【ブックメーカー】ロイヤルアスコット2016:プリンスオブウェールズSでエイシンヒカリは1番人気!G1全レースの最新単勝オッズも

武豊 & エイシンヒカリ

長い歴史を誇る英国競馬。その中でも特に伝統と格式ある「英国競馬の祭典」がロイヤルアスコット開催。

ロイヤルアスコット2016 ロゴ現地のみならず世界中の競馬ファンを歓喜の渦に巻き込む5日間となりますが、2016年からは全体の賞金額総計を100万ポンド(約1億7000万円)引き上げられることとなり、例年以上に今年は世界中の競馬関係者からも注目を集めています。

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期間中には重賞も計18レース組まれる中、G1レースも以下のよう多数開催されます。

【ロイヤルアスコット2016 G1レース日程(現地時間)】
<6月14日>
クイーンアンS
キングズスタンドS
セントジェームズパレスS
<6月15日>
プリンスオブウェールズS
<6月16日>
アスコットゴールドC
<6月17日>
コモンウェルスC
コロネーションS
<6月18日>
ダイヤモンドジュビリーS
※レース名をクリックすれば、最新の単勝オッズがご確認いただけます。
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ロイヤルアスコット競馬場

王道のミドル、クラシックディスタンスだけではなく、キングズスタンドSのように1000㍍の超短距離戦も存在すれば、アスコットゴールドCのように4000㍍以上の超長距離戦までまさに競馬の楽しみを凝縮したかのようなロイヤルアスコット。今回はその中でも注目のレースをいくつかピックアップしてご紹介していきましょう。

プリンスオブウェールズS2016(約2011㍍・芝)

昨年、スピルバーグ(牡・6歳)が参戦したことにより、日本の競馬ファンにも広く知れ渡ることとなった本レース。スピルバーグは惜しくも6着で勝利したのはフリーイーグルでした。

【プリンスオブウェールズS2015レース映像】


ウィリアムヒル昨年のスピルバーグに引き続き、今年も日本からエイシンヒカリが出走を予定しています。エイシンヒカリ陣営の手ごたえ、そしてライバル馬たちの動向やいかに?イギリスの老舗ブックメーカー「William Hill(ウィリアムヒル)」が発表している単勝オッズとともに見ていきましょう。

【プリンスオブウェールズS2016単勝オッズ】
プリンスオブウェールズS2016単勝オッズ
※オッズは12日午後5時現在

1番人気に推されているのが今年の5月24日にフランスのロンシャン競馬場で開催されたイスパーン賞(海外G1、1850㍍・芝)において、約10馬身近い差をつけての圧勝劇をみせた日本のエイシンヒカリ(2.00倍)。

この結果を受けて今年のレーシングポスト紙のレーティング発表ではトップとなる131を獲得。あのディープインパクトが133であったことを考えると、かなり高い評価を受けているといえるのではないでしょうか。

鞍上の武豊騎手も同レース後に「掛かり気味に行った馬を行かせて2番手からに。いつもはあのポジションだと掛かるのに、きょうは我慢できていた。収穫の多いレース。日本の馬の強さを見せつけることができました」と、着差はもちろんのこと内容にも手ごたえを感じさせるコメント。

さらに、武豊騎手の口からは世界最高峰の舞台「凱旋門賞」へ挑戦したいとのコメントも飛び出しており、その為にもプリンスオブウェールズSにおける好走が必要となってくるでしょう。日本からの遠征馬とはいえ、現地で結果を残しているだけにオッズ的にも期待の表れが大きく出ている状況です。

離されながらもエイシンヒカリに次ぐ人気を集めているのがタイムテスト(5.00倍)。前走のブリガディア・ジェラルドS(海外G3、2000㍍、芝)を制してこの舞台に挑むこととなりますが、同馬に騎乗した日本でもおなじみのライアン・ムーア騎手からも「この距離は合う」と、距離適性に太鼓判の様子。

ライアン・ムーア

陣営もエイシンヒカリを「本物のスーパースターかもしれないね」と高く評価している一方で、歴史あるG1レースの勝利を狙っていることでしょう。

他で注目するべきはリピーター組となるザグレイギャッツビー(7.00倍)。昨年のプリンスオブウェールズSにおいて2着入線を果たしただけでなく、ドバイターフ(海外G1、1800㍍、芝)でも2着と好走。今年は成績を落としつつありますが、昨年よりひとつ上の着順を狙っていることでしょう。

ファウンド

また、昨年は3歳牝馬ながらに厳しいローテーションを戦い抜き、アメリカ最高峰のレースのひとつであるBCターフ(海外G1、2400㍍、芝)を制したファウンド(6.00倍)も確固たる実績を残している1頭です。

9頭立てと少頭数とはなりましたが、非常に濃いレースが繰り広げられそうな今年のプリンスオブウェールズSは、現地時間で6月15日午後4時20分(日本時間:16日午前0時20分)に発走予定となっています。

ダイヤモンドジュビリーS2016(約1207㍍・芝)

マジカルメモリー

ベット365「絶対的な1頭」が存在しない今年のダイヤモンドジュビリーS。本レースまでの前哨戦の結果を見ても勝ち馬が毎回入れ替わる非常に混戦状態の短距離路線となっています。そのことを表すかのように「bet365」において発表されている上位勢のオッズもかなり混戦模様となっています。

【ダイヤモンドジュビリーS2016単勝オッズ】
ダイヤモンドジュビリーS2016単勝オッズ
※オッズは12日午後5時現在

注目を集めている1頭が今年、G3、G2と連勝。勢いに乗りながらこの舞台へ挑んでくるマジカルメモリー(Magical Memory)。今回と同じ条件のハンデ戦を4馬身半差つけて完勝をみせた実績を持つザティンマン(The Tin Man)と並び、1番人気タイとなる7.00倍の評価を得ています。

そのマジカルメモリーと2015年のスプリントC(海外G1、1200㍍・芝)において熱戦を演じ、勝利を挙げたトワイライトサン(Twilight Son)は8.00倍のオッズ。

2015年スプリントCレース写真(トワイライトサン)

スプリントCにおいてはトワイライトサンの後塵を拝する形となったマジカルメモリー。しかし、今年のデュークオブヨークS(海外G2、1200㍍・芝)ではトワイライトサンを封じた完勝劇を見せていた結果を踏まえてのオッズ的逆転でしょう。G1実績よりも今年の実績が重視されているといえます。

まさに「1戦ごとに着順が入れ替わる」そんなメンバー構成となっているだけに、オッズも割れ加減です。プリンスオブウェールズS同様に熱い戦いが期待できそうなダイヤモンドジュビリーSの発走時刻は、ロイヤルアスコット開催最終日の現地18日午後4時25分(日本時間:19日午前0時25分)発走予定です。