聖地ラスベガスも。失業者が増加
2020年に入って間もなく、世界中を震撼させたコロナウイルスの感染拡大。各国で行われた外出規制で、観光業をはじめさまざまな業界の収益は軒並み暴落しています。
カジノやスポーツベッティングも例外ではなく、米国ではほぼ全てのカジノが閉鎖したとされています。特にカジノの聖地として世界的に有名なラスベガスでは、3月から宿泊施設が閉鎖され、失業者が急増しました。同地で毎年開催されるCES(世界最大級のコンベンション)の通常開催が中止されることが発表され、深刻な減収に悩まされています。
IR事業が遅れる日本
今年6月に入り、米国やマカオ、韓国などのIR施設は営業再開に向けて動き出し始めました。依然としてパンデミックが収束する気配はありませんが、経済停滞によるこれ以上の打撃を食い止めるためには止むを得ないと言ったところでしょうか。
一方で、日本ではコロナショックによって、IR事業のスタートがさらに遠のくのではないかと予想されています。
大多数の人が屋内に集まるカジノ施設では、3密の回避が困難なほか、海外からの観光客が途絶えた今、インバウンド収入を見込めないのが原因です。
数千あるオンラインカジノは玉石混交の状態
今後、ワクチンの開発などで人の出入りが再び増えることで、世界のカジノ施設は息をふきかえす可能性は考えられます。しかし、現時点でそれがいつになるかは分かりません。
昨今の状況を考えると、今後はオンラインカジノへの需要が増えるのではないかという見方が強まっています。リモートでカジノやスポーツベッティングを楽しむ…。そんな時代がやってくるかもしれません。
とはいえ、オンラインカジノはすでに数千以上と無数にある状態。日本市場としてはすでに激増していますが、詐欺まがいのサイトも少なくなく、その見極めは難しいのが現状です。
日本向けオンラインカジノも増加
国内においても、日本語サポートが受けられるオンラインカジノは数多くあります。少なくとも日本語対応である点は必須ですが、運営元の信憑性やトラブル時の対応などはチェックしておきたいところです。
今後もさらに数が増えると予想されるオンラインカジノですが、プレーヤー側にはゲームのスキルだけでなく、信頼できるカジノサイトなのかどうかの審美眼も問われるでしょう。