ラブリーデイが重賞4連勝を達成するのか?秋の中距離王決定戦「天皇賞秋2015」(G1、2000㍍・芝)が11月1日午後3時40分に東京競馬場で開催されます。JRAから29日に枠順が発表され、昨年の天皇賞秋を制したスピルバーグは8枠17番に入りました。東京の長い直線で、後方から一気の末脚を見せました。
【天皇賞秋2014(優勝:スピルバーグ)】
さあ、今年の第152回天皇賞秋を制するのはどの馬なのでしょうか?確定した枠順を見ながら有力馬を紹介してきましょう。なお、イギリスの老舗ブックメーカー「William Hill(ウィリアムヒル)」がレース前日の31日夜に単勝オッズを発表すると思われますので、発表され次第、下記に更新する予定ですのでぜひ同サイトに再び足を運んでいただけますようお願いいたします。
【天皇賞秋2015枠順と単勝オッズ】
1-1 ディサイファ(四位洋文):8.00
1-2 アンビシャス(M.デムーロ):8.00
2-3 サトノクラウン(C.ルメール):11.00
2-4 ダコール(三浦皇成):101.00
3-5 クラレント(田辺裕信):67.00
3-6 カレンミロティック(福永祐一):41.00
4-7 ラストインパクト(菱田裕二):26.00
4-8 ラブリーデイ(浜中俊):4.00
5-9 エイシンヒカリ(武豊):4.00
5-10 ペルーサ(柴山雄一):51.00
6-11 ワンアンドオンリー(内田博幸):26.00
6-12 ダービーフィズ(C.デムーロ):41.00
7-13 ヴァンセンヌ(横山典弘):51.00
7-14 ステファノス(戸崎圭太):26.00
7-15 ショウナンパンドラ(池添謙一):11.00
8-16 イスラボニータ(蛯名正義):9.00
8-17 スピルバーグ(北村宏司):17.00
8-18 アドマイヤデウス(岩田康誠):67.00
※ブックメーカー「ウィリアムヒル」が31日オッズを発表。午後10時更新。
★オッズの探し方:「ウィリアムヒル」HP→競馬→東京
何といっても今季重賞レース5勝挙げている4枠8番のラブリーデイが優勝候補の筆頭に挙げられるでしょう。中山金杯(G3)勝利で2015年をスタートさせると、2月の京都記念(G2)、6月の鳴尾記念(G3)で勝ち名乗りを挙げると、3週後の宝塚記念(G1、2200㍍・芝)では大本命だったゴールドシップのスタート大遅れをしり目に2番手から直線で抜け出し、G1初制覇を決めました。
【宝塚記念2015(優勝:ラブリーデイ)】
ラブリーデイは休養十分で挑んだ10月の京都大賞典(G2)でもきっちり勝って、宝塚記念と同様に中3週でG1レース2勝目に挑みます。主戦の川田雅将騎手が騎乗停止で浜中俊騎手が乗り替わりで騎乗することになっていますが、2013年の皐月賞で1度タッグを組んでいます。浜中騎手は「以前より多少はドシッとしましたね。ただ、乗り味がすごくいいとかではなくて、レースが総合的に上手なタイプ。状態はよさそうなので楽しみ」とコメントしており、騎手交代には不安はないようです。
5枠9番に入ったエイシンヒカリは、前哨戦の毎日王冠(G2)を制しました。何といっても魅力は9戦8勝、1番人気に8回押されるなど人気にこたえるパワーをエイシンヒカリは持っています。今年に入って鞍上が武豊騎手に代わりエプソムC(G3)を含め3連勝中と勢いに乗っています。「これまでの成績が素晴らしい。1戦1戦強くなってきているし、1つ1つ(課題を)クリアーしてくれてきた。いよいよG1に挑戦することになって非常に楽しみ」と武豊騎手をうならせるほどの力を持っています。持ち前のスピードが東京の大舞台でさく裂するのか楽しみです。
毎日王冠で2着に入った1枠1番のディサイファも面白いですね。8月の札幌記念(G2)に勝っており、何よりレース経験が豊富です。昨年の天皇賞では12着と歯が立ちませんでしたが、6歳になって急成長を遂げています。小島太調教師は「馬体が柔らかすぎたので成長を待ってきたが、まさかここまでとは」とピークを過ぎているであろう6歳馬にさらなる成長を感じているようです。もし、ディサイファが天皇賞を勝てばJRA史上初となる騎手と調教師両方の立場でのG1レース制覇の偉業となります。進化を続けるディサイファがG1レース初勝利となるのでしょうか。