大相撲一月場所(初場所)が東京・両国国技館で1月8日に初日を迎えます。一年のスタートとなる本場所であり、次の場所につなげる意味でも、各力士たちの奮闘に期待が集まる楽しみな場所です。
今年の一月場所の幕内の番付(上位)はこの様になっています。
【大相撲初場所2017幕内番付表(上位)】
※「日本相撲協会」より抜粋
<大相撲初場所幕内取り組みオッズ(Marathonbet発表)>
一月場所の注目力士は、横綱・白鵬。昨年の五月場所以来、優勝から遠ざかっていますが、地力はナンバーワンでしょう。先場所で優勝を果たし、初の連覇に挑む横綱・鶴竜にも注目が集まります。先場所の終盤で失速した横綱・日馬富士をはじめ、大関陣の奮起にも期待したいところ。また、17場所で新関脇に昇進した正代や、77場所を要して関脇に昇進した玉鷲など、本場所を盛り上げてくれそうな力士も目白押し。今年最初となる本場所は、自ずと期待が膨らみます。
【平成28年十一月場所千秋楽取組(鶴竜vs日馬富士)】
イギリスに本社を置く、約20年にわたる実績と信頼のあるブックメーカー「Marathonbet」(マラソンベット)が発表する大相撲の幕内優勝オッズを見ていきましょう。
【大相撲初場所2017幕内優勝オッズ】
※オッズは6日午前8時現在
優勝候補に挙げられている力士は、やはり横綱・大関陣となります。その中でも、以前の圧倒的な相撲は影を潜めていますが、地力のある白鵬を中心に、優勝争いが展開されることでしょう。日馬富士、鶴竜の両横綱はもちろん、稀勢の里や豪栄道、琴奨菊照ノ富士も優勝候補と目されています。
史上最多37回の幕内優勝(内、全勝優勝12回)、史上三人目の通算1000勝の大台に到達した白鵬。先場所は、全休明けの場所とだったこともあり、11勝4敗と、白鵬にしては物足りない結果に終わりました。ただ、最近の稽古の様子を見る限りは、昔の強さが戻りつつあるように感じます。魁皇が持つ、歴代最多の通算1047勝まで残り39勝。今年も記録の更新に期待のかかる白鵬は、1.90倍のオッズをつけており、優勝争いをけん引していく存在となるでしょう。
先場所は、横綱としての存在感を十分に発揮した鶴竜。14勝1敗で見事に3度目の優勝を飾りました。一月場所では、自身初の幕内連続優勝を目指しており、場所前の稽古でも新関脇の正代、玉鷲を圧倒。また、4大関を相手に8勝2敗と調子の良さを伺えます。本来の強さを取り戻し、連覇の期待がかかる横綱は、7.00倍のオッズとなっています。
重心の低い鋭い出足からの突き押し相撲がウリの日馬富士。先場所は終盤で3敗を喫するなど、横綱として不甲斐ない結果に終わりました。場所前の稽古も、両足首の怪我のため調子が上がらなかったようですが、年明けからは大関・照ノ富士をはじめとした関取衆との朝稽古でも本来の力を発揮しています。スピードと技のキレは抜群の日馬富士。完全復活へ期待は高まる横綱のオッズは、5.50倍となっています。
昨年の九月場所で、カド番大関として初めて全勝優勝を果たした豪栄道。綱取りのかかった先場所は、中盤戦から崩れ、9勝6敗の結果となってしまいました。相撲センス・パワー・テクニック・技のキレには拍車がかかりましたが、安定感は今一つ。九月場所のような相撲を取り続ければ、自ずと優勝争いの中心に踊り出ることでしょう。腰に不安を抱えているとの情報もありますが、奮起に期待がかかる豪栄道のオッズは14.00倍となっています。
昨年は三場所連続となった綱とりに失敗。それでも年間最多勝を挙げ、大関の面目を保った稀勢の里。綱取りのプレッシャーを感じずに本場所に臨んだ昨年の十一月場所は、12勝3敗とまずまずの成績。しかし、冬巡業を首の痛みにより途中離脱するなど体調面の不安を抱えていることも事実。直前の稽古でも、琴奨菊を相手に7勝3敗と圧倒されるなど不安は残ります。そういった状況でもオッズは5.00倍と、大本命・白鵬の対抗として注目を集めています。
昨年の一月場所で日本人力士として10年ぶりの幕内優勝を果たした琴奨菊。次の場所で綱とりに失敗してからは、精彩を欠く場所が続き、先場所は5勝10敗と大きく負け越し。一月場所は自身7度目のカド番大関として臨みます。膝に違和感を抱えているとの情報もありますが、稽古では徐々に調子は上向きに。2度目の優勝を目指す琴奨菊は、16.00倍のオッズをつけています。
ここ最近の場所では、大きく負け越し、ギリギリでカド番を脱出するといった状況の照ノ富士。相変わらず、古傷の左膝の状況が思わしくないようで、一月場所でも苦戦する可能性は大いにあり得ます。ただし、そんな状況でも先場所は白鵬を破るなど、型にはまれば十分な力を発揮することも事実。スケールの大きな相撲が持ち味の照ノ富士は、14.00倍のオッズとなっています。
昨年の十一月場所で11勝4敗という好成績を収めた正代。歴代2位となる、初土俵から17場所で関脇に昇進を果たすなど、新関脇で迎える一月場所での活躍が期待される力士の一人です。胸から強く当たり、相手の上体を起こしてから右を差す取り口を得意としています。新関脇・正代のオッズは29.0倍をつけています。
今年最初の本場所では、連覇を目指す鶴竜が賜杯を抱くのか?または、白鵬が完全復活を遂げ、再び相撲界を席巻するのか?日馬富士や稀勢の里といった実力者が賜杯を抱くのか?正代や高安、御嶽海や遠藤といった次世代のスターが躍進するのか?注目の大相撲初場所は 、1月8日に初日を迎えます。