ポトロとフアン・モナコが中心になるでしょう。特に、リオ五輪男子シングルスで銀メダルを獲得したデル・ポトロの復活が大きそうです。

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