選ばれしアジアの強豪クラブによるナンバーワンを決める戦い「AFCアジアチャンピオンズリーグ2020」の開幕が間近に迫ってきました。
優勝クラブには、世界最強クラブ決定戦「FIFAクラブワールドカップ」の出場権が与えられる今大会。アジア最強クラブの称号と、クラブワールドカップ出場権を手にするのはどのクラブになるのでしょうか。
グループステージ初戦の2月10日から決勝の第2戦が行われる11月28日まで、アジアを舞台に熱戦が繰り広げられます。
「少数」「香港式」「インドネシア式」「マレー式」といった4つの異なるオッズ表示方法に対応し、アジアにおいて確固たる地位を獲得。また、サッカーのプレミアリーグ「マンチェスター・シティ」や「リバプール」の公式スポンサー契約を結ぶなど、世界的にも高い信頼を寄せられる日本語対応のブックメーカー「188BET」が優勝オッズを発表していますので、オッズをもとに大会展望をご紹介していきます。
日本からは横浜Fマリノス、ヴィッセル神戸、FC東京が参戦!
2002⁻2003シーズンに第1回大会が開催されてから今回で18回目の開催となるAFCアジアチャンピオンズリーグ(ACL)。西アジア地区と東アジア地区で分けられおり、両地区合わせて32クラブが8つのグループステージに分かれ、ホーム・アンド・アウェーの総当たり戦で決勝トーナメント進出を競います。
各グループの上位2クラブが決勝トーナメントに進出。準決勝までを同地区のクラブ間で争い、決勝で西アジア地区と東アジア地区を勝ち抜いたクラブが相まみえることになります。
また、今大会から、優勝クラブにはFIFAクラブワールドカップの出場権だけでなく、次回大会のAFCアジアチャンピオンズリーグの出場権も与えられることになりました。
日本からは昨年のJリーグを制した横浜Fマリノスと天皇杯の覇者ヴィッセル神戸、プレーオフを勝ち上がったFC東京の3チームが参戦。2年ぶりとなる日本勢のアジア制覇に期待がかかります。
【AFCアジアチャンピオンズリーグ2020 グループステージ(日本勢)】
<グループF>
FC東京、蔚山現代(韓国)、上海申花(中国)、パース・グローリー(オーストラリア)
<グループG>
ヴィッセル神戸、広州恒大(中国)、水原三星(韓国)、ジョホール・ダルル・タクジム(マレーシア)
<グループ>
横浜Fマリノス、シドニーFC(オーストラリア)、全北現代(韓国)、上海上港(中国)
昨シーズンは圧倒的な攻撃力を見せつけたアル・ヒラルが戴冠!
昨シーズン、AFCアジアチャンピオンズリーグを制したのはサウジアラビアのアル・ヒラル。セリエAのユベントスやMLS(メジャーリーグサッカー)で活躍した元イタリア代表FWセバスチャン・ジョビンコ、リーグ・アンのリヨンやサンテティエンヌなどで活躍した元フランス代表FWバフェティンビ・ゴミスを擁し、グループステージを首位で突破。決勝トーナメントでは、同じサウジアラビアの強豪クラブ、アル・アハリ、アル・イテハドを。準決勝では、ACLで2度の優勝を誇るカタールのアル・サッドを撃破し決勝に駒を進めました。
決勝では日本の浦和レッズと対戦し、ホームの第1戦を1-0、アウェーの第2戦も2-0と完勝。前身の大会をふくめると、最多となる3度目の栄冠を手にしています。
本命は広州恒大!前年度のアジア王者アル・ヒラルが対抗馬として続く
【AFCアジアチャンピオンズリーグ2020優勝オッズ】
※オッズは5日午後10時現在
優勝候補の本命は昨年の中国スーパーリーグを制した広州恒大。元バルセロナでブラジル代表経験のあるMFパウリーニョなどの有力選手を擁する広州恒大のオッズは5.00倍となっています。
対抗馬として推されたのは、昨年の優勝クラブであるサウジアラビアのアル・ヒラルで8.00倍。韓国の全北現代が3番手として9.00倍。4番手には中国の北京安国が10.00倍で続いています。
日本のクラブのオッズは、横浜Fマリノスが最高の12.0倍。FC東京、ヴィッセル神戸は21.0倍となっています。
アジアを代表するビッグクラブが5年ぶり3度目のアジアチャンピオンを目指す
圧倒的な資金力を活かした積極補強で、瞬く間に中国、アジアを代表するビッグクラブとなった広州恒大。中国の1部リーグに相当する中国スーパーリーグを2011年から2017年までの7連覇を含む8度の優勝、2度のアジアチャンピオンズリーグ制覇など数々のタイトルを手にしています。
バルセロナでも活躍した現役ブラジル代表MFパウリーニョ、ブラジル元U23代表で長身FWのタスリカ、さらに中国代表選手も数多く在籍しており、そのチーム戦力はアジアの中では頭一つ抜けた存在といえるでしょう。
また、現役時代にバロンドールを獲得したファビオ・カンナバーロ監督の采配にも注目が集まります。充実の戦力を武器に、2015年以来となる3度目のアジア制覇を狙います。
超強力2トップ擁するアル・ヒラルの2連覇なるか?!
昨シーズンのアジア王者で、サウジアラビアの国内リーグでは最多15回の優勝をほこるアル・ヒラル。前回大会の決勝では、ポゼッション、ゲーム内容で浦和レッズを圧倒し、日本のサッカーファンに衝撃を与えました。
今シーズンも引き続き、元フランス代表FWゴミスと元イタリア代表FWジョビンコの破壊力抜群の2トップ、ペルー代表で浦和レッズ戦でも活躍したMFアンドレ・カリージョといった外国人選手がクラブに残留。戦力はそのままに、チーム連携力を高め、大会連覇を狙います。
イニエスタ擁する日本のドリームチームがACL初参戦、初優勝を狙う
最後に紹介したいのは、初のアジアチャンピオンズリーグ参戦となるヴィッセル神戸です。
数年前から積極補強を敢行し、世界を驚かせた元スペイン代表MFのアンドレス・イニエスタをはじめ、元ドイツ代表FWルーカス・ポドルスキ(トルコに移籍)、元スペイン代表FWダビド・ビジャ(現役引退)といった世界的に名高い選手たちを獲得。昨シーズンは天皇杯を制覇し、クラブ初のタイトルを獲得しました。
ポドルスキとビジャはチームを去りましたが、マンチェスター・シティのダビド・シルバやバイエルン・ミュンヘンのペドロ・ロドリゲスの獲得が噂されるなど、着々と戦力アップを図っている様子。また、元バルセロナMFセルジ・サンペールといった実力者も、チームにフィットしつつあります。
現有戦力と新戦力が融合したとき、ヴィッセル神戸の名がアジア全土に知れ渡ることでしょう。