先日ご紹介したUEFAチャンピオンズリーグの決勝トーナメントとほぼ同時期に行われる、UEFAヨロッパリーグの決勝トーナメントがまもなく開催されます。『チャンピオンズリーグは欧州1位を決める大会だけどヨーロッパリーグって?』という方も結構な割合でいます。チャンピオンズリーグは各リーグの上位チームのみが出場枠であるのに対し、ヨーロッパリーグは各リーグの順位の真ん中から上位まで出場可能という点やチャンピオンズリーグで予選敗退チームの出場枠があったりしますのでチャンピオンズリーグの一つ下のリーグといえます。とはいえどちらのリーグにせよ世界最高峰のリーグという点はどちらも間違いありません。また、ヨーロッパリーグに優勝したチームは翌年のチャンピオンズリーグにストレートで出場出来るという点でもヨーロッパリーグはチャンピオンズリーグの下部リーグだとはいえず力を注げるリーグだといえます。出場チームは全32チームで構成され、トーナメント方式で優勝争いします。
出場チームは以下の通りです。
◆首位通過(CLグループリーグ3位チーム含まれる)
ローマ(セリエA イタリア)
ナポリ(セリエA イタリア)
ACミラン(セリエA イタリア)
アーセナル(プレミアリーグ イングランド)
レスター(プレミアリーグ イングランド)
トッテナム(プレミアリーグ イングランド)
マンチェスター・ユナイテッド(プレミアリーグ イングランド)
レヴァークーゼン(ブンデスリーガ ドイツ)
ホッフェンハイム(ブンデスリーガ ドイツ)
ビジャレアル(ラ・リーガ スペイン)
レンジャーズ(スコティッシュプレミアシップ スコットランド)
PSV(エールデヴィジ オランダ)
アヤックス(エールデヴィジ オランダ)
ディナモ・ザグレブ(プルヴァHNL クロアチア)
クラブ・ブルッヘ(ジュピラー・プロ・リーグ ベルギー)
シャフタール・ドネツク(ウクライナ・プレミアリーグ ウクライナ)
◆2位通過(CLグループリーグ3位チーム含まれる)
グラナダ(ラ・リーガ スペイン)
レアル・ソシエダ(ラ・リーガ スペイン)
ベンフィカ(プリメイラリーガ ポルトガル)
ブラガ(プリメイラリーガ ポルトガル)
ヴォルフスベルガー(ブンデスリーガ オーストリア)
ザルツブルク(ブンデスリーガ オーストリア)
ヤング・ボーイズ(スーパーリーグ スイス)
モルデ(エリテセリエン ノルウェー)
スラヴィア・プラハ(チェスカー・プルヴニー・フォトバロヴァー・リガ チェコ)
リール(リーグ・アン フランス)
マッカビ・テルアビブ(イスラエル・プレミアリーグ イスラエル)
アントワープ(ジュピラー・プロ・リーグ ベルギー)
ツルヴェナ・ズヴェズダ(セルビア・スーベルリーガ セルビア)
ディナモ・キエフ(ウクライナ・プレミアリーグ ウクライナ)
クラスノダール(ロシア・プレミアリーグ ロシア)
オリンピアコス(ギリシャ・スーパーリーグ ギリシャ)
参加チームが32チームあるのもあり優勝予想というのは悩ましい点もありますがその点は大手ブックメーカー『ウィリアムヒル』の優勝オッズが発表されていますので参考にし優勝の展望を紹介したいと思います。
優勝への王手はプレミアリーグ勢か?
決勝トーナメント出場チームが最終確定する直前まではアーセナルとトッテナムの2強となっていましたがマンチェスターUが加わり、オッズがガラッと変わりマンチェスターUとトッテナムのプレミアリーグ勢の同率7.00倍、ACミラン10.00倍とナポリの11.00倍と続いています。トッテナムとしても今季のプレミアリーグでは苦境の状況になっているところもありこのヨーロッパリーグで優勝を勝ち取り来季のヨーロッパリーグ・プレミアリーグ共に焦点をあてたいところでしょう。マンUはチャンピオンズリーグで3位となりヨーロッパリーグへ回ってきた形となったがここは課題を解消し優勝して晴れてチャンピオンズリーグへ帰り咲きたいところです。
【UEFAヨーロッパリーグ20-21優勝オッズ】
※オッズは15日午前11時現在
ACミランの救世主となるか?
優勝オッズでは3番目となるACミランではあるがその中でも注目したいのがイタリア代表MFサンドロ・トナーリである。トナーリは昨年よりACミランへ移籍し注目されていましたが今の所大きなチャンス恵まれていませんがこの大会でアピールしたい。またアルジェリア代表のスマエル・ベナセルも怪我で離脱していましたが、続々と注目選手の復帰も果たしており、ACミランの優勝までの救世主たちでトロフィーを勝ち取るのか見届けたい。
以前まではチャンピオンズリーグの影になりがちでありましたが、日本人選手の欧州進出もあり注目も浴びるようになりましたので見応えとしても充分あります。残念ながら前年は数名所属していた日本人選手も今年出場チームに日本人選手であるのはビジャレアルの久保建英のみであるが出場し活躍しているとこも目にしたいですが、チャンピオンズリーグと共に次期チャンピオンズリーグへ駒を進めるための過程ともなるヨーロッパリーグを楽しむことをお勧めしたいです。