世界最高のバスケットボールリーグ、NBAが前半戦を終了し、いよいよ日本時間2月22日から後半戦がスタートします。
日本人選手の渡邊雄太が参戦したことでも注目を集めているこのハイレベルな戦いを制し、世界最強チームの称号を手にするのはどこなのでしょうか。
2017年に新たに日本向けサイトも立ち上げた本格的日本語対応のブックメーカー「10Bet」が優勝オッズを発表していますので、その数字を参考に大会展望をご紹介していきます。
イースタンの首位はバックス!昨年Vキャバリアーズはまさかの14位に沈む
前半終了時点において、イースタンカンファレンスで首位を走るのはセントラルディビジョンのミルウォーキー・バックス。昨シーズンはカンファレンス7位に終わったチームがここまでのところ躍進を遂げています。
2位に付けるトロント・ラプターズは昨年度のカンファレンス1位。バックスとの差はほとんどなく、この2チームが後半戦におけるイースタンの主役となることは間違いないでしょう。
3位には昨年5位のインディアナ・ペイサーズ、4位には同2位でカンファレンスファイナルに進出したボストン・セルティックス、5位には同3位のフィラデルフィア・76ersがつけています。
昨シーズンのNBAファイナル進出チームであるクリーブランド・キャバリアーズはまさかの15チーム中14位。やはりレブロン・ジェームズを失った穴は塞ぎきれるものではなかったということでしょうか。
王者ウォリアーズがウェスタン首位を快走!渡邊のグリズリーズは14位
一方のウェスタンカンファレンスは、昨シーズンの全米チャンピオンであるゴールデンステート・ウォリアーズが貫録を見せ、首位に立っています。
2位は昨年9位のデンバー・ナゲッツが躍進を見せ、3位には同4位のオクラホマ・サンダー、4位は同3位のポートランド・トレイルブレイザーズ、そして5位は同1位でカンファレンスファイナルにおいてウォリアーズに敗れたヒューストン・ロケッツとなりました。
渡邊雄太の所属するメンフィス・グリズリーズは23勝36敗で14位となっています。
グリズリーズの渡邊雄太は順調な成長を続ける
今シーズンからグリズリーズでプレーする渡邊雄太はここまで10試合、98分出場。29得点、19リバウンド、4アシスト、2スティール、1ブロック、4ターンオーバー、3パーソナルファウルの記録を残しました。
2月8日のオクラホマシティ・サンダー戦では27分間出場し、自己最多を大幅に更新する10得点を記録しており、成長をうかがわせる活躍を見せています。
最高オッズは貫録のウォリアーズ!ラプターズ、バックスらがあとに続く
【NBA2018-2019優勝オッズ】
※オッズは21日午前8時現在
<10Bet 登録方法>
ブックメーカー「10Bet」発表の優勝オッズでトップに挙がったのは王者ウォリアーズ。オッズは1.44倍と、他を圧倒する数字となりました。
2番手は昨年イースタン1位のラプターズで10.00倍。3番手は現在イースタンで首位に付けるバックスで11.00倍。
4番手タイはイースタンの76ersとセルティックスが13.00倍と、ここまでウォリアーズを除けば全てイースタンと、ウェスタンにおけるウォリアーズの突出ぶりがうかがえます。
6番手にウェスタンのロケッツが15.00倍、7番手に同じくウェスタンのサンダーが23.00倍、そして今シーズンにレブロン・ジェームズが加入したLAレイカーズがナゲッツと並んで26.00倍となっています。
また、渡邊雄太のグリズリーズには25番手の501.00倍が付けられました。
王者ウォリアーズ、3連覇達成へ今年も覇道を順調に進み続ける
3連覇に向けて、順調にシーズンを消化しているウォリアーズ。中でもウォリアーズ在籍3シーズン目を迎えるケビン・デュラントの活躍ぶりは素晴らしいものがあります。
過去2シーズン連続でNBAファイナルMVPを獲得し、ウォリアーズ2連覇最大の立役者といってもいいデュラントは、今シーズンもゴールを量産。前半戦終了時点で歴代4位となるキャリア平均27.16得点という堂々たる成績を残しています。
デュラントを筆頭にステフィン・カリー、ドレイモンド・グリーン、クレイ・トンプソン、アンドレ・イグダーラら史上トップクラスの戦力を誇るといわれるウォリアーズが、今年もNBAチャンピオンの大本命とみて間違いないはずです。
勝利を知る男レナードとともに、ラプターズが悲願の優勝へまい進する
ラプターズはチーム創設以来まだ優勝はおろか、ファイナル進出もありませんが、2014年にディビジョンを初めて制覇して以降連続でプレーオフに進出。初の全米王者へ期待が高まっています。
そんなラプターズで一番の注目はやはり当代きってのオールラウンダーの1人、カワイ・レナードでしょう。
7シーズン在籍したサンアントニオ・スパーズでは2014年の優勝に貢献、ファイナルMVPも獲得するほどの活躍を見せました。しかし昨年夏にチームとの確執の末にトレードでラプターズに加入。
新たなスタートとなったラプターズでの今シーズンはキャリアハイに届く勢いの成績を残しており、3度目のオールスター選出も果たしています。
勝利を知る男レナードは、ラプターズが栄冠に達する最後のピースとなるべき存在なのかもしれません。
“キング”レブロン、ファイナル進出記録継続へ奇跡の逆転なるか
8年連続でのNBAファイナル進出という、すさまじい記録を持つレブロン・ジェームズ。キャバリアーズ時代に4年で3度ウォリアーズにファイナルで敗れた雪辱を胸に、ウォリアーズと同じウェスタンカンファレンスに所属する名門LAレイカーズへの移籍を決断しました。
とはいえ、レイカーズは現在チーム再建中。若手選手を育て、3年後の優勝を目指しています。前半戦終了時点でカンファレンス10位と、不可能ではないとはいえプレーオフ進出はかなり難しい状況となっています。
史上最高の選手の1人と名高く、これまでも何度も逆境を覆してきたレブロンがチームに奇跡を起こせるのか、注目が集まるところです。