【ウィリアムヒル】復活を期すキズナ7枠13番、阪神大賞典3連覇のゴールドシップ1枠1番!天皇賞春2015を予想―ブックメーカー発表単勝オッズ

天皇賞春2015 ロゴ

3200㍍とJRAのG1レースで最も長く過酷なレース「天皇賞(春)2015」が京都競馬場で5月3日午後3時40分に出走します。今回で第151回目を迎える天皇賞を制するのは、復活を期すキズナか?阪神大賞典(G2、3000㍍・芝)を3連覇して満を持して挑むゴールドシップが奪うのか?それとも・・・

ウィリアムヒル早速ですが、JRAから本日30日に注目の枠順が発表されましたのでご紹介しましょう。なお、英国の老舗ブックメーカーでJRAのG1レースのオッズも発表している「William Hill(ウィリアムヒル)」が、レース前日の5月2日夜に単勝オッズを発表する予定ですので、発表され次第下記にて更新いたします。こちらも楽しみにしていてください。

【天皇賞(春)2015枠順と単勝オッズ】
1-1 ゴールドシップ(横山典弘):4.50倍
1-2 カレンミロティック(蛯名正義):26.00倍
2-3 ネオブラックダイヤ(秋山真一郎):101.00倍
2-4 ラストインパクト(川田将雅):12.00倍
3-5 タマモベストプレイ(津村明秀):51.00倍
3-6 ホッコーブレーヴ(幸英明):21.00倍
4-7 トーセンアルニカ(池添謙一):101.00倍
4-8 スズカデヴィアス(藤岡佑介):34.00倍
5-9 クリールカイザー(田辺裕信):26.00倍
5-10 ラブリーデイ(C.ルメール):21.00倍
6-11 フーラブライド(酒井学):51.00倍
6-12 デニムアンドルビー(浜中俊):17.00倍
7-13 キズナ(武豊):3.50倍
7-14 フェイムゲーム(北村宏司):15.00倍
8-15 サウンズオブアース(内田博幸):7.00倍
8-16 ウインバリアシオン(福永祐一):13.00倍
8-17 アドマイヤデウス(岩田康誠):6.50倍
※(カッコ)内は騎乗騎手。単勝オッズはウィリアムヒル発表後、2日午後7時30分更新
☆オッズの探し方:ウィリアムヒルHP→競馬→京都サンガF.C

フェノーメノ

3連覇を目指していたフェノーメノが、追い切り後に脚部不安を抱え今回の天皇賞を回避しました。非常に残念ですが、それでも十分な役者がそろっていると言えるでしょう。昨年の凱旋門賞(海外G1、2400㍍・芝)に挑戦した後に故障し、G1レース復帰戦に挑むキズナ(武豊騎乗)は7枠13番からの出走となりました。また、横山典弘騎乗のゴールドシップは最内となる1枠1番、岩田康誠騎乗のアドマイヤデウスは大外の8枠17番からの発走と決まりました。

【天皇賞春2014(優勝:フェノーメノ)】


まずは多くの競馬ファンが復活を期待しているキズナでしょう。昨年の天皇賞春以来のG1レースに登場です。休養明け初戦となった今年2月の京都記念(G2、2200㍍・芝)では3着、前走の産経大阪杯(G2、2000㍍・芝)では2着と確実に着順を上げ、レース感と調子を上げながら今回の天皇賞春で必勝を期します。産経大阪杯ではラキシスと直線での一騎打ちとなりましたが、馬場状態にも分のあったラキシスに敗れて2着でした。とはいえ、直線での末脚はキズナ本来のものに近づいており、このレースで叩いていざ本番へ!といった感じでしょうか。

【産経大阪杯2015(2着:キズナ)】


「並びは非常にいい。早め早めの競馬を意識するだろうし、昨年よりレースが流れると思う。あとは仕掛けどころでしょう。キズナはキズナのレースをするだけです」と枠順決定後にコメントした佐々木晶調教師。キズナの仕上がり具合に手応えを感じているようです。そして、キズナとのコンビで2013年日本ダービー(G1、2400㍍・芝)以来のビッグレース2勝目を狙う武豊騎手も前走について「きっちりと勝たないといけないレースだった」と悔やみながらも「(キズナは)文句なしに速い」と絶賛しています。キズナが淀で復活ののろしを上げることになるでしょうか。

キズナ

優勝最有力と目されていたフェノーメノが回避したことで、実績的にも優勝最有力となるのがゴールドシップでしょう。宝塚記念(G1、2500㍍・芝)では2013年、2014年と初の連覇を果たすなど、これまでG1レース5勝を挙げています。さらに、前走となった阪神大賞典では史上初の3連覇を達成するなど、ステイヤーでの強さを発揮しています。早めに仕掛けたようにも思えましたが、直線に入ってからでも全く衰えずに貫録勝ちのレースでした。

【阪神大賞典2015(優勝:ゴールドシップ)】


まだ天皇賞春での戴冠はないゴールドシップ。6歳の芦毛馬は3度目の正直で初戴冠を狙います。一昨年、昨年と期待されながら連対にすら絡めず惨敗を喫したゴールドシップに「オーナーも自分も、タイトルを獲りたいという気持ちは大きい」と須貝尚介調教師は今回のレースに並々ならぬ意気込みを見せています。仕上がりも順調のようで、昨年の凱旋門賞以来のコンビとなる横山典弘騎手も「今回も『頑張ってください』とお願いする立場。彼次第だね」とコメントするなど、あとはレース当日のゴールドシップの気持ち一つにかかっているほど動きもいいようです。

ゴールドシップ

そして現在、赤丸急上昇中なのがアドマイヤデウスでしょう。今年に入って初戦となった日経新春杯(G2、2400㍍・芝)で6番人気ながら1着になると、前走となる日経賞(G2、2500㍍・芝)で人気を4番人気と上げて、こちらもトップ入線を果たしてG2レース2連勝。一気に天皇賞春の優勝候補に名乗りを挙げました。直線入ってからぐいっと伸びる走りが印象的でした。

【日経賞2015(優勝:アドマイヤデウス)】


3歳時は皐月賞と日本ダービーに出走したものの、9着、7着と目立った戦績を残すことは出来なかったアドマイヤデウス。しかし、4歳になってその力が開花しました。鞍上する岩田騎手も「4歳になってからレースに集中できるようになった。勝った前走も60~70%の走りだったのですごくチャンスがある。楽しみ」とその成長ぶりに目を見張らせています。キズナやゴールドシップの実績には劣るものの、若さと勢いで初のG1レース勝利を手繰り寄せることが出来るかに注目です。

アドマイヤデウス

そのほか、昨年の日経賞を制したウインバリアシオン、牝馬として62年ぶりVを狙うデニムアンドルビー、3400㍍で争われるダイヤモンドS(G3)を連覇したフェイムゲームなども天皇賞獲得を虎視眈々と狙っています。