コパ・アメリカと時期ほぼ同じくしてEURO2020もまた決勝トーナメントの準決勝が始まります。今大会もコパ・アメリカと共に昨年新型コロナウィルス感染症の流行により延期となりました。今回は24カ国の出場国がある中の頂点を決める大会のクライマックスが始まります。
今大会は開催都市を分散させての開催となりました。準決勝はイタリア、スペイン、イングランド、デンマークの4カ国に決定しました。
大会展望を「1xBit」でご覧頂きながらご紹介に移りたいと思います。
準決勝は国名を聞くだけでも神々しい強豪国が集結
優勝に一番近い国はイングランドで2.52倍と高い支持です。華々しくベスト4入りしたと思いきや、ブラジルW杯では惨敗で終わり、前回のユーロでは決勝トーナメント1回戦で終わるなど低迷期も少なくない。今回こそはとイングランド全体が盛り上がっていることは間違いでしょう。また、ブックメーカーの本家本元ですので、ブックメーカー全体でイングランド推しになっています。国担いでのイングランド推しでもありますが、それだけではなく今回の開催方法は重複しますが分散開催ではありますのでグループリーグから決勝まで、7試合中6試合をホームで戦うことができるイングランドにとって優位な設定であることは、紛れもない事実です。しかしながらイタリアとスペイン程のバランスの良さでいうと劣るところもあり実戦で波乱が生じる可能性は十分起こり得ます。
2番目に優勢はイタリアです。オッズにおいては3.15倍でイングランドとそこまで差が開かずの倍率です。準々決勝が終わると、スペインよりイタリアのほうが、準々決勝の戦い方がよかったためイタリアに期待ができます。ドメニコ・ベラルディ(サッスーロ)とフェデリコ・キエーザ(ユベントス)が務める右ウインとロレンツォ・インシーニェ(ナポリ)が務める左ウイングで両翼からの崩しがなにより敵には効いてきます。準々決勝の対ベルギー戦で、活躍中の左サイドバック(SB)レオナルド・スピナッツォーラ(ローマ)が負傷しました。ケガの程度で言うと数ヶ月の離脱と言われ、そこがイタリアにとってはキーポイントになるのではないでしょうか。
3番目にはスペインが3.80倍でイタリアとそう大差ないですが、そこにはずば抜けて惹きつけられる選手がいないと言うことでもそこがチームとしても統制は取れていますが、小粒感が否めないところが現実です。また攻めが弱く守り寄りの陣営というところが惜しい問題です。しかし、イタリアの主力選手が離脱したこともあり、勝利の可能性というとそこまで厳しい道とは言えないでしょう。スペインの活躍にも期待したいところです。
【UEFA EURO2020優勝オッズ】
※オッズは5日午後2時現在
イタリア、EURO新記録を樹立!
イタリア代表は2日、欧州選手権(EURO 2020)の準々決勝でベルギー代表と対戦し、2-1で勝利を収めた。これで予選を含めて15連勝しました。これは欧州サッカー連盟(UEFA)によれば大会新記録ということで何とも誇らしい記録です。国際Aマッチでは13連勝でありますし、連続無敗記録も32試合に更新中です。6日にファイナル進出を懸け、準決勝のスペイン代表戦に臨みます。4カ国もいよいよ佳境に入りどの国も気を抜けない戦いとなります。