5月7日東京競馬場にて第28回NHKマイルカップ（G1、芝・1600㍍）が開催されます。3歳牡牝馬によるマイル王決定戦は、マイル中心に出走してきた馬だけでなく、スプリント路線や皐月賞出走組などクラシック王道路線からの参戦も混在する特徴があります。実力が測りにくいことから「荒れる」展開となる事もしばしばありますが、今年のマイル王に輝くのは果たしてどの馬でしょうか？
出走予定馬は以下の通りです。
カルロヴェローチェ（牡3、栗東、須貝厩舎）
エエヤン（牡3、美浦、伊藤大厩舎）
ドルチェモア（牡3、栗東、須貝厩舎）
クルゼイロドスル（牡3、栗東、高橋忠厩舎）
ダノンタッチダウン（牡3、栗東、安田隆厩舎）
オオバンブルマイ（牡3、栗東、吉村厩舎）
ショーモン（牡3、栗東、橋口厩舎）
オールパルフェ（牡3、美浦、和田雄厩舎）
モリアーナ（牝3、美浦、武藤厩舎）
セッション（牡3、栗東、斉藤崇厩舎）
ウンブライル（牝3、美浦、木村厩舎）
タマモブラックタイ（牡3、栗東、角田厩舎）
シャンパンカラー（牡3、美浦、田中剛厩舎）
シングザットソング（牝3、栗東、高野厩舎）
トーホウガレオン（牡3、栗東、石坂厩舎）
ナヴォーナ（牡3、栗東、矢作厩舎）
ユリーシャ（牝3、栗東、中村厩舎）
フロムダスク（牡3、栗東、森秀厩舎）
サトノヴィレ（牡3、美浦、鹿戸厩舎）
ミシシッピテソーロ（牝3、美浦、畠山厩舎）
NHKマイルカップの展望は「ウィリアムヒル」でご覧頂きながらご紹介に移りたいと思います。
予想最有力はエエヤンとドルチェモアの一騎打ち！
前走のニュージーランドトロフィー最後の直線で末脚を伸ばして勝利を掴んだエエヤンは、マイル戦向きの脚質であることから人気が高く予想オッズは4.50倍です。デビューからの2戦は勝ちきれませんでしたが、3走前からマイル路線に挑むと、あっという間に頭角を表し3勝をあげました。3連勝の舞台はいずれも中山競馬場だったので、東京のマイルコースで勝ち切れるのか注目です。
2歳王者のドルチェモアも予想オッズ4.50倍と人気です。無敗のまま朝日杯フューチュリティステークスを制し、その強さを見せつけましたが、今年初戦のニュージーランドトロフィーでは期待を大きく裏切る7着に敗れました。前走の大敗を巻き返し、再びトップに君臨することができるでしょうか？
ファルコンステークス2着のカルロヴェローチェは予想オッズ3番人気の11.00倍。前走ラストの直線でみせた鋭い伸びは、身体能力の高さを感じさせました。同じく予想オッズ11.00倍のオオバンブルマイは、今年初戦となったアーリントンカップを制し、昨年の京王杯2歳ステークス以来のJRA重賞2勝をあげた実力馬です。さらに今回オオバンブルマイに騎乗するのがNHKマイルカップで歴代最多タイ3勝挙げている武豊騎手であることも注目を集めています。
【NHKマイルカップ2023単勝予想オッズ】
※オッズは４日午前１０時現在
6年ぶり牝馬勝利なるか？
デビュー以来5戦2勝、2着1回と3着2回の堅実な戦績を残してきたショーモンは予想オッズ13.00倍です。粘り強さとスタミナを併せ持つことから、東京マイルでもその実力が発揮できれば上位に食い込む可能性があるでしょう。長い直線でチャンスを掴むことができるでしょうか？差しの競馬を得意とする牝馬のモリアーナも注目馬で、予想オッズは15.00倍です。2走前のクイーンカップではハーパーやドゥアイズら強豪相手にタイム差なしの3着、ニュージーランドトロフィーでは4着でしたが、勝ち馬のエエヤンとの差はコンマ3秒と健闘しました。今回横山典騎手との初コンビですが、ベテラン名手に手綱を取られ6年ぶりの牝馬勝利となるか注目です。
逃げ切るためのスピードとスタミナが必須の東京競馬場で、混戦が予想される中3歳マイル王の座に輝くのはどの馬でしょうか？
