日本より一足先に夏休みが明けました!
F1の第11戦ベルギーGPが23日(予選:24日、決勝:25日)に、スパ・フランコルシャン(コース長:7.004㌔、44周=308.052キロ)で開幕します。第10戦ハンガリーGPから約1ヶ月間、F1ドライバーはもちろんその関係者たちもつかの間の夏休みを満喫しました。世界中を旅したり、家族でディズニーランドに行ったりとこれから始まる後半戦に向けて英気を養っていたようです。
後半戦が始まるにあたり、第10戦までの前半戦を簡単に振り返っておきましょう。まずは、第10戦までの優勝者をまとめてみたいと思います。
第1戦オーストラリアGP:キミ・ライコネン(フィンランド)
第2戦マレーシアGP:セバスチャン・ベッテル(ドイツ)
第3戦中国GP:フェルナンド・アロンソ(スペイン)
第4戦バーレーンGP:セバスチャン・ベッテル(ドイツ)
第5戦スペインGP:フェルナンド・アロンソ(スペイン)
第6戦モナコGP:ニコ・ロズベルグ(ドイツ)
第7戦カナダGP:セバスチャン・ベッテル(ドイツ)
第8戦イギリスGP:ニコ・ロズベルグ(ドイツ)
第9戦ドイツGP:セバスチャン・ベッテル(ドイツ)
第10戦ハンガリーGP:ルイス・ハミルトン(イギリス)
第11戦ベルギーGP:8月23日~25日
第12戦イタリアGP:9月6日~8日
第13戦シンガポールGP:9月20日~22日
第14戦韓国GP:10月4日~6日
第15戦日本GP:10月11日~13日
第16戦インドGP:10月25日~27日
第17戦アブダビGP:11月1日~3日
第18戦アメリカGP:11月15日~17日
第19戦ブラジルGP:11月22日~24日
ライコネンの優勝で幕を開けた今シーズンのF1ですが、ベッテルが地元ドイツGPを含む4勝を挙げ、同じドイツ人のロズベルグが2勝とドイツ勢が6勝を挙げています。同じく2勝を挙げているスペイン人のアロンソがドイツ勢のあとを追っている展開ですね。このアロンソが今回のベルギーGPのコースについて解説しています。下記画像をクリックするとご覧いただけます(英語)。ドライバーにも人気の高いスパ・フランコルシャンのコースイメージを膨らませていただけたらと思います。
続いて、各レースの順位に応じて与えられるドライバーズポイントについて見てみましょう。第19戦を終えた時点で最もドライバーポイントが高いドライバーがF1ワールドチャンピオンとなります。
【ドライバーズポイントのトップ5】
① セバスチャン・ベッテル(レッドブル):172ポイント
② キミ・ライコネン(ロータス):134
③ フェルナンド・アロンソ(フェラーリ):133
④ ルイス・ハミルトン(メルセデス):124
⑤ マーク・ウェバー(レッドブル):105
※第10戦ハンガリーGP終了時点
今季すでに4勝を挙げているベッテルが2位に約40ポイントの差を広げて、独走態勢に入っていますね。日本語対応のブックメーカー「dafabet」は、F1ワールドチャンピオン予想の大本命のベッテルに1.22倍のオッズを付けています(22日午後3時現在)。2番手には、1点差で2位のライコネンを追っているアロンソに8.0倍のオッズが、3番手には現在4位のハミルトンに10.0倍のオッズが予想されています。4番手には現在2位のライコネンに13.0倍、ベッテルの同僚のウェバーには151.0倍のオッズとなっています。
GPを優勝すれば25ポイント、以下2位~10位までに上から18-15-12-10-8-6-4-2-1ポイントが与えられます。ベッテルが10位ランク外になることはほとんど考えられませんので、約40ポイントの差を詰めていくのは容易ではないでしょう。でも、2位以下の争いはまだまだわかりません。今回のベルギーGPの順位次第では大きく入れ替わることもあります。ドライバーズポイントに注目しながら、今シーズンのF1を横断的に追いかけていくのも楽しみ方の一つではないでしょうか。
横断的にF1を楽しむもう一つの視点としては、「コンダクターズポイント」というものがあります。これは各チーム2名のドライバーが獲得したドライバーズポイントの合計ポイントのことで、レッドブルやメルセデスといったチーム単位で争われます。では、第10戦までを終えての「コンダクターズポイント」の上位4チームを見てみましょう。
【コンダクターズポイント上位4チーム】
① レッドブル:277ポイント
② メルセデス:208
③ フェラーリ:194
④ ロータス:183
2位に69ポイント差をつけて首位を独走するレッドブルには、ドライバーズポイントのトップ5に入っているベッテルとウェバーがいます。ブックメーカー「dafabet」はコンストラクターズの年間チャンピオン予想で、1.06倍の“当確”オッズを付けています。2005年からF1参戦を果たしたレッドブルは、2010年から3年連続でコンストラクターズの年間チャンピオンに輝いており、4連覇を迎える日も近いのかなと思わざるを得ませんね。2番目には現在2位のメルセデスに9.0倍のオッズが付いています。メルセデスにはハミルトンと、ドライバーズポイントが現在84ポイントで6位のニコ・ロズベルグ(ドイツ)がいます。
では、今回のベルギーGPは誰が制するのでしょうか?日本語対応の「dafabet」の優勝者予想を見てみたいと思います。優勝候補の本命は、2011年の同GPで優勝したベッテルで、2.6倍のオッズが付いています(22日午後4時現在)。ベッテルは昨年惜しくも2位に甘んじたスパ・フランコルシャンのコースで雪辱と王座奪還を狙います。2番手には、この3戦すべてポールポジションを取っていて、第10戦のハンガリーGPを制したハミルトンに4.0倍のオッズが予想されています。また、過去4度ベルギーGPを勝利し、来季はフェラーリ復帰やレッドブル移籍がささやかれているロータスのライコネンに6.50倍のオッズが付いています。
ハミルトンや7.50倍の優勝オッズが付いているアロンソは、昨年のベルギーGPで多重クラッシュに巻き込まれて途中リタイアを余儀なくされています。玉突きで後ろからやられれば、どうしようもないですよね。でも、それがF1なんです。予期せぬことが起こることも考えながら自分なりに順位を予想して、ブックメーカーでさらなる“スリル”を味わう楽しみ方も悪くないのではないでしょうか。
第11戦ベルギーGPは、BSフジで予選の模様は8月25日午前0時から、決勝の模様は8月25日午後11時30分から放映される予定です。
Good luck!!