【ピナクル】マスターズ2019:生涯グランドスラムかかるマキロイが優勝最有力予想!メジャー初Vを狙う松山英樹は9番手

メジャー初優勝を狙う松山英樹

“球聖”以来の伝統を誇り、世界で最も高い格式を持つ4大メジャーの1つ、マスターズの開催が近づいてきました。2019年のマスターズは4月11日(木)にスタートし、4月14日(日)に決着となります。

ピナクル ロゴNo.1の還元率を誇り、アメリカのワシントンポスト紙で「世界でも、歴史上でも、最大・最高のブックメーカー」と評されたブックメーカー「ピナクル」が優勝オッズを発表していますので、その数字を参考に大会展望をご紹介していきます。

球聖ジョーンズが創始した“ゴルフの祭典”マスターズ

ボビー・ジョーンズ

アメリカ南東部に位置するジョージア州のオーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブ(以下、オーガスタ)で開催されるマスターズ。1934年からの長い歴史を持ち、ゴルフにおいて最も高い権威を持つ4大メジャーの1つに数えられる大会です。

その創始者はかの“球聖”ボビー・ジョーンズ。友人で実業家のクリフォード・ロバーツとともにマスターズを創始しました。1939年からの名称であるマスターズは、ゴルフ界屈指のマスターのみが大会に出場し、優劣を競う大会であることからロバーツによって命名されており、現在ではその高い格式から「ゴルフの祭典」とも呼ばれています。

優勝者には優勝賞金に加えて緑色のジャケットが贈られることもマスターズの特徴の一つ。優勝者はそのほかにオーガスタの名誉会員権、およびマスターズへの障害出場権が与えられます。

会場のオーガスタは世界最高級の格式を誇るコース

オーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブ

マスターズの会場であるオーガスタはボビー・ジョーンズとゴルフコース設計家アリスター・マッケンジーの設計によってマスターズ創設と同じ1934年に開業されました。

頻繁に会場を変更するほかのメジャー大会と違い、創設以来マスターズの全大会はオーガスタで開催されています。

オーガスタといえば有名なのはその難しいグリーン。“オーガスタのグリーンには魔女が棲む”とまで言われるほどで、オーガスタ対策としてコンクリートの上でパッティング練習をする選手もいるといわれています。

また、11番ホールから13番ホールの難易度もトップクラス。あまりの難しさから神に祈るしかないとされ、“アーメンホール”という異名がついています。1978年には日本の中島常幸が13番ホールで13打も叩いてしまったことは有名で、この記録は今もマスターズ全体の最多タイ記録として残されています。

オーガスタは非常に格式の高いプライベート・コースとしても知られており、会員数は世界中で300人ほど。入会希望者は後を切らず、数十年待ちといわれています。オーガスタでプレーするにはコース会員の同伴もしくはマスターズの運営ボランティアになるなどしか方法はなく、その点においても世界最高級のゴルフコースといえるでしょう。

2018年は地元出身のリードが悲願のメジャー大会制覇に成功

パトリック・リード(昨年度優勝セレモニー)

2018年のマスターズは先行するメジャー勝利なしのパトリック・リードをローリー・マキロイ、リッキー・ファウラー、ジョーダン・スピースらが追う展開となりました。

スピースは最終日に9のバーディを稼いで一時はリードに並び、ファウラーもプレーオフまで1打差に迫る白熱した戦いが繰り広げられましたが、リードが逃げ切りに成功。

オーガスタに位置するオーガスタ州立大学を卒業、実家もオーガスタからわずか数十分の距離という地元っ子のアメリカ人であるリードが、見事初のメジャータイトルを獲得しました。

生涯グランドスラムかかるマキロイが最有力!松山は9番手のオッズがつく

【マスターズ2019優勝オッズ】
マスターズ2019優勝オッズ※オッズは8日午前10時現在
ピナクル 登録方法

ブックメーカー「Pinnacle(ピナクル)」が発表した優勝オッズで、2019年のマスターズ優勝候補筆頭となったのはローリー・マキロイ。4大メジャー制覇まであとマスターズのみとなっている北アイルランドの英雄がオッズ8.460倍でトップに挙げられました。

2番手は世界ランキング1位のロングヒッター、ダスティン・ジョンソンで11.250倍、3番手はスペインの超新星ジョン・ラームで12.510倍。

4番手は世界ランキング僅差で2位のジャスティン・ローズで13.160倍、5番手は2018年全英オープン王者のフランチェスコ・モリナリで13.530倍となりました。日本の松山英樹は9番手の21.720倍となっています。

大記録へあと一歩!マキロイは悲願達成なるか

ローリー・マキロイ

昨年のマスターズ、生涯グランドスラムがかかっていたローリー・マキロイは4日目をリードから3打差で迎え、大記録達成に大きな期待がかかりましたが2番ホールで1.2メートルのイーグルパットを外したことでケチがついたのか、そこから失速。首位と6打差の5位タイでフィニッシュしています。

マスターズでは2014年以降毎回10以内入賞を果たしており、相性は決して悪くありません。2009年の初出場以来11度目の挑戦で、悲願の初優勝となるでしょうか。

メジャー大会初制覇へ!復調傾向の松山が悲願達成へ前進する

松山英樹

6大会連続8回目の出場となる松山。過去3年は初優勝者が占めており、初のメジャー大会優勝を狙う松山にとってはいい傾向となっています。

4月1日現在の世界ランキングは26位とまだ本来あるべき場所には戻り切れていませんが、3月のザ・プレーヤーズ選手権で8位、2月のジェネシスオープンで9位に入るなど、復調の気配を見せており、完全復活に期待がかかるところです。