6月の終盤を迎え、いよいよテニスの4大国際大会の1つ、ウィンブルドンの季節がやってきます。
2019年のウィンブルドンは7月1日に開幕。そして7月13日に女子シングルス、7月14日に男子シングルスの決勝が行われる日程となりました。
アジアで確固たる地位を築き、世界的にもマンチェスター・シティやリバプールの公式スポンサーとしても知られる日本語対応のブックメーカー「188BET」が優勝オッズを発表していますので、その数字を参考に大会展望をご紹介していきます。
世界一レベルも格式も高いテニス大会「ウィンブルドン」
グランドスラムの1つに数えられるウィンブルドン(全英オープン)。1877年に第1回大会を迎えたこの伝統ある大会は、試合や練習の際に白いウェアを着用することが義務付けられているなど、ほかの大会とは違った非常に格式の高いものとしても知られています。
ウィンブルドンは原則として毎年6月の最終日曜日から2週間をかけて行われます。開催地のイギリスにとっては夏を彩る最大のイベントとして、圧倒的な盛り上がりを見せる大会です。
2018年男子はジョコビッチが王座奪還!3年ぶりにウィンブルドンを制する
2018年の男子シングルスを制したのはノバク・ジョコビッチ。ウィンブルドン4回目、グランドスラム13回目の優勝となりました。
ジョコビッチは準々決勝で錦織圭、準決勝でラファエル・ナダルと相次いで実力者と当たるもねじ伏せて決勝へ進出。もう一方のファイナリストとなったケビン・アンダーソンは優勝候補筆頭だったロジャー・フェデラーを準々決勝で破る金星を挙げた後、準決勝でもジョン・イスナーに逆転勝ちし、2017年の全米オープン(ナダルに敗れて準優勝)に続く2度目のグランドスラムファイナル進出を決めています。
しかし、決勝戦は一方的な展開に。ジョコビッチがストレート勝利を飾り、アンダーソンは全米オープンに続いて準決勝に終わる結果となっています。
2018年女子はケルバーが初優勝!セリーナは出産からの復帰後初優勝を逃す
2018年女子シングルスの決勝戦に駒を進めたのは、アンゲリク・ケルバーとセリーナ・ウィリアムズ。ウィリアムズは2017年の妊娠・出産による休場からの復帰以降初のグランドスラム決勝進出となりました。
2016年のウィンブルドンでもこの2人が決勝に進出し、ウィリアムズが勝利。しかし今回は、ケルバーがその時の借りを返す結果に。見事2016年の全豪オープン、全米オープンに続く3度目のグランドスラム制覇を達成しました。
一方のウィリアムズも敗れはしたものの、自身の復活を大きく印象付ける戦いぶりを見せています。
男子はジョコビッチ連覇がトップに!フェデラー、ナダルらがその後を追う
【ウィンブルドン男子シングルス2019優勝オッズ(上位)】
※オッズは23日午後2時現在
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ブックメーカー「188BET」によるウィンブルドン男子シングルスの優勝候補筆頭は現王者のノバク・ジョコビッチ。オッズは2.50倍となりました。
その対抗馬筆頭となる2番手は大会最多8回の優勝を誇るロジャー・フェデラーで4.50倍。そして今年の全仏オープンで前人未到の12回目の優勝を成し遂げたラファエル・ナダルで7.00倍。4番手にアレクサンダー・ズべレフ、5番手にマリン・チリッチ、6番手にミロシュ・ラオニッチと続きます。日本の錦織圭は12番手タイの51.0倍のオッズがつけられました。
女子はセリーナの復帰後初制覇が最高オッズ!大坂も3番手につける
【ウィンブルドン女子シングルス2019優勝オッズ(上位)】
※オッズは23日午後2時現在
ブックメーカー「188BET」によるウィンブルドン女子シングルスの優勝候補筆頭は、昨年準優勝のセリーナ・ウィリアムズ。オッズは6.00倍となりました。
2番手には僅差の7.00倍で今年の全仏王者アシュリー・バーティ。ウィンブルドン過去2回優勝のペトラ・クビトバと日本の大坂なおみが3番手の11.0倍がつけられました。
大坂はその巨大なプレッシャーに打ち勝ち、さらなる輝きを見せたい
大坂は全米オープンと全豪オープンのグランドスラム2連覇を達成し、一気に世界ランキング1位にまで上り詰めましたが、その後苦戦続きの展開に。
ウィンブルドン前哨戦のネイチャーバレー・クラシックでは2回戦で同43位のプティンツェワ(カザフスタン)にストレート負けを喫し、記者会見の出席を拒否した結果罰金を受けるなど、厳しい状況に立たされています。
まだ21歳と若いものの、日々巨大なプレッシャーを受け続けていることは想像に難くありません。大坂は試練に打ち勝ち、再びグランドスラムの優勝杯を掲げる姿を見せてくれるでしょうか。
好調を維持する錦織、悲願のグランドスラム制覇へあと一歩か
世界ランキング7位を維持する錦織。全仏オープンでは準々決勝で敗れたものの、その相手が”赤土の帝王”ラファエル・ナダルとあってはくじ運を恨むほかありません。
とはいえ、これで昨年のウィンブルドンから4大会連続で準々決勝以上に進出。これまでのプロキャリアで最高といってもいいくらいに高い成績を安定して出すことができています。
多少の組み合わせの運は必要となるかもしれませんが、悲願のグランドスラム制覇へ、準備が整いつつあるのではないでしょうか。