UFC268で世界で1番有名な格闘技アリーナといっても過言ではないニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンで2つのタイトルマッチが待ち構えています。メインイベントではUFCウェルター級王者のカマル・ウスマンがこれまでの中でもタフな戦いが強いられそうな相手でコルビー・コビントンと対戦します。メインイベントであり、注目が集まる再戦でどちらが勝利をおさめるのでしょうか。
対戦カードは以下の通りです。
【メインカード】
ウェルター級タイトルマッチ
カマル・ウスマン 対 コルビー・コビントン
女子ストロー級タイトルマッチ
ローズ・ナマユナス 対 ジャン・ウェイリー
ライト級マッチ
ジャスティン・ゲイジー 対 マイケル・チャンドラー
フェザー級マッチ
シェーン・ブルゴス 対 ビリー・クアランティーロ
バンタム級マッチ
フランキー・エドガー 対 マルロン・ヴェラ
【プレリム】
ミドル級マッチ
アレックス・ペレイラ 対 アンドレアス・マイカライディス
ライト級マッチ
アル・アイアキンタ 対 ボビー・グリーン
ミドル級マッチ
フィル・ハウズ 対 クリス・カーティス
エドメン・シャバージアン 対 ナッソーディン・イマボフ
【アーリープレリム】
ウェルター級マッチ
イアン・ギャリー 対 ジョーダン・ウィリアムズ
ヘビー級マッチ
ジアン・ヴィランテ 対 クリス・バーネット
ライトヘビー級マッチ
アレクサ・カムール 対 ジョン・アラン
フェザー級マッチ
メルシック・バグダザリアン 対 T.J.ララミー
フライ級マッチ
C.J.ベルガラ 対 オデー・オズボーン
UFC268のイベント展望は「ウィリアムヒル」をご覧いただきながら詳細のご紹介をさせていただきます。
脅威の14連勝中のウスマン、UFC史上最長連勝記録リーチ目指す
ウスマンはUFC史上初のアフリカ出身者及びナイジェリア人のUFC世界王者です。現UFC世界ウェルター級王者であり、UFCパウンド・フォー・パウンド・ランキング現在1位で12年にMMAでプロデビューし、19年3月に当時の王者のタイロン・ウッドリーを破り王座を掴みました。現在はホルヘ・マスヴィダルを2R KOで下し4度目の防衛を成功させると同時に、UFC史上2番目の長い連勝記録である14連勝を達成しています。
対するコビントンは元ウェルター級暫定王者で18年6月のウェルター級暫定王座決定戦でハファエル・ドス・アンジョスを判定で下し暫定王者のベルトを一度は手にしたが、負傷により王座統一戦を欠場し暫定王座を剥奪されました。19年12月のタイトル戦で、王者のウスマンに挑戦したものの5Rの激闘の末パウンド連打でTKO負けを許してしまい、何とも悔しい結果となりました。今回の再戦はコビントンの強い思いがありますが勝算はあるのでしょうか。
オッズではウスマンが今はまだまだノリに乗って史上最長連勝記録の16連勝の尻尾が見えている状態で1.30倍とかなり支持が高い様子です。反対にコビントンは3.50倍と差が開いています。オッズの感じで見るとウスマンの勢いを止めるのは至難の技が必要にも感じられます。
映画の主人公級、坊主頭の女性戦士ローズ・ナマユナス王者の座は譲れない!
もう一つのメインカードの女子ストロー級タイトルマッチ、ローズ・ナマユナス 対 ジャン・ウェイリーの一戦も注目間違いなしです。ローズ・ナマユナスは坊主頭が印象的であるが元々は坊主頭だったわけではありません。2015年のUFCファイトナイト:ローズ・ナマユナス 対 ペイジ・ヴァンザントの一戦からバッサリ切り今のスタイルを貫いています。78秒殺左ハイキックで1本勝ちした誇らしい一戦をまた拝ませてほしいところでありますが、今回の対戦のジャン・ウェイリーも油断を許さない相手です。中国出身の格闘家で中国人及び東アジア人史上初のUFC世界王者です。今回は王者剥奪した相手に再剥奪を挑む一戦です。先述の「78秒殺左ハイキック」で倒された相手がジャン・ウェイリー本人なわけなのです。プロデビュー戦以来となる約7年半ぶりの敗戦で悔しい思いをし、今回は何としてでも取りに行く思いでしょう。気になるオッズは何と両者1.92倍とどちらが勝つか予想しにくい状態です。白熱した面白い結果になること間違いなしでしょう。