9月24日、さいたまスーパーアリーナにて『RIZIN.44』が開催されます。今大会の見所は「牛久絢太郎vs萩原京平」「クレベル・コイケvs金原正徳」によるフェザー級対決です。現DEEPフェザー級王者でオールラウンダーの牛久絢太郎と打撃スキルが突出しているストライカーの萩原京平との対戦は、その対照的なファイトスタイルに注目が集まります。また、日本格闘技界を代表するベテランである元フェザー級王者金原正徳が戦うのは、ここ10年日本人に負けていないブラジリアン柔術の使い手、クレベル・コイケです。クレベルのさまざまなアングルからの仕掛けに対し、金原がどう対応していくのか注目の集まる一戦です。「超RIZIN.2」での朝倉未来衝撃の敗北と新王者の戴冠で激震が走ったRIZINフェザー級は、果たしてどのような新章を迎えるのでしょうか?
RIZIN.44の展望は「ベットチャンネル」でご覧頂きながらご紹介に移りたいと思います。
王座陥落からの復活となるか?牛久絢太郎vs萩原京平
牛久はRIZIN初参戦となった「RIZIN.31」で斎藤裕をTKO勝利に下し、第2代RIZINフェザー級王者となりました。しかし、2度目の防衛戦となった「RIZIN.39」で当時RIZIN5戦全勝中の挑戦者クレベルと対戦し、タップアウトして王座から陥落しました。その後朝倉にも敗戦しており、今回仕切り直して勝利を収めたいところです。一方の萩原は、崖っぷちで迎えた地元・大阪の「RIZIN.41」で難敵カイル・アグォンにダウンを奪われるも凌ぎ切り、判定勝利で連敗を脱出。大会ベストバウト級の評価を得たこの一戦でMMAスキルの確かな成長を見せ、今試合への期待感も高まっています。
予想オッズは牛久勝利が1.59倍、萩原勝利が2.28倍と牛久が優勢の予想です。ラウンド予想を見ると、牛久判定勝利が2.32倍と一番人気の予想です。試合展開として、萩原は自分の距離設定とリズム作りの為に先手を打ち、牛久がそれに対応する攻防戦が繰り返されることが予想されます。どちらが試合の流れを掌握するのか注目が集まります。
そしてメインイベントとなる「クレベル・コイケvs金原正徳」もファン待望の一戦です。記憶にも新しい6月の「RIZIN.43」の鈴木千裕戦では、契約体重オーバーにより無効試合となりベルトが剥奪されました。クレベルは再びタイトル戦線の先頭に躍り出るためにも、負けるわけにはいかない一戦です。予想オッズはクレベル勝利1.23倍、金原勝利3.99倍とクレベル優勢の予想です。
一方の金原は戦極・UFCで激闘を繰り広げた歴戦の猛者であり、引退からの再起後RIZINフェザー級の舞台に上がると、芦田崇宏、摩嶋一整にTKO勝利。昨年4月の前戦では山本空良から再三のダウンを奪う判定勝ちで現在3連勝中とその強さは健在です。いまだに日本のトップファイターたちから絶賛されることも多いベテランは、未だその「底」を見せていません。朝倉未来を締め落としたクレベル相手にどのような戦いを見せるかで、このRIZINフェザー級が大きく動く可能性を秘めています。MMAデビュー20周年を迎える金原の集大成ともなる激闘必須の今対戦は見逃せません。
【RIZIN.44:牛久絢太郎 vs. 萩原京平予想オッズ】
※オッズは20日午前9時現在
【RIZIN.44:牛久絢太郎 vs. 萩原京平試合結果予想オッズ】
※オッズは20日午前9時現在
【RIZIN.44:クレベル・コイケ vs. 金原正徳予想オッズ】
※オッズは20日午前9時現在
ヘビー級新旧対決を制するのは?スダリオ剛vsトッド・ダフィー
プロ路格闘家に転向してから3年の間、着々とキャリアと経験を積んできたスダリオ剛がプロ10戦目に対戦するのは、世界最高峰のUFCの舞台でメインイベンターを務めたこともあるトッド・ダフィーです。今対戦のテーマは「MMAのヘビー級における新旧対決」となっており、2007年からヘビー級に求められる戦い方を体現してきたダフィーと、世界トップ選手を参考にトレーニングを積むスダリオとの戦い方、試合展開、そして結果にどのように反映されるのか注目です。スダリオは前回のマルティネス戦でヘビー級は派手な打撃だけでなく、ヘビー級特有の技術と戦略を駆使して勝つスタイルで戦い、戦略に幅が増えたことを見せつけました。対するダフィーはヘビー級の派手な打撃でだけで戦ってきた勝ち負けともにKO率100%の超激闘型ファイターです。予想オッズはスダリオ勝利1.25倍、ダフィー勝利3.88倍とスダリオ優勢の予想です。ヘビー級の魅力が存分に楽しめるであろう今対戦の新旧対決の結末はいかに?