女子ゴルフの世界5大メジャー大会の一つである『第78回全米女子オープンゴルフ選手権』が7月6日〜9日にかけてカリフォルニア州・ペブルビーチ・ゴルフリンクスにて開催されます。アメリカ合衆国で開催される女子ゴルフのメジャー選手権の一つで、1946年に第1回大会が行われて以来、現存する最古の女子メジャーでもあります。昨年の優勝者であるミンジー・リーをはじめ、過去10年の本大会優勝者、過去5年の他のメジャー大会覇者、各地区の予選通過者などに出場資格が与えられます。日本勢からは、2021年の大会優勝者である笹生優花や2019年全英オープン覇者の渋野日向子ら22名が参戦を予定しています。賞金総額1000万ドル、優勝賞金180万ドルと男子の全米オープン相当する賞金が優勝者には与えられます。太平洋に面した美しいコースでメジャー3戦目制覇を果たすのはどの選手でしょうか？
第78回全米女子オープンゴルフ選手権の展望は「bet365」でご覧頂きながらご紹介に移りたいと思います。
今年プロに転向したローズ・チャンが優勝最有力候補か！？
2020年「全米女子アマ」の覇者であるローズ・チャンは今大会優勝最有力の予想オッズ13.00倍です。今年の「オーガスタナショナル女子アマチュア」を制すなどアマチュア世界ランキング1位に長く君臨し、年間の最優秀アマに贈られる「マーク・マコーマックメダル」を3年連続で受賞しています。今年5月にはプロに転向し、翌月の米女子ツアー「みずほアメリカオープン」を制し、1951年のビバリー・ハンソン以来72年ぶりとなるプロデビュー戦で優勝を飾る快挙を挙げました。タイガー・ウッズやオチョアに並ぶ活躍が期待される現在20歳のチャンは、今大会でも栄冠に輝くのでしょうか？
予想オッズ2番人気15.00倍のコ・ジンヨンは世界ランキング在位期間が歴代トップ159週の偉業を達成し、抜群の安定感を誇ります。2019年「ANAインスピレーション」でメジャー初優勝を飾って初のランク1位に浮上しました。昨季は手首の怪我に悩まされましたが、今季5月の「コグニザント ファウンダーズカップ」で2勝目を挙げるなど7ヶ月ぶりにトップへと返り咲きました。長年トップに君臨するその技術と精神力で、他を圧倒するプレーを見せてくれるでしょうか。
続く3番人気はアタヤ・ティティクルで19.00倍です。2020年プロに転向してから、LETの21年シーズンには2勝を挙げて、史上最年少の18歳でレース・トゥ・コスタ・デル・ソル・の覇者となりました。更に、予選会を経て米ツアーに参戦した2022年3月には「JTBCクラシック」でルーキー1番乗りとなる初優勝、9月「ウォルマートNWアーカンソー選手権」で2勝目を挙げ、翌10月には19歳で世界ランキング1位に立つなど勢いに乗っています。タイの新星アタヤの活躍にも注目が集まります。
【全米女子オープン2023優勝予想オッズ】
※オッズは３日午後６時現在
日本勢の中で最もメジャー制覇に近いのは誰か？
今大会出場する日本人選手の中で最も優勢予想なのが古江彩佳です。古江はアメリカツアー本格参戦となった昨シーズンにスコットランド女子オープンで初優勝を果たすと、今シーズンも14試合中7試合でトップ10フィニッシュしており、いつメジャー優勝してもおかしくないところまで来ています。予想オッズは全体では11番人気の31.00倍です。史上4人目のメジャー覇者となれるのか期待が集まります。
2021年大会といえば、笹生優花と畑岡奈紗による日本人対決で大いに盛り上がりました。激闘を制したのは、当時19歳でメジャー初優勝を飾った笹生です。畑岡はこの時、惜しくも負けを喫しましたが今大会の予想オッズは36.00倍と笹生より優勢の予想です。笹生優花は先述の通り、2021年大会優勝者であるとともに直近の全米女子プロゴルフ選手権でも首位と1打差の2位につけるなど、2つ目のメジャー制覇にあと1歩のところまで迫っています。予想オッズは日本勢では5番人気の51.00倍です。再び日本勢による熾烈なトップ争いとなるのか、2年ぶりの日本人メジャー制覇にも期待が高まります。
女子ゴルフの頂点を決めるメジャー最高峰の全米女子オープンゴルフ選手権でトップ選手らを制し、輝かしい栄冠を掴むのは？
