【ピナクル】東京オリンピック2020:新たな追加種目のサーフィン。大注目であるが日本の勝算は?

都筑アムロ

若い世代に関心が高く活気あふれる競技をオリンピックのプログラムに加えたいと、東京2020組織委員会が追加種目として提案した5競技の1つである東京オリンピックにおいては超目玉種目であるサーフィン。競技が行われるのは自然の海です。波の状態は、風の強さや風向き、潮の干満などによって変わる。同じ波は2つとないため、環境が同じには出来ない為、どのように評価するのかという点でも課題と言われていたサーフィンでありますが、先述にもありましたが人気もどんどん出ているスポーツでもあるので話題性も十分です。会場は千葉県の釣ヶ崎海岸で行われますがこちらも無観客での開催が既に決定しており、東京オリンピックで町おこしという展望があった町では落胆の声があるでしょう。

サーフィンは競技としては2種類に分類されます。歴史が古い長さ9フィート(約274センチメートル)以上のロングボードと1970年前後に登場したショートボードは、長さ6フィート(約183センチメートル)前後でボードの先端がとがっていますが、こちらは細かいターンがしやすく、それまで平面的な動きだったサーフィンに縦の動きを与え、三次元のダイナミックな技を可能にしました。東京オリンピックのサーフィンは、このショートボードで行います。

ピナクル ロゴ

新競技のサーフィンの大会展望は「Pinnacle」を見ながら紹介予想に移りましょう。

初めてのオリンピック種目サーフィン、日本勢は?

前田マヒナ

初めてのオリンピックサーフィン競技に参加できるのは、17の国々から選ばれた男女ともに20名の合計40名である。女性は2021 World Surfing Gamesより選出された前田マヒナ、都筑アムロが出場します。前田マヒナ選手は日本人の両親のもとハワイで生まれ育ちました。世界各地を転戦するサーフィンのプロツアー、ワールド・サーフ・リーグで活躍する実力派でアメリカと日本の両方の国籍を持っていますが、日本人として東京オリンピックに挑戦をすると宣言し今回日本代表として出場します。パワフルでダイナミックな彼女のスタイルは目が離せません。都筑アムロ選手は2016年に15歳でJPSAプロ公認を得て、16歳から本格的にツアーを回り、第2戦の『伊豆下田CHAMPION PRO』で初のファイナル進出で2位に入り、翌週に行われたWSLジュニア『Ichinomiya Isumi Pro Junior Surfing Governor’s Cup』では初優勝を勝ち取りました。二人の活躍に期待したいです。

次に男子は五十嵐カノアと新婚で新たにパパとなる大原洋人が出場します。五十嵐カノアもまたアメリカ生まれアメリカ育ちで日本人の両親の元で生まれました。5カ国を使い熟し多才な一面も持っています。輝かしい成績を世界的にも持っている彼が今回日本人として登録を変更し日本人代表として東京オリンピックに挑みます。大原洋人は現在は五十嵐カノアの影に薄れているように思われがちですが、大原選手は2015年の『Vans US Open of Surfing』、ゴルフやテニスの全米オープンに値する大きな大会で18歳にして日本人初の優勝という快挙を成し遂げ、世界中のサーファーから脚光を浴びました。その時のインタビューも衝撃的で「賞金100,000USドル(約1,240万円)の使い道は?」との問いに、「免許をとって車を何台も買いたいね」というセリフが、当時海外で流行っていたネット俗語「THUG LIFE(生涯チンピラ)」のテロップと共にSNSで拡散し、世界を笑いの渦に包みました。そんな彼も今は24歳父になるわけです。大黒柱として今度は生涯かけて挑みます。

男子はブラジルが断固して有利!

イタロ・フェレイラ

1番には2度のサーフィン世界王者で、東京五輪の出場枠も獲得しているブラジルのガブリエル・メディナが2.490倍です。彼もまた大原選手と同じく女優との結婚を発表しました。サーフィンでももちろん有名ではありますがネイマールの親友としても有名です。生まれはあまり裕福な家庭に生まれたわけでなく義父の影響でサーフィンを始めるがどんどん頭角を若干20歳ながら、そのテクニックは凄く、なんとサーフィンでバク宙(Backflip)を決めてしまうほど。しかも顔も端正な顔であるのですから大注目です。2番目にもブラジル代表でイタロ・フェレイラで3.100倍です。イタロ・フェレイラは2019年にブラジリアンサーファーとして3人目のチャンピオンです。彼の自由奔放でズバ抜けた運動神経のみならず、不可能を可能にしてしまうような発想力とポジティブマインドで、人と勝利を惹きつける不思議な魅力を持ち合わせる持ち味を見ることができるのでしょうか。日本代表も頑張って欲しいところでありますが、世界的に有名な選手たちの勇姿を見ることも非常に楽しみです。

【東京オリンピック サーフィン男子金メダルオッズ】
男子サーフィン
※オッズは20日午後3時現在

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女子はダントツにアメリカ勢が強い!

女子の優勝予想は1番目にはアメリカ代表のカリッサ・ムーアでダントツ有利で2.520倍です。彼女はワールドチャンピオンに4度輝いておりまさにサーフィンの女王です。5歳からサーフィンを始め、彼女のサーフィンへの愛はそれ以来成長を続けています。苦しく辛い時があっても笑顔を絶やさないところも彼女の魅力の一つでしょう。次にはキャロライン・マークスで4.030倍です。彼女は若干18歳でプロツアー入りしており、女王ムーアとも優勝争いをして2位で敗れています。今回のオリンピックで打倒ムーアと闘志を燃やしていることでしょう。女子の日本代表はオッズに登場しておりませんが健闘を祈りたいと思います。

【東京オリンピック サーフィン女子金メダルオッズ】
女子サーフィン
※オッズは20日午後3時現在

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