【ブックメーカー】日本のプロバスケットボールが統合した「Bリーグ」開幕:初代王者はどのチームか?元NBLと元bjリーグのチームがしのぎを削る!

2016NBL東芝神奈川優勝

Bリーグロゴついに日本の男子バスケットボール界にこの日がやってきました。男子のプロ統一リーグが発足し、記念すべき開幕戦「アルバルク東京対琉球ゴールデンキングス」が22日と23日に代々木第1体育館で行われます。

「Bリーグ」最新オッズ(bet365発表)

ブックメーカー「bet365」が発表した22日の開幕戦オッズは、アルバルク東京勝利が1.80倍、琉球ゴールデンキングス勝利が1.86倍と非常に拮抗しています(オッズは22日午後5時現在)。その他のBリーグの試合のオッズは上記の「Bリーグ最新オッズ」で確認できます。

ベット365今までは、日本の男子プロトップリーグが「NBL」と「bjリーグ」という2つの団体に分かれていて、一昨年、国際バスケット連盟(FIBA)からFIBA傘下の競技団体としての無期限資格停止という厳しい制裁、簡単に言うと国際試合出場停止処分が突きつけられました。「リオオリンピック」での「AKATSUKI FIVE」の奮闘はまだ記憶に新しいですが、一昨年の制裁が長引いていたら「オリンピック予選出場」も叶わなかったことになります。

川淵Bリーグチェアマン退任

このような日本バスケットボール界の危機的状況を打開して、この男子プロバスケットボール「Bリーグ」が設立されました。Jリーグ設立時の「川淵チェアマン」が、バスケット界でもBリーグ初代チェアマンに就任しここまで来たことは、彼の辣腕ぶりに驚くほかありません。

さて、Bリーグは「B1」、「B2」と2部制となっており、ライセンス制度が導入されています。気になる1部、2部の入れ替えですが、「B1」の下位2クラブが「B2」に降格し、「B2」の上位2クラブが「B1」に昇格します。また、「B1」の16位と「B2」の3位とが入れ替え戦を行います。ただし、「ライセンス制」のため「B1」ライセンスがない場合、「B2」で例え優勝したとしても、昇格はできないことになります。

2016bjリーグゴールデンキングス優勝

この順位を決めるための仕組みですが、「B1」では18クラブが3地区に分かれ1シーズン60試合を戦います。そして、各地区上位2チーム、それを除いた勝率1位、2位がプレーオフに進み、王者が決定します。他方、勝率下位4チームでB1残留をかけたプレーオフが行われるため、Jリーグと違い年間勝率がそのまま降格につながるわけではないので、こちらのプレーオフも優勝を決める試合と同じくらい盛り上がること必至でしょう。プロ野球のプレーオフの下位バージョンと表現するとわかりやすいかもしれません。

このプレーオフを勝ち抜いたチームが残留、一回戦で負けたチームは降格、一回戦突破後残留チームに負けたチームが入れ替え戦に進みます。「B2」でも優勝を決めるプレーオフが行われ決勝進出2チームが昇格、3位決定戦で勝ったチームが入れ替え戦に進みます。

最新オッズ情報「バスケットボール」(bet365発表)

それでは、「NBL」と「bjリーグ」が統一した初年度「B1」リーグを戦うチームを地区別に一覧で紹介します。

<東地区>
レバンガ北海道(NBL)
仙台89ERS(bjリーグ)
秋田ノーザンハピネッツ(bjリーグ)
栃木ブレックス(NBL)
千葉ジェッツ(NBL)
アルバルク東京(NBL)

<中地区>
日立サンロッカーズ東京・渋谷(NBL)
川崎ブレイブサンダース(NBL)
横浜ビー・コルセアーズ(bjリーグ)
新潟アルビレックス(bjリーグ)
富山グラウジーズ(bjリーグ)
三遠ネオフェニックス(bjリーグ)

<西地区>
名古屋ダイヤモンドドルフィンズ(NBL)
シーホース三河(NBL)
滋賀レイクスターズ(bjリーグ)
京都ハンナリーズ(bjリーグ)
大阪エヴェッサ(bjリーグ)
琉球ゴールデンキングス(bjリーグ)
※(カッコ)内は元の所属リーグ

まず、昨シーズンまでの「NBL」と「bjリーグ」のパワーバランスはどうだったのでしょうか?リオオリンピック最終予選メンバーでは「bjリーグ」から1名選ばれるにとどまっています。

バスケットボール男子日本代表2016

また、大きな戦力である外国人枠、帰化枠の違いが「NBL」と「bjリーグ」にはありました。特に「bjリーグ」は外国人選手登録が4人で、2Q、4Qは帰化枠も含めて3人の外国人出場が可能でした。「Bリーグ」では外国人の試合登録は帰化枠も含めて3人までで、1Q内で最高でも2人までしかプレーできません。各試合で1Q、2Q、3Q、4Qの外国人出場枠を事前に調整する制度で、「総枠6枠」を各Qに最大2枠として配置していきます。もしかすると、0、2、2、2という配置になり1Qは日本人のみで試合をするということがあるかもしれません。

このような中、オフシーズンに補強も行い元「NBL」チーム有利の下馬評をどう元「bjリーグ」チームが戦うかが鍵になります。

アルバルク東京(トヨタ自動車アルバルク)

だからこそ、開幕戦の前「NBL」レギュラーシーズン1位、プレーオフでは惜しくも3位だった「アルバルク東京」vs最後の「bjリーグ」王者「琉球ゴールデンキングス」の試合は「Bリーグ」の勢力図を予想するにあたっても注目の一戦です。豊富な戦力の東京に、キングスのレジェンド“アンソニー・マクヘンリー”率いる最後のbj王者がどう立ち向かうのでしょうか。

アンソニー・マクヘンリー

初代Bリーグ王者はどのチーム?

さて、気が早い優勝の行方ですが、やはり2015-2016NBLプレイオフセミファイナル進出の4チームに注目したいと思います。「栃木ブレックス」「アルバルク東京」「川崎ブレイブサンダース」「シーホース三河」です。オフシーズンでも主力選手の流出等の戦力ダウンもなく、逆に初代Bリーグ王者に向けて各チーム戦力アップしたと思われます。東地区2チーム、中地区1チーム、西地区1チームと分かれており、レギュラーシーズンでの潰し合いも考えられにくく、順当にこのチームがプレーオフに進出する可能性は高いと思います。

Bリーグ開幕戦カード

注目は各地区の2位です。西地区の2位筆頭候補には最後の「bjリーグ」王者・琉球ゴールデンキングス、その琉球ゴールデンキングスにプレーオフで敗れた「大阪エヴェッサ」が、並里が退団したものの元・琉球ゴールデンキングスの桶谷ヘッドコーチを迎え戦力補強を図りました。西地区の2位以下は混戦とみます。中地区は2位をめぐって旧bj陣と東京サンロッカーズの戦いになりそうです。2015-2016で大躍進を遂げた富山グラウジーズが「bjリーグ」勢筆頭候補でしょう。東地区は、アルバルク東京と栃木ブレックスが戦力として抜けている感があり、東北の意地をどう見せてくれるのか、判官贔屓でbj勢を応援したくなります。

Bリーグの派手な演出イメージ

海外のブックメーカーがどう評価するのか気になるところです。男子日本バスケットプロリーグ統一元年、かなり演出等も本場NBAを意識した豪華で楽しいものになるようです。ぜひバスケットに注目してください!

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