欧州チャンピオンズリーグ（欧州CL）の決勝トーナメント（決勝T）ベスト16第2戦が、12日、13日、19日、20日（いずれも日本時間）の4日間で行われます。この第2戦の結果でベスト8入りのチームが決まります。
いわゆる「優勝候補」に挙げられているチームがアウェーでの試合で勝利をし、第2戦のホームで8強入りを決める、というような構図が出来上がりつつあった第1戦だったように思います。今回は日本時間の12日、13日に行われる第2戦4試合について見ていきたいと思います。
4試合の試合日程は下記表をご参照ください。
※「スポーツナビ」より抜粋
いずれの試合も日本時間の12日、13日の午前4時45分キックオフとなりますが、早朝から欧州CLを観て、元気よく会社や学校に出ていきたいものですね。
欧州CLベスト16第2戦の勝敗オッズを日本語対応のブックメーカー「Pinnacle Sports（ピナクルスポーツ）」が発表していますので、これを見ながら前半の4試合について見ていきたいと思います。
【欧州CLベスト16第2戦勝敗オッズ】
※オッズは１０日午後５時現在。勝敗オッズは表中の「１×２」を参照ください
第1戦で勝利したチームが圧倒的にオッズでも有利な数字が見て取れますね。12日、13日に行われる4試合はすべてアウェーのチームが第1戦で零封勝ちを収め、今回のホームでの第2戦でベスト8入りを決められるという状況となっています。
昨年王者のバイエルン・ミュンヘンは、第1戦でアーセナルを2－0で下しました。トニ・クロースとトーマス・ミュラーが得点を挙げての勝ち星でした。6シーズン連続で決勝T進出を果たしているバイエルンは、そのうちこのベスト16で敗退したのは1度だけで、今回もこのままベスト8へと進みそうな感じです。
しかし、バイエルンはここ6試合でイギリス勢にホームで勝利を挙げることが出来ていません。さらに、アーセナルは昨シーズンの同大会ベスト16第2戦でバイエルンに2－0で勝利しており、アーセナルにも一筋の光が差し込んでいます。14シーズン連続で決勝T進出を果たしている強豪・アーセナルの大逆転劇にも期待です。
17年ぶりのベスト8入りを狙うアトレチコ・マドリッドは、第1戦で本田圭佑所属のACミランに1－0で勝利を収めています。マドリッドはホームでの試合に驚異的な力を発揮しており、欧州CLグループリーグのホームゲーム3試合を含む最近16試合で15勝挙げています。ホームアドバンテージを存分に発揮できるマドリッドが断然有利なオッズをブックメーカーも弾いていますね。
セリアAやカップ戦でも今シーズン今一つ波に乗れていないACミランは、スペイン勢とのアウェーゲームでの数字を見てみると、4勝16敗6分となっています。さらに、この2シーズンは続けてスペインでの敗退が決まっており、今回は1点差のビハインドを跳ね返してベスト8入り進出を狙っています。
FCバルセロナは、マンチェスター・シティ（マンC）に第1戦でリオネル・メッシなどのゴールで2－0で勝利しました。バルセロナがベスト8入りを決めそうな有利なデータを発見しました。第1戦のアウェー戦を勝利した時、バルセロナは34回中32回次のステージへ進出を決めているのです。今回もアウェーで勝利しているので・・・、さてどうでしょうか？
一方のマンCは、クラブ史上初となる欧州CLベスト8入りを狙って、スペインに乗り込みます。バルセロナにはここ2試合（2003年、2009年、いずれも親善試合）勝利を収めているマンCですが、先日行われたFAカップ準々決勝で格下のウィガンに1－2で昨年に続き敗退し、チームの状態がいいとは言えない状況です。
パリ・サンジェルマンは、第1戦でバイヤー04レバークーゼンに4－0で快勝して、ホームでの第2戦を迎えます。フランスリーグ首位を走るパリは、昨年に続き8強入りへ盤石な王手をかけたと言えますが、一つだけ不安を挙げるとすれば、これまで2回戦制でドイツ勢から勝利を収めたのはわずか1度だけという点でしょうか。
大、大逆転を狙う2001－2002年欧州CL準優勝のレバークーゼンですが、第1戦のホームゲームで敗れたケースが9回あっていずれも敗退してしまっているというファンには目を覆いたくなるようなデータがあります。パリを4点差以上つけて勝利するという神がかり的な試合が求められています。
残りの4試合については、「ブックメーカー情報局」のFacebookページや公式ツイッター、私清崎民喜のツイッターなどでオッズ情報などを中心に配信していきますので、ぜひのぞいてみてください。
さあ、寝不足が続く日々をエンジョイしましょう！
