6月7日に世紀の決戦が行われます。ボクシングのWBAスーパー＆IBF世界バンタム級王者・井上尚弥と対戦相手はWBC同級王者ノニト・ドネアで3団体の王座統一戦となる運命の一戦です。今回も地上波での放送はなくAmazonの「プライム・ビデオ」でライブ配信で独占配信です。前回ではプライム・ビデオが日本でもスポーツのライブ配信を開始し、その第1弾として中継されたのが4月に行われた村田諒太とゲンナジー・ゴロフキンの世界ミドル級王座統一戦で井上－ドネア戦はその第2弾となりますので、このような人気の高い一戦が地上波が獲得できずインターネット上の配信での独占が優先になるのも時代の変化というのを感じずにいられません。
3団体王座統一戦の展望は「ベットチャンネル」をご覧いただきながら詳細のご紹介をさせていただきます。
圧倒的に井上尚弥の勝利か？
今回の対戦は日本人は当然のこと、世界の人々も熱い視線を向けているビッグマッチと言っても過言ではないでしょう。両者の戦いは2年7か月以来となりますが意見は二分しているとはいえ、今の所井上尚弥勝利が多いところが現状です。2019年11月ノニト・ドネアに判定勝ちで下し、その時の両者はお互いを讃え合い、いい試合であったと言えます。多くの海外メディアで年間最高試合に選出された名勝負でしたので今回の試合は待望の再戦です。オッズは井上尚弥の完全勝利に1.33倍とかなり優勢といえるでしょう。判定勝ちであっても3.34倍ですので力の差が見えます。プロデビューしてから8戦目での2階級制覇達成・世界ボクシング界の年間MVP獲得という輝かしい成績、プロになってからは無敗と今回もその強さを見せてくれるでしょうか。
【井上・ドネア戦の対戦オッズ】
※オッズは２８日午後１３時現在
ノニト・ドネア、2年7か月ぶりのリベンジへ！
ドネアの母国フィリピンでも今回の一線を大きく注目しています。フィリピンのテレビ局でも「イノウエ戦ではジャブを増やすことが必要」と手数の差で勝負することが肝であると言っています。前戦はドネアが2回に得意の左フックをお見舞いしたものの、11回に左ボディーでダウンを奪われるなどで判定負けという悔しい結果でしたので、今回は一手でも井上より多くジャブを見せてくれることを願いたいところです。肝心のオッズはドネア完全勝利に15.62倍、判定勝ちにも19.16倍でドネア勝利は苦しい戦いになりそうです。
