6月24日、東京・大田区総合体育館にて『SANKYO Presents LIFETIME BOXING FIGHTS 15』ボクシングWBAスーパーフライ級タイトルマッチが開催されます。対戦するのは、WBAスーパーフライ級王者・ジョシュア・フランコと前WBO同級王者・井岡一翔です。両者は昨年大晦日の対戦で判定1-0と引き分けており、井岡は今回自身の進退をかけてリベンジマッチに挑みます。「倒して勝つ」ことにこだわり、圧倒的な力の差を見せつけて勝利すると宣言していますが、果たして覚悟のリマッチの行方はいかに?こちらの試合の様子はABEMA PPVにて独占ライブ配信予定です。
WBAスーパーフライ級タイトルマッチの展望は「ベットチャンネル」でご覧頂きながらご紹介に移りたいと思います。
世界4階級制覇王者・井岡一翔が挑むダイレクトリマッチとは?
昨年大晦日に行われた王座統一決定戦では、フランコのフィジカルの強さと手数の多さに対し、井岡はブロックと打ち終わりを狙い、互いに譲らない展開が続きました。そうして試合はドローで終わりましたが、今回井岡が保持していたWBOのベルトを返上してまでダイレクトリマッチを選択したのには、長年望んでいたWBC同級王者ファン・フランシスコ・エストラーダとの頂上決戦に向け邁進するために、フランコとの完全決着をつけたいという強い思いがありました。井岡自身の進退を懸けた負けられない大一番を前に、渡米し単身ラスベガスへ。世界王者を19名も育て上げた名トレーナーのサラス氏のもと、約1ヶ月半をかけて更に技術を磨き上げ決戦に挑みます。
対するジョシュア・フランコはデビュー以来13連勝で順調に世界への道を進み、WBCユーススーパーフライ級シルバーや、NABF北米バンダム級、WBAインターナショナルバンダム級など数々の地域王座を獲得してきました。この期間で敗戦したのは2018年の1度だけです。20年にはWBA王者アンドリュー・モロニーとの対戦で判定勝ちにて初戴冠。その後のダイレクトリマッチでは右目を負傷し無判定試合になるも、昨年再び対戦し判定勝利で防衛を果たしました。手堅い試合運びとテクニックが持ち味のフランコですが、KO率はさほど高くはありません。しかし、その手数の多さは前回の対戦で井岡に決定的な攻撃の隙を与えず、後手に回すほどでした。果たして今回はどのような試合展開を見せてくれるのでしょうか?
試合予想オッズはフランコが優勢か?
気になる試合の予想オッズは、フランコ勝利1.79倍、井岡勝利1.97倍とフランコが優勢の予想です。井岡KOラウンド予想を見ても「KOできない」が1.11倍と井岡にとっては厳しい試合展開になることを予想しています。井岡が同じ相手との再戦するのは3回目で、過去2人はいずれも再戦で完勝を収めています。対するフランコも再戦には強く、3度戦ったオスカー・ネブレテには1勝2分け、アンドルー・モロニーには2勝1無効試合と好成績。更に3度目の防衛成功を前に、前回を上回るハードトレーニングで調子を上げてきています。
世界戦勝利数は日本人最多の20勝、プロ通算30勝も目前の井岡が覚悟のリマッチで圧倒的な勝利を見せつけることができるのでしょうか?
【WBA世界スーパーフライ級タイトルマッチ:ジョシュア・フランコ vs. 井岡一翔 試合予想オッズ】
※オッズは21日午後7時現在