8月10日〜13日にかけてロンドン郊外のウォルトン・ヒース・ゴルフクラブにて第47回目となるAIG全英女子オープンゴルフ選手権が開催されます。昨年はアシュリー・ブハイがチョン・インジーとの4ホール目まで続くプレーオフを制し、メジャー初勝利を飾りました。2023年の海外メジャートーナメントも最終戦、日本人選手も2019年に日本勢42年ぶりのメジャー制覇を果たした渋野日向子をはじめ、16人が出場資格を保有しています。賞金総額730万ドル、優勝賞金109万5千ドルの大勝負。47回目の全英女子オープンで栄冠を掴むのは？
全英女子オープンゴルフ選手権の展望は「bet365」でご覧頂きながらご紹介に移りたいと思います。
予想外の展開が起こる難関コースを制するのは？
今大会の優勝予想をするにあたり、他の4つのメジャー大会での優勝は大きな要素となりますが、この全英女子オープンでは思わぬ展開となることが少なくありません。近年の優勝者を見ても2019年の渋野日向子や2020年のソフィア・ポポフ、昨年の2022年のアシュリー・ブハイなどは優勝候補に上がっていませんでした。その要因として、ゴルフ場本来の地形を活かしたリンクスコースで開催されることが多く、風の影響を強く受ける全英女子オープンは他の4つのメジャー大会とは性格が異なることが挙げられます。優勝予想が難しいとされる全英女子オープンゴルフの展開はいかに？
優勝候補の一人に上がるのがキム・ヒョージュで予想オッズは15.00倍です。2012年にプロに転向したキムは2014年に韓国ツアー賞金女王に輝くと、同年に自身初の海外メジャーとなったエビアン選手権第1Rに男女通じたメジャー最少ストロークとなる「61」をたたき出し、米ツアー初優勝をメジャーで飾りました。同大会での最高成績は2017年の7位タイ。昨年のロッテ選手権ではツアー5勝目をあげたキムが優勝を掴み取るのか？
同じく最有力候補のネリー・コルダも予想オッズは15.00倍。海外女子メジャー第4戦にあたるエビアン選手権では、9位タイでフィニッシュし世界ランキング1位に返り咲きました。昨年4月に鎖骨下静脈の血栓の手術を受け長期離脱していましたが、同年11月のペリカン女子選手権で大会連覇を達成。今大会での活躍も注目が集まります。
セリーヌ・ビュティエは2023年LPGAドライブオン選手権で3勝目を挙げ、母国開催の同年7月エビアン選手権でメジャー初優勝を飾りました。その充実した内容からも優勝予想オッズは17.00倍と上位予想です。同じく17.00倍予想のミンジー・リーは2015年のキングスミル選手権で米ツアー初優勝をツアー参戦初年度の18歳で成し遂げました。昨年のコグニザント・ファウンダーズカップで通算7勝目、同年の全米女子オープンでメジャー2勝目を挙げました。熾烈な上位争いを制するのは果たしてどの選手でしょうか？
【AIG全英女子オープン優勝予想オッズ】
※オッズは8日午後8時現在
日本勢で最も優勝に近いのは畑岡奈紗か！？
日本勢で最も優勝に近いと予想されるのが畑岡奈紗で予想オッズは9番人気の23.00倍です。直近の全米女子オープン、エビアン選手権とメジャー2戦では、どちらも最終日を最終組で迎え、頂点を狙える位置につきながらも優勝には手が届きませんでした。悲願のメジャー初制覇に燃える旗岡の挑戦の結果はいかに？
2019年の覇者である渋野日向子は4年ぶりの優勝を狙います。予想オッズは226.00倍と劣勢予想ですが、昨年は首位と1打差の3位と優勝以来最も上位で終わっており、優勝した年も当初優勝候補にあがっていなかったことからも期待と注目が集まります。今季は手の怪我などもありましたが、徐々に調子を上げてきています。相性の良いメジャー大会で再び頂点に立つことが出来るでしょうか？
