1月12日にカタールにて開幕した『AFCアジアカップ2023』で、日本代表はかつて日本代表を率いたフィリップ・トルシエ監督が指揮を執るベトナム代表に苦戦するも、4-2で白星発進を決めました。そして、1次リーグ2戦目は1月19日にイラク代表と対戦します。イラク代表は9つあるAFCアジアカップ優勝経験国の1つで、日本代表が4位に終わった2007年大会の決勝でサウジアラビア代表を破り、初めてアジアの頂点に立ちました。今年の1月6日に行われたアジアカップ前最後のテストマッチでは、韓国代表を相手に0-1で敗れたものの、特に前半は鋭いカウンター攻撃で優勝候補を苦しめました。ロングボール1本で相手の背後を取ってゴールまで迫れるスピードや、その後のセットプレーなどの武器をいくつも持っているイラク代表に日本代表はどのような戦いを見せるのでしょうか？なお、こちらの試合の様子はテレビ朝日系列にて放送を予定しています。
AFCアジアカップカタール2023：日本代表vsイラク代表の展望は「bet365」でご覧頂きながらご紹介に移りたいと思います。
グループステージ首位突破を左右するイラク戦で三苫薫の復帰はあるのか？
サッカーのアジアカップで3大会ぶり5度目の優勝を目指す日本代表は、初戦のベトナム戦で一時は逆転を許しましたが、4-2で勝利し今大会白星発進を決めました。次なる相手となるイラク代表とは、2014年ブラジル、2018年ロシアの両ワールドカップのアジア最終戦で同組になっており、ブラジルでは、ホームとアウェーともに1-0で勝利。ロシアでのホームゲームは山口蛍の劇的なロスタイム弾で2-1と何とか勝ち切りましたが、アウェーでは1-1のドローという結果からも簡単に勝てる相手ではない難敵といえます。今大会のイラク代表は、日本より1日遅れの15日にインドネシア代表と対戦しており、球際や寄せの激しさ、個々のタフさ、粘り強さが大いに光りました。内容面でも相手を圧倒し、初戦を3-1で勝利。最前線のFWモハメド・アリ、19歳の若き左ウイング、アリ・ジャシムらのスピードは日本にとっても大きな脅威になるでしょう。
そんなイラク代表を相手に日本代表がどう戦うか注目が集まりますが、昨年12月21日のプレミアリーグ第18節クリスタル・パレス戦の試合終盤で左足首を負傷した三苫薫は、既に練習では別メニューでの調整ながら、ランニングやシュート練習も実施しているとのことで、大会期間中の復帰が期待されます。また、こちらも左太もも負傷の影響から初戦の出場が危ぶまれた久保建英は、ベトナム戦の後半39分にアジアカップデビューを飾り、今試合ではフル出場することが期待されています。そして、ベトナム戦でダメ押しとなるチーム4点目を叩き出した上田綺世や浅野拓磨、前田大然ら裏抜けが得意な選手、スピードに長けた伊藤純也らにも注目が集まります。予想オッズは、イラク勝利15.00倍、日本勝利1.20倍と日本代表が圧倒的優勢の予想です。グループステージで最強と目されるイラク戦はどのような展開となるでしょうか？
【AFCアジアカップカタール2023：イラク 対 日本予想オッズ】
※オッズは１６日午後２時現在
4大会ぶり2度目の優勝を目指すイラク代表の注目選手は？
今大会で4大会ぶり2度目の優勝を目指すイラク代表は、現在スペイン人のヘスス・カサス監督が指揮しています。かつて、ルイス・エンリケ監督やロベルト・モレーノ監督のもと、スペイン代表のアシスタントコーチを務めた人物で、トップレベルでの監督経験は浅いものの、監督に就任した3ヶ月後にはいきなりアラビアン・ガルフカップでイラク代表を中東地域の頂点へと導きました。
チームにはイングランドやスウェーデン、ドイツなど欧州で育った選手が増えており、将来有望な若手も揃っています。2023年のU-20ワールドカップ出場メンバーからはフェイエノールト育ちのMFユスフ・アミンと、国内最高の実力と目されるMFアリ・ジャシムがアジアカップに招集されました。他にU-19スウェーデン代表歴を持つ18歳のFWモンタデール・マジード、9歳からマンチェスター・ユナイテッドで育ち、現在はオランダ1部ユトレヒトに所属するMFジダン・イクバルも選出されています。次世代を担う才能たちが集結した中東の強豪が、アジアの頂点への返り咲きを目指して日本代表と激突します。
