【ウィリアムヒル】世界陸上女子マラソンで福士が銅!男子百㍍はボルトが雪辱V!!

福士 加代子

世界陸上が開幕した10日、いきなりやってくれました!

2013 世界陸上モスクワ女子マラソンで福士加代子が2時間27分45秒のタイムで銅メダルを獲得しました。「今までで一番楽しいマラソンだった」と感想を語った時の福士の表情は、本当に充実しているなと感じました。この世界陸上でマラソンを最後にするかのような発言もありましたが、逆に言うと31歳の日本長距離界の「トラックの女王」は4回目のマラソン挑戦に、いつもわれわれに見せてくれる笑顔の裏に、メダル獲得への並々ならぬ思いがあったのかなとも思いました。

木崎 良子気温30度とマラソンには過酷な環境の中で、福士は最後まで辛抱強く粘りました。2時間19分12秒の日本記録を持つアテネ五輪金メダリストの野口みずきが、33㌔地点で軽い熱中症でレースをストップするなど多くの棄権者が出ました。35㌔を過ぎると今度は福士の前を走っていた3位のメセレク・メルカム(エチオピア)も走るのを辞めて、そのまま福士が3番目にゴールテープを笑顔で切ることができました。優勝は、2011年のテグ大会に続きエドナ・キプラガト(ケニア)でした。木崎良子は福士に続き4位でフィニッシュし、日本代表選手たちに勢いを与える走りを見せてくれました。

新谷 仁美翌日に行われた女子一万㍍決勝では、新谷仁美が自己ベストとなる30分56秒70で5位入賞を果たす力走を見せてくれました。序盤から積極的に先頭集団の前でレースを作りました。ラスト1周で優勝したティルネシュ・ディババ(エチオピア)のスパートに付いていけませんでしたが、体脂肪を3%台まで落として挑んだ世界陸上で入賞できたことは次に向けて大きな一歩になったのではないでしょうか。「世界で認められるのは、メダルを取った人だけだ」と悔しさをにじませた新谷に、次戦での更なる飛躍の可能性を見た気がしました。

ウサイン・ボルト「世界最速の男」を決める男子百㍍決勝では、ウサイン・ボルト(ジャマイカ)が前大会のフライング失格の雪辱をしました。世界新の期待が膨らみましたが、雷も時より鳴り響く大雨の中で、9秒77の記録はさすがだなと改めて尊敬の念でボルトを見てしまいました。最大のライバルだったジャスティン・ガトリン(アメリカ)が中盤までリードしましたが、後半はボルトが一気に伸びてあっという間にガトリンを抜き去りました。

真夜中に行われた決勝のレースを見逃した方々、是非とも下記画像をクリックしてボルトのすさまじさを感じてみて下さい。


試合後の会見でボルトは「前回のリベンジではなく、ただタイトルを取りにいった」とさらりと言っていました。王者以上の王者の余裕のコメントです。日本では最近「倍返しだ!」が流行っていますが、ボルトのレベルに達すると、物事を見る視点が違うのだなと痛感しましたが、みなさんいかがでしょうか?ボルトの世界新記録更新はまた次の戦いの楽しみに取っておきましょう。

室伏 広治さて、世界陸上も序盤戦から中盤戦に差し掛かってきました。日本時間の13日午前1時30分から男子ハンマー投げ決勝が行われます。前回のテグ大会で金メダルを獲得した室伏広治が登場します。室伏は昨日行われた予選で76m27を投げて、予選8位で決勝進出を決めました。室伏は今シーズンの初試合となった6月の日本選手権では大会19連覇を果たしましたが、それ以外は試合をこなすことができておらず、予選では「試合感」を取り戻すかのように投てきしていた印象を持ちました。

ウィリアムヒルでは、室伏の大会連覇はあるのか?日本語対応のブックメーカー「William Hill(ウィリアムヒル)」は、決勝を制するのは誰かの予想を発表しています。室伏は決勝進出12選手中、6番目のオッズとなる26.0倍が付いています(12日午後2時現在)。室伏は決勝進出者の中で最も自己ベスト記録(84㍍86)が良いのですが、今季の試合経験と予選での記録が予想に大きく反映されてのオッズに出ていると思います。

クリスティアン・パルシュ優勝候補筆頭はロンドン五輪金メダリストで、予選トップ通過となる79㍍60を投げたクリスティアン・パルシュ(ハンガリー)で1.50倍のオッズとなっています。室伏の巻き返しと、勝利の雄たけびは出るのでしょうか?楽しみです。

14日の午前0時35分からは、女子棒高跳び決勝が行われます。これには、過去28度も世界記録を塗り替えたエレーナ・イシンバエワ(ロシア)が出場しています。イシンバエワは21歳の時にパリ大会(03年)で銅メダルを獲得して以来、世界陸上で2度(05年、07年)、オリンピックで2度(04年、08年)金メダルを獲得し、31歳となって迎えた地元開催の本大会を、現役最後と位置付けて挑んでいます。

エレーナ・イシンバエワ世界記録となる5メートル06を持つイシンバエワは、予選で4㍍55を余裕で一発クリアーして決勝進出を決め、「有終の美をモスクワの地で飾って欲しい」というロシア国民の期待を背負って決勝を迎えます。予選での彼女の華麗なる跳躍は、下記画像をクリックすればご覧いただけます。


ジェニファー・サーブックメーカー「William Hill(ウィリアムヒル)」は、女子棒高跳びの優勝最有力としてイシンバエワに2.25倍のオッズを付けています。また、今年の6月に4㍍90の自己ベストを出して勢い乗る26歳のヤリスリー・シルバー(キューバ)に2.50倍、まだ世界陸上でメダルのないものの、ロンドン五輪では金メダルを獲得した31歳のジェニファー・サー(アメリカ)に5.0倍のオッズを予想しています(12日午後4時現在)。ベテランと若手の勝負、世代交代となるでしょうか?

村上 幸史ビテシュラブ・ベゼリー

15日からは男子やり投げの予選が始まります。日本からは今年の日本選手権で81m04を投げて優勝した村上幸史が出場します。村上は4月に自己ベストとなる85㍍96をマークしており、09年のベルリン大会での銅メダル以来のメダル獲得を目指します。ブックメーカー「William Hill(ウィリアムヒル)」は、予選前の現段階では優勝者予想のリストに村上の名前は入れていませんが、十分決勝に残る力はあると思います。なお、優勝最有力の選手として自己ベスト88㍍34を持ち、先月の大会で87㍍68をマークしたビテシュラブ・ベゼリー(チェコ)に2.87倍のオッズを付けています(12日午後4時現在)。

同じく15日には女子二百㍍予選がスタートします。ロンドン五輪で金メダルを獲得したアリソン・フェリックス(アメリカ)や、ロンドン五輪の二百㍍ではフェリックスに敗れ銀メダルでしたが、百㍍では見事に金メダルを獲得したシェリーアン・フレーザープライス(ジャマイカ)が登場します。「William Hill(ウィリアムヒル)」は、フェリックスに2.37倍、フレーザープライスに4.50倍の優勝予想オッズを付けています(12日午後5時現在)。日本からは、百㍍と二百㍍の日本記録保持者の福島千里が世界陸上で自身初の決勝進出を狙います。

アリソン・フェリックス シェリーアン・フレーザープライス 福島 千里

日本ではお盆の季節を迎えました。家族や親戚と自宅で過ごす方も多いのではないかと思います。モスクワで熱戦を繰り広げている世界中から集まったアスリートたちをみんなで応援しましょう。

平和に感謝!

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