ATPマスターズ1000のマイアミオープンテニス2021が24日(日本時間では25日)に開催。
同大会は例年ではBNPパリバオープンの開催後休みなく続けざまにマイアミオープンが開催されます。今年はBNPパリバオープンは開催はありませんでしたがBNPパリバオープンとマイアミオープンは『春の祭典』と呼ばれ、業界内では重要大会の一つです。グランドスラムではないものの、『第五のグランドスラム』という別名でも呼べれ扱いとしてはグランドスラム同様です。この『春の祭典』を制覇するとサンシャインダブルと呼ばれ賞賛を受けます。
また2019年から開催場所をアメリカ西海岸から東側のリゾート地・フロリダ州のマイアミに開催場所が移されています。会場はハードロック・スタジアムでアメリカンフットボールチーム「マイアミ・ドルフィンズ」の本拠地でもあります。会場が移転したことで、会場の規模が拡大し収容人数も増えましたが新型コロナウィルス感染症の影響により最大20%の収容率を目指すなど、入場制限される中ですがチケット販売が始まりました。
日本人選手でも男子では世界ランク39位の錦織圭と大坂なおみは2回戦からの参戦です。
さて、この春の祭典マイアミオープンの大会展望と優勝者オッズを「bet365」でご覧頂きながらご紹介します。
トップ選手不在のマイアミ
グランドスラムの常連選手や元常連でもあるロジャー・フェデラーとラファエル・ナダルは早々出場しない意向が出ていた。二人に続いてジョコビッチも欠場が決定しました。男子シングルスでは決勝戦の常連の彼らが不在ということは非常に残念であります。そろそろフェデラーの復活を見られるのではという声もあっただけに今回の欠場は残念な結果ではあります。しかしながら新規注目選手の発掘のチャンスということでもありますの楽しみでもあります。
錦織圭、単・複共に上位狙えるか?
現在世界ランク39位の錦織圭は前戦のドバイ・デューティーフリー・テニス選手権でベスト8いい結果で残すことが出来ました。復帰の兆しも見えてきて今大会の好成績を期待したいところです。先述にもありましたが錦織圭は同59位のアルヤジ・ベデネ(スロベニア)と予選突破者の勝者と対戦予定です。
今回ご紹介は男女共にシングルスをご紹介予定ではありますが、同大会に錦織圭はダブルスでも出場です。ディミトロフと2016年のブリスベン国際大会以来の久々のペアを組み錦織は単・複共に上位を狙います。錦織ディミトロフペアは過去2度のベスト4と相性は悪くないですが初戦対戦相手はマクラクラン勉(イカイ)& レイベン・クラーセン(南アフリカ)というダブルスでは上位のペアということではあるがどのようなゲームメイクをしていくかが見ものです。
話はダブルスにそれましたが、世界ランク654位の望月慎太郎が同168位のE・ゴメスをストレートで破りATPマスターズ1000初の本戦入りを決めました。望月選手の初のマスターズ1000への物語としても注目したいところだ。
優勝のオッズについてはブックメーカー「bet365」が随時更新しておりますので、最新のものをご確認ください。
【マイアミオープン優勝オッズ】
※オッズは24日午前11時現在
優勝は世界ランク2位ダニール・メドベージェフか?
ブックメーカー「bet365」はダニール・メドベージェフが1番有利とされ3.10倍ですが、ATP500のロッテルダムでは世界ランク上位であるにも関わらず初戦でストレート負けするという事態が起きた。その際メドベージェフは奇行やラケット破壊をするなどの行為が見られ批判が大きくあったが今大会で名誉挽回となるでしょうか。
2番目に有利となるのはアンドレイ・ルブレフで4.50倍です。アンドレイ・ルブレフはロッテルダムで優勝し、ATPランキングで8位に君臨している。ダブルスでもカタール・エクソンモービル・オープンで優勝し単・複ともに着実に実力をつけています。日本勢の錦織圭は81.00倍ではあるが各ブックメーカーの期待を大きく裏切って上位を目指してもらいたい。