全仏オープンは、毎年5月末に開催されるテニスの4大大会です。5月22日から開催の全仏オープンですが早くも波乱が待ち構えている雰囲気が漂っています。グランドスラムの中でも1年のスタートは全豪オープンとなりますが、今年の全豪オープンは別の意味で話題となりました。新型コロナワクチンを接種せずに今年の「全豪オープン」に参加しようとし、最終的に国外退去となってしまった世界王者ノバク・ジョコビッチでした。悪者というのは新型コロナウィルスであるにも関わらずジョコビッチが悪者扱いになっている状況を見るのは見ていて辛いものではありましたが今後テニスのスポーツ以外の場面で話題になるようなことがない情勢になることを願うばかりです。
そんな今回の「全仏オープン」の大会展望は「Pinnacle」の優勝オッズとご一緒にご覧いただきましょう。
男子テニス：ジョコ、ナダル、アルカラスが同じ山に
男子シングルスは19日に組み合わせが発表され、前回覇者のノバク・ジョコビッチと通算優勝13回のラファエル・ナダル、19歳の若手カルロス・アルカラスが同じ山に入ったことがわかりました。ドローの上半分が厳しい組み合わせとなり、順当に行けば世界ランキング1位のジョコビッチと同5位のナダルは早くも準々決勝で激突する形で準決勝では、10代では史上8人目となる（グランドスラム）男子シングルス制覇を目指すアルカラスが、ジョコビッチとナダルの勝者と激突となるでしょうか。
今年初のグランドスラム優勝を狙うジョコビッチは今月のBNLイタリア国際6度目の大会制覇を飾り今回も2.980倍でコンディションの良さを伺えます。ナダルは4.580倍で得意の全仏であるのでこれは負けられません。話題のアルカラスは3.300倍でジョコビッチの次に支持が高く視線が集まります。日本人選手の西岡良仁、ダニエル太郎は出場が決定しています。
【全仏オープン男子シングルス優勝オッズ】
※オッズは２０日午後１２時現在
5度目の四大大会（グランドスラム）優勝狙う大坂なおみ
19日に同じく女子シングルスの組み合わせを発表されました。世界ランク38位の大坂なおみは1回戦で、1月の全豪オープン3回戦で敗れた同28位のアマンダ・アニシモバと対戦することが決定しました。今回で6度目の出場となる24歳の大坂は全仏オープンでの最高成績は3回戦進出となりますが今年が最高記録と言わず優勝となって欲しいところです。
大坂なおみのオッズは21.620倍で優勝に近いと言いにくいところが正直な感想です。一番有力なのは2020年の優勝者で世界ランキング1位のイガ・シフィオンテクで1.925倍です。イガ・シフィオンテクは第1シードに入り、初戦で予選勝者と顔を合わせることになります。前女王で第2シードのバルボラ・クレイチコバは1回戦でジアン・パリーと激突します。彼女の優勝オッズは15.440倍です。2番目に優勝へ有力なのはシモナ・ハレプは11.320倍ですので優勝は今のところイガ・シフィオンテクが最有力といえるでしょう。
優勝者オッズについてはブックメーカー「Pinnacle」が随時更新しておりますので、最新のものをご確認ください。
【全仏オープン女子シングルス優勝オッズ】
※オッズは２０日午後１２時現在
