大相撲初場所は1月9日に東京両国国技館で初日を迎えます。昨年は11月の九州場所で横綱照ノ富士が全勝し自身6回目の優勝で締めくくることができました。今年も相変わらずの新型コロナウィルス感染症の動向に注視しながらの開催となりそうです。
また出場予定であった大相撲の田子ノ浦部屋で師匠の田子ノ浦親方と力士など合わせて4人が新型コロナウイルスに感染したことがわかり、部屋に所属する力士など全員が今月9日に始まる初場所を休場することになりました。先場所11勝で敢闘賞の隆の勝が関脇に、21年初場所を制した大栄翔が小結にそれぞれ4場所ぶりに返り咲いた。
波乱の予感も盛り沢山ですが大相撲初場所の展望を「BET CHANNEL」でご覧頂きながらご紹介に移りたいと思います。
照ノ富士、史上3人目の偉業を成し得るか
照ノ富士は昨年7月に横綱に精進し、それだけでなく勢いは止まることを知らずで9月の秋場所と11月の九州場所と連続優勝しました。新横綱として2場所連続したのは1961年の九州場所とその次の年1962年初場所を制した大鵬以来の快挙でした。
しかし今回は過去に二人にしか成し得ていない新横綱場所からの3場所連続優勝を目指しているわけです。その偉業をかけたオッズは1.80倍で高い支持を得ています。また余談ではありますが、同じく照ノ富士は昨年8月に日本国籍を取得したことが発表されました。これにより引退後は親方としての道で協会に残ることが可能であり、相撲界に貢献してもらえるのではないかという希望がファンからとしては楽しみが待っています。
次には貴景勝で6.97倍です。2番人気であるにも関わらず1番の1.80倍とは大きく差をつけられたオッズにはなっています。昨年は照ノ富士に勝利を譲ってしまい、優勝を逃すこととなりましたこの悔しさはもう経験したくないところでしょう。この場所に賭ける思いは人一倍強いです。
※オッズは5日午前11時時現在
一人勝ち照ノ富士を脅かす存在は出るか?
先日の白鵬の引退から一人横綱状態が2022年もスタートすることとなりますが、相撲界では照ノ富士の存在を脅かすような刺客が今後もなかなか現れないのではないという見解をしています。今の大関二人は横綱というにはまだまだ実力が足りない上にコロナ禍によって稽古もままならない状態で若手も育ちにくく入門も少ない状態が続いています。貴景勝は先述の通りではありますが、正代も同じく水を開けられている状態であります。
正代は7.26倍と3番目に指示をされてはいますが照ノ富士に軍配が上がりそうな予感を醸し出しています。しかしながら貴景勝は25歳、正代は30歳とまだまだ伸び代があります。また関脇の隆の勝が成長を見せています。現在の関脇ではありますが照ノ富士と良い戦いをし、格上の正代を破ったりなど大関を目指す頭角を表してきました。このまま大関を勝ち取りに行ってもらいたいところです。