【ピナクル】プロ野球2018:ブックメーカーの優勝予想ではソフトバンクが3.2倍のオッズで最有力!広島、巨人、横浜、そして阪神とセ・リーグが続く

福岡ソフトバンクホークス(優勝セレモニー)

ピナクル ロゴ球春到来!いよいよ3月30日(金)にプロ野球が開幕します。143試合のレギュラーシーズンを勝ち抜いてクライマックスシリーズ、そして日本シリーズに進出し、日本一の称号を手に入れるのはどの球団となるのでしょうか。ブックメーカー「Pinnacle(ピナクル)」がその優勝オッズを発表していますので、ご紹介していきます。

2017年はソフトバンクが8度目の日本一に輝く

日本シリーズ第6戦(ソフトバンク対DeNA)

2017年のパ・リーグでレギュラーシーズンを制したのは福岡ソフトバンクホークス(以下ソフトバンク)。100勝に迫る94勝を挙げ、2位の埼玉西武ライオンズ(以下、西武)に13.5ゲーム差、最下位千葉ロッテマリーンズ(以下、ロッテ)には39.0ゲーム差も付ける圧倒ぶりで2年ぶりの優勝を果たしました。94勝という勝利数はソフトバンクとしては史上最多の数字となります。

一方、セ・リーグのレギュラーシーズンを制したのは広島東洋カープ(以下広島)。昨年25年ぶりの優勝を果たしたのに続き、2連覇を達成しています。緒方孝市監督は就任3年目にして2度の優勝を果たしました。開幕カードの2戦目から10連勝するなど序盤からトップを走り、2位阪神タイガース(以下阪神)に10.0ゲーム差、最下位東京ヤクルトスワローズにはソフトバンクさえ上回る44.0ゲーム差をつける戦いぶりを見せています。

日本シリーズ2017ロゴクライマックスシリーズではソフトバンクが楽天ゴールデンイーグルス(以下、楽天)を順当に破って日本シリーズに進出する一方、広島は2位阪神を打ち破って進出してきたレギュラーシーズン3位の横浜DeNAベイスターズ(以下、DeNA)にまさかの4連敗を喫し、下克上の憂き目にあいました。DeNAは1998年に日本一に輝いて以来となる日本シリーズ進出を果たしています。

ソフトバンクが圧倒的優勢とみられていた日本シリーズは、予想に反して激しい展開となりました。第1戦から第3戦はソフトバンクが先取し、一気に王手をかけます。しかし、続く第4戦でルーキーの濱口遥大が8回1アウトまでノーヒットノーランの快投を見せ6-0で勝利すると、第5戦では日本の4番、筒香嘉智の打棒が爆発して5-4で連勝。迎える第6戦では9回の裏、DeNAの1点リードで打席に立ったのはかつて横浜でクリーンナップに名を連ねた内川聖一。ハマの守護神・山崎康晃からソロホームランを放ち、劇的な同点を演出しました。勝負が延長に持ち込まれると、ソフトバンクの守護神サファテが来日初となる3イニングを投げ切る快投を見せた結果、11回裏に川島慶三の一打で平成では日本シリーズ初めてとなるサヨナラ勝ち。ソフトバンクが2年ぶり8度目(前身のダイエーや南海を含む)を達成しています。

優勝オッズはソフトバンクにセの上位陣が続く展開に

【プロ野球2018優勝オッズ】
プロ野球2018優勝オッズ※オッズは26日午前10時現在
ピナクル 登録方法

ブックメーカー「Pinnacle(ピナクル)」が発表した2018年プロ野球の優勝オッズでトップに立ったのは昨年度日本一のソフトバンク。オッズは3.220倍となりました。続いてセ・リーグのレギュラーシーズン2連覇中の広島がオッズ5.250倍で挙げられています。

3番手は読売ジャイアンツ(以下、巨人)で7.010倍。昨年度はBクラスに沈んだものの、球界の盟主の誇りにかけて今年はゲレーロ、上原浩治などといった即戦力を獲得し、再起を期しています。4番手は横浜で8.370倍、5番手は阪神タイガースで8.790倍と、ソフトバンクを除けば上位にセ・リーグが集中する結果となりました。

ソフトバンクは連覇に向け盤石の戦力を築き上げる

古谷優人(福岡ソフトバンクホークス)

圧倒的な資金力に加え、孫正義オーナーのもと練り上げられた戦略でもはや球界の盟主と呼ぶにふさわしいまでの強さを発揮しているソフトバンク。メジャーリーグにも通用する球団を作りたいというオーナーの言葉も決して冗談ではないということが伝わってきます。

昨年の優勝に貢献したサファテやデスパイネ、バンテンハークら強力外国人も全員残留し、戦力の維持にも成功しました。また、ソフトバンクといえば若手がどんどん育っていくことでも知られていますが、今年も2016年ドラフト2位の古谷優人(江陵高)が19歳にして最速154キロを記録して注目を集めるなど、期待の若手が今年も出てきています。2016年ドラフト1位の田中正義や2015年ドラフト1位の高橋純平も評価を上げており、一軍で見る機会も増えることでしょう。かつて巨人が達成したV9さえ夢ではないのかもしれません。まずは2連覇なるでしょうか。

復活の4番が広島を日本一へ押し上げるか

鈴木誠也(広島東洋カープ)

2017年はレギュラーシーズンを制するものの、クライマックスシリーズで涙を飲んだ広島。2018年はリーグ3連覇に加えて、再びの日本シリーズ進出、そしてソフトバンク超えも大きな目標となることでしょう。

チームの鍵を握るのはなんといっても鈴木誠也でしょう。昨シーズンは8月に右足首骨折。残りのシーズンをすべて棒に振りました。彼がいたらクライマックスシリーズの結果も違っていたかもしれない、と悔やんだ広島ファンも多かったはずです。今年は4番に座り、ホームランを量産するなど好調さを見せている鈴木の活躍は、広島を大きく日本一へと近づけるはずです。

若い力でDeNAが日本の頂点へ駆け上がる

東克樹(横浜DeNAベイスターズ)

球界最弱の名をほしいままにし、4月にはすでに最下位を独走していた暗黒時代も今や昔。DeNAは毎年成長を続け、昨年はついに日本シリーズにまで進出しました。その進歩を支えているのは近年確実に戦力を獲得できているドラフトでの成功でしょう。

2018年は1位左腕の東克樹(立命館大学)が開幕ローテーション入りを確実にしている他、2位の神里和毅(日本生命)は層の厚い外野で出番を勝ち取り、5位の18歳左腕・櫻井 周斗(日大三高)は中継ぎで5試合に登板して無失点、侍ジャパン大学代表で4番を務めた楠本泰史(東北福祉大)が代打で結果を出すなど、多くの選手が即戦力の活躍を見せています。昨シーズン悩まされた中継ぎ・代打不足の克服にもめどが立ち、さらに強力になったDeNA。前回日本一に輝いた1998年から20年の節目となる今年、再び日本の頂点に立つことができるでしょうか。

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