世界チャンピオンには賞金100万ドル(約1億2000万円)―。世界最大級の無料オンラインタイトル「League of Legends(リーグ・オブ・レジェンド)」の世界No.1を決める大会「League of Legends World Championship 2015」(LoLワールドチャンピオンシップ2015)が10月1日にフランスはパリで開幕します。
LoLは世界で最も人気のあるeスポーツで、今年8月には日本一決定戦「グランドチャンピオンシップ」が秋葉原で行われ、一部報道では会場には収容人数500人を超える客であふれかえり、インターネット配信の動画をリアルタイムで視聴した人数は約30万人もあったと言われています。海外では多くのプロゲーマーも存在し、年収1億円を超えるつわものも数多く存在し、eスポーツ全体ではこれまで3億5000万人が視聴しているとの報告もあるなど、欧米やアジア(特に、韓国や中国など)を中心に爆発的な人気を博しています。
LoLワールドチャンピオンシップ2015も世界中から熱い視線を注がれる大会の一つで、本大会には韓国から3チーム、中国から3チーム、台湾・香港・マカオから2チーム、北米から3チーム、欧州から3チーム、そしてインターナショナルワイルドカードから2チームの計16チームによって世界一が争われます。昨年の決勝では、Samsung Galaxy White(韓国)が3-1でStar Horn Royal Club(中国)を破って初の世界王者となりました。
【LoLワールドチャンピオンシップ2014決勝ハイライト】
フォーマットは、まず全16チームを4チームずつ4グループに分けてグループステージを戦います(日程:10月1日~11日)。Counter Logic Gaming(アメリカ)、Fnatic(スペイン)、LGD Gaming(中国)、そしてSK Telecom(韓国)の4チームはNo.1シードとしてそれぞれ別のグループに入り、残りのチームはこれまでの実績などに基づいて、さらに同じ地域のチームが同グループに2つ以上一緒にならないように各グループに振り分けられます。
【LoLワールドチャンピオンシップ2015グループリーグ組み合わせ】
※「esportspedia.com」より抜粋
グループリーグは、ダブルラウンドロビン方式(グループ内で総当たり戦を2回行う)で行われ、各グループ上位2チームが決勝トーナメントへ進出します(日程:準々決勝=10月15日~18日、準決勝=10月24日・25日、決勝=10月31日)。決勝が行われるドイツはベルリンで歓喜の渦を巻き起こすのはどのチームでしょうか?イギリスのブックメーカー「ウィリアムヒル」がLoL World Championship 2015の優勝オッズを発表していますので見てみましょう。
【LoLワールドチャンピオンシップ2015優勝オッズ】
※オッズは29日午前0時現在
優勝最有力と目されているのはSK Telecom T1(韓国)で1.73倍のオッズがついています。2番手にはEdward Gaming(中国)で5.00倍、3番手にはLGD Gaming(中国)で6.00倍とアジア勢が上位を占めています。4番手にはKT Rolster(韓国)で8.00倍、5番手にはFnatic(スペイン)が欧米勢で最もオッズが高い9.00倍のオッズとなっています。
韓国のプロゲーマー集団であるSK Telecom T1は、韓国の大手通信会社「SK Telecom」がメーンスポンサーを務め、チームをバックアップしています。SK Telecom T1は今シーズンの「SBENU Champions Spring 2015」および「SBENU Champions Summer 2015」で優勝を果たし、本大会のNo.1シードを獲得しました。本大会の優勝候補に名を連ねるEdward GamingやFnaticなどにも勝利しており、強さが頭一つ抜けている印象があります。
Edward Gamingは、今シーズンにこれまで8大会に出場し、そのうち7回優勝を収めている中国のチームです。9月の「2015 Season China Regional Finals」の決勝では、8月の「2015 LPL Summer Playoffs」で1-3で敗れて4位という屈辱を味わされたInvictus Gamingを3-1で破って本大会のシードを獲得しました。LoLワールドチャンピオンシップ2015での勝ちっぷりにも期待できます。
同じく中国から参戦のNo.1シードのLGD Gamingは、昨シーズンの雪辱に燃えています。昨年のLoLワールドチャンピオンシップには出場さえできませんでした。そこからチームは韓国から優秀な選手を招聘し、見事に蘇りました。トップ2人の韓国人プレイヤーの活躍もあって「2015 LPL Summer Playoffs」ではQiau Gu Reapersを3-2で破って2013年11月以来となる優勝を果たしました。
eスポーツファン、LoLファンにとっては待ちに待った大会がスタートします。ブックメーカーでは、優勝オッズのほかにも対戦ごとの勝者を予想ずる対戦オッズも発表しています。eスポーツ専門のブックメーカーで、ボクシングのマニー・パッキャオがパートナーを務める「VitalBet」がグループリーグの対戦オッズを発表していますので見てみましょう。
【LoLワールドチャンピオンシップ2015対戦オッズ】
※オッズは29日午前0時現在
また、「VitalBet」は他のブックメーカーに先駆けて、eスポーツのライブベッティングのサービス提供を開始しました。詳しくは「清崎民喜公式ブログ」を参照いただければと思いますが、刻一刻と変わっていく状況に応じてオッズも変化していき、どのタイミングでベットするのかを見極めるワクワク感がライブベッティングの最大の魅力です。ライブストリーミング映像も配信するとのことなので、これを機会に「VitalBet」で楽しまれてはいかがでしょうか?