【10Bet】UEFAヨーロッパリーグ2017-2018:ブックメーカー発表の優勝オッズでACミランが優勝最有力! アーセナルが僅差であとを追う

酒井宏樹

10Bet ロゴUEFAチャンピオンズリーグに次ぐ規模を誇る欧州カップ戦であるUEFAヨーロッパリーグ。トップリーグのみならず、ヨーロッパの各国リーグからもビッグタイトルを虎視眈々と狙う強豪チームが集結します。日本人選手も多く参戦するこの大会の優勝オッズをブックメーカー「10Bet」が発表していますので、それを参考に今大会の優勝展望をご紹介していきます。

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昨季はユナイテッドがその貫禄を示して優勝を飾る

マンチェスター・ユナイテッド(優勝セレモニー)

2016-17年のヨーロッパリーグは、就任1年目のジョゼ・モウリーニョ監督率いるマンチェスター・ユナイテッドが見事激戦を勝ち抜き、王座を手にしました。このタイトル獲得により、マンチェスター・ユナイテッドは翌シーズンのUEFAチャンピオンズリーグおよびUEFAスーパーカップの出場権を獲得しています。

スウェーデン・ソルナで行われた決勝戦では、オランダの名門アヤックスと対戦。序盤からゲームを支配すると2016年夏の大補強で獲得したポール・ポグバとヘンリク・ムヒタリアンの2人がゴールを奪い、2-0の勝利に大きく貢献しました。

日本人所属クラブでは、内田篤人のシャルケ04が準々決勝、久保裕也のヘントがベスト16、瀬戸孝幸のアストラ・ジュルジュがベスト32に進出しています。

イタリアの雄が優勝候補筆頭に挙げられる

【2017-18年UEFAヨーロッパリーグ優勝オッズ】
2017-18年UEFAヨーロッパリーグ優勝オッズ➀
2017-18年UEFAヨーロッパリーグ優勝オッズ②
※オッズは13日午後6時現在

ブックメーカー「10Bet」が発表した優勝オッズによると、2017-18年シーズンのUEFAヨーロッパリーグ優勝最有力候補に挙げられたのはACミラン。オッズは7.00倍が付けられています。新しくオーナーとなった中国資本のバックアップのもと莫大な資金を移籍市場に投入したACミラン。決死の覚悟でタイトルを奪いにかかることでしょう。

2番手はアーセナルでオッズ7.50倍。近年は毎年のように進退が問題となっているアーセン・ベンゲル監督としては、ここで久しぶりのビッグタイトルを獲得して退任を求めるファンの声を黙らせたいところでしょう。

3番手にはビジャレアル、エバートン、アスレティック・ビルバオの3クラブが23.00倍で並びました。6番手タイには日本の酒井宏樹擁するオリンピック・マルセイユがオッズ26.00倍で挙げられています。

その他、大迫勇也のケルンが41.00倍、原口元気のヘルタ・ベルリンが51.00倍、南野拓実のレッドブル・ザルツブルグが126.00倍のオッズを付けられています。

✩UEFAヨーロッパリーグ2017-2018の優勝予想投票は記事最後に!

大迫勇也

欧州の覇権奪還を期すACミラン

レオナルド・ボヌッチ

昨シーズン末に中国資本に身売りし、長年続いたシルビオ・ベルルスコーニオーナー体制に終止符を打ったACミラン。80年代に「オランダトリオ」で欧州を席巻した当時から続いた栄光の歴史を終え、新たなスタートを切っています。

今年夏の移籍市場では本田圭佑を筆頭に大量の選手を放出。代わりに300億円ともいわれる莫大な移籍金を投じ、戦力を刷新しました。中でも一番の注目はユベントスから獲得したレオナルド・ボヌッチ。不動のイタリア代表センターバックでもある彼のACミラン移籍は誰も予測のできないものでした。これ以上はあり得ないといえるほどのディフェンスライン強化に成功しています。

かつてイタリア代表で活躍し、「小型飛行機」の愛称で親しまれたヴィンチェンツォ・モンテッラ監督のもと、ACミランはかつて欧州の舞台をわがものとしていた姿を取り戻すことが求められます。昨年のユナイテッドのように、大補強を結果に結びつけることができるのか、注目されるところです。

欧州タイトルを獲得し、ファンの支持を得たいアーセナル

アーセン・ベンゲル監督

19シーズン続いた欧州CL連続出場が途絶え、ヨーロッパリーグ出場に回ったアーセナル。ファンのベンゲル監督退任を求める声は日々激しさを増しており、今シーズンこそ大きなタイトルを獲得しないと、いよいよベンゲル体制も終焉を迎えることとなりそうです。このヨーロッパリーグのタイトルは命綱となることでしょう。

今夏の移籍市場ではリヨンからフランス代表FWアレクサンドル・ラガゼットを争奪戦の末獲得。移籍が噂された主力のアレクシス・サンチェスやメスト・エジルも残留し、戦力を維持することができました。リバプールに移籍したアレックス・オックスレイド=チェンバレンの穴も大きな影響はないはずです。

アーセナルはここまでプレミアリーグでは2勝2敗。開幕戦でレスター・シティに競り勝つも次節では格下ストーク相手に不覚を取り、さらにリバプールに0-4と完敗と安定感の無い戦いをしています。とはいえ世界でもトップレベルの選手が多くそろっているのは確かなこと。第4節にボーンマスに3-0で勝利したことをきっかけに、かつてベンゲル監督のもとで無敗優勝を成し遂げた2003-04シーズンの強さを取り戻すことができるでしょうか。

酒井宏樹が欧州のビッグタイトルに挑む

オリンピック・マルセイユ

オリンピック・マルセイユで2年目のシーズンを迎える酒井宏樹。今年ヨーロッパリーグをマルセイユが優勝を成し遂げるとなれば、日本人選手としては2001-02シーズンに小野伸二がフェイエノールトの一員として制覇して以来の快挙となります(当時はUEFAカップ)。

今シーズンは元フランス代表GKスティーブ・マンダンダが1年ぶりに復帰、さらにフランス代表DFアディル・ラミ、元ブラジル代表のルイス・グスタボ、元フランスU-21代表のヴァレール・ジェルマンと実力者を多く補強しました。冬にユベントスから獲得した元フランス代表のパトリス・エブラも合わせ、十分ヨーロッパリーグの頂点を狙える布陣が整っています。

そんな陣容の中でも酒井の存在感は抜群。ここまで公式戦9試合のうち8試合で先発、7試合でフル出場しています。日本版ダニエウ・アウベスと称えられるその実力を発揮し、フランス屈指の名門クラブを1992-93年に欧州CLを制覇して以来となるビッグタイトルに導くことができるでしょうか。