優勝カップを手に出来るのは、4チームに絞られた-。
前年王者のバイエルン・ミュンヘンに、アトレチコ・マドリーとレアル・マドリードのスペイン勢、そして2012年王者のイギリスのチェルシー。
欧州チャンピオンズリーグ(欧州CL)の準決勝、決勝の抽選が現地11日に行われ、アトレチコとチェルシー、バイエルンとレアルの対戦カードが決まりました。それぞれホーム&アウェイで戦っての勝者が、日本時間の5月25日の午前3時45分からポルトガルの首都・リスボンで行われる決勝戦に進出します。
まずは、注目の準決勝第1戦の勝敗オッズが日本語対応のブックメーカー「SBOBET」から発表されていますので、お知らせします。
【欧州CL準決勝第1戦勝敗オッズ】
※オッズは21日午後3時現在
日本時間の23日午前3時45分から行われる準決勝第1戦では、アトレチコとチェルシーがぶつかります。
アトレチコは準々決勝でバルセロナを通算2-1で下して、欧州CL(欧州チャンピオンズカップ含む)で40年ぶりにベスト4進出を決めました。
【準々決勝:アトレチコ-バルセロナ(第2戦)】
40年ぶりとは実に久しぶりに古豪復活といった感じでしょうか。過去3度準決勝進出経験のあるアトレチコは、唯一決勝に進んだ1974年にバイエルンに敗れており、今回は是が非でも決勝進出を決めてバイエルンへのリベンジ挑戦権を獲得したいところです。
アトレチコは今シーズンの欧州CLの成績は8勝2分0敗と未だ無敗です。準決勝進出チームで唯一の無敗チームであり、また通算5失点も4チーム中最少失点です。ジエゴ・コスタがチームの22得点中7ゴールを奪って攻撃面をリードしています。欧州チャンピオンズカップ時代も含めて唯一、優勝杯を手にしていないのもアトレチコであり、初の欧州戴冠となるのか期待が高まります。
対するチェルシーは、準々決勝でパリ・サンジェルマンを通算3-3(アウェイでの得失点差)で破って準決勝進出を決めました。
【準々決勝:チェルシー-パリ・サンジェルマン(第2戦)】
ズラタン・イブラヒモビッチをケガで欠いたパリ・サンジェルマンを、第2戦で見事に逆転しての勝利でした。2012年欧州王者のチェルシーは過去6度準決勝進出しており、そのうち2度決勝進出を決めています。今シーズン7勝3敗とベスト4チームの中で唯一2敗以上喫しているチェルシーは、通算18得点(失点7)とこちらも最少得点となっています。フェルナンド・トーレス、デンバ・バ、サミュエル・エトーのトリオがそれぞれ3得点を奪っており、名将・モウリーニョ監督の采配にも注目です。
アトレチコとチェルシーの過去の対戦成績は1勝1敗1分と全くの五分ですが、2012年のUEFAスーパーカップではアトレチコが4-1でチェルシーを下しています。
準決勝のもうひとつは昨年の欧州チャンピオンのバイエルンとレアル・マドリードが日本時間の24日午前3時45分から激突します。
バイエルンは準々決勝で香川真司が所属するマンチェスター・ユナイテッドを通算4-2で退けました。
【準々決勝:バイエルン-マンU(第2戦)】
過去5度の欧州制覇を成したバイエルンは今回、欧州CL初となる連覇を狙います。対戦するレアル・マドリードとの欧州カップ戦での過去の成績は5戦4勝とバイエルンにとって非常に有利な数字が出ていますね。バイエルンは通算7勝2分1敗、総得点24、総失点8と安定した力を出して準決勝まで進出しました。過去15回準決勝に進出しており、そのうち10回決勝進出を果たしています。直近では2012年の決勝でチェルシーに敗れており、このリベンジを果たすためにも、5得点を挙げているトーマス・ミュラーを中心に決勝に駒を進めたいところでしょう。
しかし、レアル・マドリードも黙ってはいません。準々決勝で昨年準Vのボルシア・ドルトムントを通算3-2で振り切って25回目の準決勝進出を決めました。
【準々決勝:ドルトムント-レアル・マドリード(第2戦)】
10度目の欧州王者を狙うレアル・マドリードは抜群の攻撃力で勝ち進んできた印象があります。実際、通算32得点は群を抜いており、そのうち14ゴールを奪ったクリスティアーノ・ロナウドという絶対的エースストライカーがいるのが大きな強みです。通算8勝1分1敗のレアルは、準決勝のこれまでの成績は12回決勝進出、12回準決勝敗退と今回である意味白黒をハッキリつけることになるでしょう。
バイエルンとレアルの過去の対戦成績はバイエルンの11勝2分7敗となっています。数字上ではバイエルンの方に若干有利かなと見られますが、現在のチームの調子などを考えるとレアルの方がいいんじゃないかなとも思います。
準決勝の初戦をどちらが取るかで、続く第2戦(日本時間の30日と5月1日)へ大きく影響してくると思います。どのチームも初戦で流れを作って、一挙にファイナル進出を決めたいところでしょう。
最後に、日本語対応のブックメーカー「SBOBET」が欧州CLの優勝オッズを発表していますのでご紹介しておきます。
バイエルンがヨーロッパサッカー史に新たな歴史を作っちゃうのか!?