【888sport】NASCAR2019:カイル・ブッシュが優勝オッズで最有力予想!昨季Vのジョーイ・ロガーノは6番手タイ

トヨタ・カムリ

F1よりも、インディカーよりも、北米を熱く燃え滾らせるモータースポーツ。それがNASCARです。オーバルコースを時速300km/h以上もの超高速で爆走するスピードの狂宴が、まもなく2019年も幕を開けようとしています。

888sport世界中に2,500万人以上のユーザーを持つオンラインカジノグループに属するブックメーカー「888sport」が優勝オッズを発表していますので、その数字を参考に大会展望をご紹介していきます。

北米最大のモータースポーツ、NASCAR

デイトナ・インターナショナル・スピードウェイ(デイトナ500開催地)

NASCARは元々ストックカーと呼ばれる、市販の四輪自動車を改造した車両で競われるレースとして発展してきました。現在は市販車に似せて作られたレーシングカーで勝敗が競われています。

そのルーツは20世紀初頭の北米におけるアマチュアの自動車レースにまで遡り、総括団体としてのNASCAR(全米自動車競争協会の略)は1948年にフロリダ州のデイトナ・ビーチで誕生しました。

そのトップカテゴリーであるモンスターエナジーNASCARカップ・シリーズは北米で絶大な人気を誇り、アメリカでの視聴者数は200万人から500万人にまで登るほど。日本でも人気の高いインディカーが50万人ほどと、その圧倒的な支持のほどが伺えます。

その開幕戦であるデイトナ500は特に人気が高く、”グレート・アメリカン・レース”の異名をとっています。他のスポーツがオフに入っているということもあってかアメリカでは国民的なイベントとなっており、2017年には平均1200万人、最大2300万人が視聴したとされています。

同年のインディ500(平均120万人、最大560万人)と比較しても10倍ほどの差がついており、まさにNASCARは北米最大のカーレースと呼ぶにふさわしい数字を残していることが分かるでしょう。

2018年を制したのはロガーノ!自身初、フォードに04年以来の優勝もたらす

ジョーイ・ロガーノ(昨年度優勝セレモニー)

11月18日にフロリダ州ホームステッドで迎えた2018年最終戦となる第36戦、チャンピオン獲得権を持つジョーイ・ロガーノ(フォード・フュージョン)、マーティン・トゥーレックス・ジュニア(トヨタ・カムリ)、カイル・ブッシュ(トヨタ・カムリ)、ケビン・ハーヴィック(フォード・フュージョン)の4人のドライバーのうち、トップでチェッカーを受けたものがチャンピオンとなる展開となりました。

全長約2.4kmのオーバルコースを80周、80周、107周の3ステージ合計267周で争う最終戦を制したのはアメリカの27歳、ジョーイ・ロガーノ。第3ステージ残り13周でトップに立ち、そのまま逃げ切りに成功。シーズン3勝目で自身初、所属するフォードにとっては2004年以来となるNASCARカップシリーズチャンピオンの座に輝いています。

2019年の開幕は2月17日、最終戦は11月17日に開催

ホームステッド・マイアミ・スピードウェイ(最終戦開催地)

2019年のNASCARカップ・シリーズは例年通り36戦を開催。開幕戦となるデイトナ500は2月17日に開催されます。

その他、ファン投票で選抜されたドライバーのみが出場するオールスターは5月18日、シリーズ最長600マイルのコカ・コーラ600は5月26日、プレーオフのスタートとなるラスベガス戦は9月15日、そしてシリーズチャンピオンを決める最終戦は11月17日に開催される予定となりました。

優勝オッズトップはカイル・ブッシュ!ハーヴィック、エリオットらが追う

【NASCAR2019優勝オッズ】
NASCAR2019優勝オッズ※オッズは6日午後6時現在
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2019年のNASCARカップ・シリーズで優勝候補筆頭となったのは、ジョー・ギブス・レーシング(トヨタ)のカイル・ブッシュ。オッズは5.50倍となりました。

2番手はスチュワート=ハース・レーシング(フォード)のケヴィン・ハーヴィックで6.00倍、3番手タイはヘンドリック・モータースポーツ(シボレー)のチェイス・エリオットとジョー・ギブス・レーシング(トヨタ)のマーティン・トゥーレックス・ジュニアで8.00倍。

5番手はチップ・ガナッシ・レーシング(シボレー)のカイル・ラーソンで9.00倍、6番手タイはチーム・ペンスキー(フォード)の同僚であるブラッド・ケセロウスキーと昨年度王者のジョーイ・ロガーノの2人で9.50倍となっています。

NASCARのトップヒール、ブッシュが再びその王座を奪還するか

カイル・ブッシュ

2015年には11戦を怪我で離脱しながらも3戦連続で勝利を挙げるといった離れ業で年間王者となったブッシュ。2016年からは3位、2位、4位と優勝には及ばないものの、安定して優勝争いに絡み続けています。

2018年にも3戦連勝を挙げるなど、その爆発力は33歳となった今も健在。NASCARきっての憎まれ役であるブッシュが再び年間王者の座につき、表彰台の一番上で万雷のブーイングを浴びる日が今年こそ来るのかもしれません。

老いてなお成長を続けるハーヴィックが2度目の王座を狙う

ケヴィン・ハーヴィック

下位カテゴリーも含めれば1995年から、トップカテゴリーでは2001年からNASCARで戦い続けている大ベテランであるハーヴィック。

過去に優勝を果たしたのは2014年のみですが、過去2年はともに3位、昨年は8度の勝利を挙げており、衰えたどころかキャリア最多勝利を記録しています。

現在のNASCAR最年長年間王者記録は1983年にボビー・アリソンが達成した45歳です。43歳で新シーズンを迎えるハーヴィックが優勝するには年を取りすぎているなんてどこの誰が言えるでしょうか。

遅れてきた大器トゥーレックスがさらなる成長と栄冠を目指す

マーティン・トゥーレックス・ジュニア

2017年には参戦13年目にして悲願の優勝を成し遂げたトゥーレックス・ジュニア。2018年も連覇にあと少しというところまで詰め寄りましたが、惜しくもわずか5ポイント差で逃しています。

2004年から参戦するモンスターエナジーNASCARカップ・シリーズでは、2015年に4位入賞したほかは一ケタ順位すらありませんでしたが、ここ2年はまさにトップクラスの成績を残しており、30代後半になってから全盛期がやってきた大器晩成型と呼べる選手です。

38歳のトゥーレックスがさらなる成長を見せることができれば、王座は彼の手中にあるといっても過言ではないのかもしれません。

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