【bet365】有馬記念2019:アーモンドアイが単勝1.83倍!どの馬がこの女傑に勝つことが出来るのか?

香港国際競走における日本勢の大健闘。そして日本競馬界においては朝日杯フューチュリティステークスにおいてサリオスが衝撃的ともいえる勝利を挙げました。生産したノーザンファームの吉田代表からは「クラシックを目指すしかないでしょう」と大きな期待を寄せるコメント。今年の2歳牡馬の豊作ぶりからも、今から来年が楽しみな競馬ファンも多いのではないでしょうか。

今年も残すところあと2週間。しかしながら競馬ファンにとってはこの2週間が1年で最もあわただしく、そして楽しみな期間かもしれません。競馬ファンの投票によって出走馬が決定される「冬のグランプリ」こと中山競馬場で開催される有馬記念(G1、2500㍍・芝)がいよいよ目前に迫ってきました。

【有馬記念2019枠順】
1-1 スカーレットカラー(牝4、岩田康誠・高橋亮)
1-2 スワーヴリチャード(牡5、O.マーフィー・庄野靖志)
2-3 エタリオウ(牡4、横山典弘・友道康夫)
2-4 スティッフェリオ(牡5、丸山元気・音無秀孝)
3-5 フィエールマン(牡4、池添謙一・手塚貴久)
3-6 リスグラシュー(牝5、D.レーン・矢作芳人)
4-7 ワールドプレミア(牡3、武豊・友道康夫)
4-8 レイデオロ(牡5、三浦皇成・藤沢和雄)
5-9 アーモンドアイ(牝4、C.ルメール・国枝栄)
5-10 サートゥルナーリア(牡3、C.スミヨン・角居勝彦)
6-11 キセキ(牡5、R.ムーア・角居勝彦)
6-12 クロコスミア(牝6、藤岡佑介・西浦勝一)
7-13 アルアイン(牡5、松山弘平・池江泰寿)
7-14 ヴェロックス(牡3、川田将雅・中内田充正)
8-15 アエロリット(牝5、津村明秀・菊沢隆徳)
8-16 シュヴァルグラン(牡7、福永祐一・友道康夫)
※21日午前9時更新

昨今では、有力馬たちは余裕のあるローテーションを組むことや、香港国際競走が直前にあることも受け「ドリームレース」と呼ぶにはやや物足りない面々だったこともありましたが、今年はG1馬11頭が顔をそろえるという正に「現役最強馬決定戦」の様相を呈することとなりました。

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とはいえやはり大注目は「アノ馬」に集まることでしょう。出走各馬のご紹介へ移る前にまずはブックメーカー「bet365」が発表しているオッズをご確認いただきましょう。

【有馬記念2019オッズ】

※オッズは18日午後9時現在

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堂々の1番手評価、そしてファン投票でも1位に輝いたのはご存知、歴代でも屈指の実績を誇る絶対女王、アーモンドアイ(Almond Eye)。オッズは1.83倍となっています。

当初、アーモンドアイ陣営は年内最終戦を香港カップに定めていたものの、熱発(馬の発熱)により回避。期待していた競馬ファンが落胆する中、陣営はそこから「有馬記念への出走」を表明。一気に「有馬熱」が高まったことでしょう。

これまでの実績、そして前走の天皇賞・秋(G1、2000㍍・芝)でのパフォーマンスを考えればやはり1番手に評されるのは当然の事。しかしながら今回は「はじめての中山コース」「調教こそ順調なものの、熱発明けというとん挫があったこと」など、決して万全、盤石の状態で迎えられる訳ではなさそうというのも正直なところ。逆にここも勝利するようであれば、その地位を確固たるものにすることでしょう。鞍上には、当初フィエールマンに騎乗予定だったC.ルメール騎手を配しています。

そんなアーモンドアイに挑む筆頭は、今年の夏のグランプリ宝塚記念(G1、2200㍍・芝)の勝ち馬にしてこちらも牝馬のリスグラシュー(Lys Gracieux)。オッズは4.00倍となっています。

21戦して馬券圏外はわずか3回のみ。3歳時はクラシックで好走こそすれど惜敗続きだったリスグラシューですが、ここ10戦はG1を3勝と、正にピークを迎えているといえるでしょう。

前走のオーストラリア、コックスプレート(海外G1、2040㍍・芝)も、1馬身以上着けてしっかりと完勝。中山コースは初体験となりますが、アーモンドアイとはこれまで直接対決が無い事からも「この対決が見たかった」というファンは多いのではないでしょうか。

牝馬としては非常にタフにレースを使い続けているリスグラシューですが、陣営から「状態は今年一番」と、太鼓判。海外帰りの「もう1頭の女王」が、アーモンドアイに挑みます。

この2頭に続くのは、今年のクラシック戦線を沸かせた3歳勢。

超良血馬にして皐月賞を制したサートゥルナーリア(Saturnalia)。オッズは3番手となる7.00倍を付されました。

元々の期待されていた素質はもとより、神戸新聞杯(G2、2400㍍・芝)でみせたそのあまりの高パフォーマンスから、天皇賞・秋では「アーモンドアイに唯一勝てる可能性があるのではないか?」と、大きな期待を集め、単勝オッズ3.4倍の2番人気に推されていましたが、結果は6着。

ただ、元々「東京コースに苦手意識があるのではないか」と言われていたサートゥルナーリアだけに、2勝を挙げている中山コースに変わるのは臨むところでしょう。今一度古馬やアーモンドアイに雪辱を誓います。

同じく3歳馬にして菊花賞(G1、3000㍍・芝)を制したワールドプレミア(World Premia)。オッズは11.00倍となっています。

今年3月に開催された若葉ステークスにて敗れた後は、無理に春のクラシックには参戦せずに成長を促してきたワールドプレミア。その努力が実を結んだともいえたのが菊花賞での勝利でしょう。同馬の成長には陣営も確かな手ごたえを感じたのではないでしょうか。

鞍上はデビュー戦から手綱を取り続けてきた武豊騎手。

有馬記念自体も、キタサンブラックでの勝利が記憶に新しいところですが、今年は現在、実に10年ぶりとなる騎手リーディング3位の位置にいる好調ぶり。日本競馬界をけん引し続けてきたレジェンドが、令和初年度の有馬も制しまた一つ伝説を残すことが出来るでしょうか。

その他、ビュイック騎手の騎乗停止により鞍上騒動が勃発中の昨年2着馬、レイデオロ(Rey De Oro)が26.00倍。同じく昨年の3着馬であるシュヴァルグラン(Cheval Grand)は51.00倍。

また、ジャパンカップ(G1、2400㍍・芝)を制したスワーヴリチャード(Suave Richard)や、凱旋門賞帰りのフィエールマン(Fierement)の両頭が17.00倍となっています。

近年まれに見る豪華メンバーが一堂に会した今年の有馬記念は、12月22日15時25分発走予定です。