東京競馬場では今週から5週連続でG1が開催されます。その第一弾は5月8日(日)に行われるNHKマイルC(G1、1600㍍・芝)です。3歳マイル王に輝くことができるのはどの馬でしょうか。同レースは1953年から1995年まで東京優駿(日本ダービー)のトライアル競走として施行されていた「NHK杯」を前身としていますが、当時はクラシック競走に出走できなかった外国産馬や短距離適性のある馬に目標となる大レースを4歳馬(現在は3歳馬)春に創設したことが始まりです。NHK交響楽団のメンバーが、発走前のファンファーレを生演奏するのが恒例となっている名物で今年も大半の人はテレビで見ることになりますが、それもまた楽しみな点です。
出走予定の馬は以下の通りです。
・セリフォス
・ダノンスコーピオン
・インダストリア
・ジャングロ
・マテンロウオリオン
・プルパレイ
・キングエルメス
・ソネットフレーズ
・アルーリングウェイ
・タイセイディバイン
・ダンテスヴュー
・ソリタリオ
・ドーブネ
・ステルナティーア
・トウシンマカオ
・オタルエバー
・フォラブリューテ
・ディオ
・デルマグレムリン
・セイクリッド
・カワキタレブリー
3歳マイル王の座をかけて激突する同レースの動向や単勝オッズなど気になるオッズを「ウィリアムヒル」を見ながら紹介予想に移りましょう。
福永と初コンビでG1初タイトルを狙うセリフォスが有力
朝日杯フューチュリティステークス2着以来のセリフォスが福永祐一騎手との初コンビでG1初タイトルを狙います。久々のレースでありながらもそんなブランクを感じさせない練習での走り振りだと言います。セリフォスは1番人気で4.00倍です。ぶっつけ参戦でG1初制覇へ挑みます。同一一番人気のダノンスコーピオンも4.00倍です。ダノンスコーピオンは共同通信杯で7着に敗れましたがアーリントンC制覇で巻き返しに成功したことが今回のオッズにつながっている事でしょう。
ニュージーランドTを逃げ切りを果たし、ぐんぐん実力をつけ現在3連勝中のジャンクロは二番人気で7.00倍です。オーナーは「ウマ娘」でおなじみのサイバーエージェント社長・藤田晋氏です。シンザン記念の覇者マテンロウオリオンも同一2位の7.00倍で混戦模様の3強だけでなくマテンロウオリオン、プルパレイ、ソリタリオ、インダストリア、キングエルメスなどとずらりと揃っており、決め手が揺らぎます。同レースの過去でもほぼ万馬券となっているように今年も予想通りになりにくいとも言えるでしょう。
【NHKマイルカップ2022単勝オッズ】
※オッズは2日午後12時現在
今年も高額万馬券か?穴馬は?
史上まれに見る激戦となった天皇賞・春が終わり次は東京競馬場へ舞台は移りますが過去のレースで比較しても3歳馬のレースは波乱に満ちていると言っても過言ではありません。先述にもあるとおりセリフォス・ダノンスコーピオン・ジャンクロと3強となっていますが、混戦しているだけでなく過去にも穴馬が差すことも多く、油断できません。ファルコンS5着のトウシンマカオは26.00倍ですがコンディションも悪くなく同レースで汚名返上としたいところです。