【Paddy Power】世界陸上2017ロンドン大会開幕:日本勢の表彰台なるか?男女マラソンなど注目の日本人選手の優勝オッズをブックメーカー発表!

川内優輝

2016年リオデジャネイロオリンピックのマラソンでは、日本は男女ともに誰一人として1ケタ順位に入ることができませんでした。あの惨敗から一年。かつてメダルを毎回のように獲得していたお家芸を復活させることはできるのでしょうか?

Paddy Power Logo世界陸上2017マラソンは8月6日(日)、男子が日本時間18時55分、女子が22時にスタートする予定となっています。ブックメーカー「Paddy Power」がマラソン、およびその他競技のオッズを発表していますのでご紹介していきます。

前回大会マラソン結果

藤原正和

男子は、エリトリアのギルメイ・ゲブレスラシエが2時間12分27秒で金メダルを獲得しました。ゲブレスラシエのこの勝利はアフリカの小国エリトリアにとって史上初の金メダルをもたらしています。日本人選手は藤原正和が2時間21分06秒で21位、前田和浩が2時間32分49秒で40位、”元祖・山の神”今井正人は髄膜炎の発症により急遽欠場となりました。

女子は、エチオピアのマレ・ディババが2時間27分35秒で金メダルを獲得しました。銀メダルのヘラー・キプロプ(ケニア)との差は1秒、銅メダルのユニス・キルワ(バーレーン)とは4秒と、激しいデッドヒートの末の勝利となっています。日本人選手は伊藤舞が2時間29分48秒で7位入賞、前田彩里が2時間31分46秒で13位、今大会も参加する重友梨佐が2時間32分37秒で14位となりました。

マラソン日本代表は安定感を重視した布陣に

世界陸上2017マラソン日本代表選手

<男子>
中本健太郎(2時間08分35秒):2大会ぶり3回目
川内優輝(2時間08分14秒):2大会ぶり3回目
井上大仁(2時間08分22秒):初出場
<女子>
重友梨佐(2時間23分23秒):2大会連続2回目
安藤友香(2時間21分36秒):初出場
清田真央(2時間23分47秒):初出場
※カッコ内はマラソン自己ベストタイム

女子は3度目の優勝目指すキプラガトがトップに

安藤由香

【女子マラソン優勝オッズ】
世界陸上2017女子マラソン優勝オッズ
※オッズは2日午後11時現在

女子マラソン優勝最有力となったのは、ケニアのエドナ・キプラガト。ブックメーカー「Paddy Power」発表のオッズは3.00倍となりました。キプラガトは2011年、2013年の世界陸上で金メダルを獲得しており、5位に終わった2015年の雪辱を果たせるか注目です。37歳という高齢にもかかわらず今年4月のボストンマラソンでは2時間21分52秒という好記録をマークして優勝しており、衰えはないと言ってよいでしょう。2番手は2015年世界陸上マラソン金メダリストのマレ・ディババで4.50倍、3番手はアセレフェチュ・メルギア(エチオピア)で6.00倍となりました。

日本の安藤由香は9番手の51.00倍。今年3月に初めてマラソンに挑戦、2時間21分36秒の好記録を残し、日本代表に選出されました。同じく日本の清田真央は10番手の101.00倍となっています。

男子は同い年の2選手によるデッドヒートが予想される

井上大仁

【男子マラソン優勝オッズ】
世界陸上2017男子マラソン優勝オッズ
※オッズは2日午後11時現在

男子マラソン優勝最有力となったのは、エチオピアのタミラト・トラとケニアのダニエル・ワンジル。ともに25歳の両選手のオッズはそれぞれ4.50倍となっています(Paddy Power発表)。トラは今年1月に歴代9位となる2時間04分11秒をマークしており、勢いに乗っています。また、ワンジルは今年4月にロンドン・マラソンで優勝、2時間05分48秒をマークしています。

日本の井上大仁は51.00倍で10番手。同じく10番手に、7月のゴールドコーストマラソンで川内優輝を破って優勝した野口拓也が挙げられていますが、今大会の日本代表には選ばれていません。たまにこういったブックメーカー側のミスがあるので、気をつけたいところです。

その他競技の注目日本勢のブックメーカーオッズ

女子10000m

松田瑞生

【女子10000m優勝オッズ】
世界陸上2017女子10000M優勝オッズ
※オッズは2日午後11時現在

女子10000mでは、6月の日本選手権で初優勝を飾った松田瑞生が「Paddy Power」発表のオッズで101.00倍の9番手タイとなりました。リオ五輪同種目日本代表で18位となった高島由香は、現在のところ今回代表には選ばれていませんが、松田と並ぶ101.00倍のオッズが付けられています。

優勝候補最有力は、リオ五輪同種目金メダリストのアルマズ・アヤナ(エチオピア)でオッズは1.57倍。リオ五輪では23年ぶりに世界記録を更新する29分17秒45の記録を打ち立てています。

リオ五輪同種目代表の鈴木亜由子、同5000m代表の上原美幸も、現在のところオッズはついていませんが同種目に参加します。今後、オッズに名前が登場することが予想されるので要チェックです。

男子棒高跳び

荻田大樹

【男子棒高跳び優勝オッズ】
世界陸上2017男子棒高跳び優勝オッズ
※オッズは2日午後11時現在

3大会連続3回目の出場となる荻田大樹が101.00倍の15番手タイとなりました。過去2回の世界陸上ではともに予選落ちを喫している荻田。3度目の正直で予選突破となるでしょうか。

優勝候補最有力は、リオ五輪銅メダリストのサム・ケンドリックス(アメリカ)で1.83倍。2番手は同銀メダリストのルノー・ラビレニ(フランス)で3.25倍となっています。

荻田と同じく3大会連続3回目の出場となる山本聖途にも、101.00倍のオッズがついています。

走り高跳び

衛藤昴

【男子走り高跳び優勝オッズ】
世界陸上2017男子走高跳優勝オッズ
※オッズは2日午後11時現在

走り高跳びはリオ五輪同種目代表で、世界陸上2大会連続出場となる衛藤昴が101.00倍の17番手タイとなりました。

優勝候補最有力は、リオ五輪同種目銀メダリストのムタズ・エサ・バルシム(カタール)でオッズは1.33倍となりました。2番手は同銅メダリストのボーダン・ボンダレンコで6.00倍。3番手は同金メダリストのデレク・ドルイン(カナダ)で11.00倍となっています。

世界陸上2017が開幕すれば、さらに多くの種目と選手がオッズの対象になってきます。また「Paddy Power」だけでなく、多くのブックメーカーで世界陸上のオッズが発表されますので、ぜひあなたのブックメーカーでオッズをチェックしながら真夏の熱い戦いを楽しまれてはいかがでしょうか?