先週末開催の高松宮記念を皮切りに春のG1レースシーズン到来となりました。今週4月4日に大阪杯(G1、2000㍍・芝)が阪神競馬場において開催されます。
2017年からG1に昇格した大阪杯ですが記憶や聞き馴染みがあるのは「産経大阪杯」の方がまだまだ馴染みがあります。この国際レースである「大阪杯」の優勝馬はその年のアイリッシュチャンピオンステークスの出走が約束される同レースですが今年はどのようなレース展開になるのでしょうか。比較的安定した結果になっている大阪杯ですが、荒れた年というと2019年の9番人気のアルアインが勝った年のみです。大阪杯となってからはまだまだ歴史が浅いだけにデータとしてはこれからではありますが、同レースも動向がとても気になります。
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【大阪杯2021単勝オッズ】
※オッズは31日午後12時現在
優勝は手堅くコントレイルか
レースの注目といえば昨年3冠を取ったコントレイルと短距離最優秀馬グランアレグリアとの直接対決が注目されています。大阪杯のレース自体は2017年からの過去レースを見ても比較的人気馬が勝利しやすい流れにはなっていますが今年はどうだろうか。今年が昨年との違いといえば京都競馬場が使用できない分阪神競馬場での開催が多いという点では違和感が生じやすいところはあるようです。また当日レースは雨予想ですので競馬場のコンディションが悪い分少し予想通りとなるかと危ぶまれる点もあります。
オッズにおいては1番人気は前情報でも支持が高いコントレイルで1.72倍と圧倒的に有利と発表。続いて短距離女王グランアレグリアが2.25倍となっています。グランアレグリアは初の2000メートルに挑む形となります。1200メートル、1600メートルに加え、2000メートルでもG1を勝てば史上初の快挙となり、3階級制覇です。
3番人気はサリオスで少し差が開き6.00倍です。サリオスといえばコントレイルとの対決は昨春の皐月賞(2着)以来となる2000メートル戦となります。昨年は無冠で終わるという悔しい一年となりましたので、同レースで優勝し逆襲に測りたいところでしょう。
アーモンドアイの座を奪えるか
JRA史上最多の芝重賞レースを18勝馬アーモンドアイが昨年ジャパンカップをもってファンに惜しまれながらの引退となりました。アーモンドアイの引退で現在はアーモンドアイの座は空席である。その座を座るのはどの馬になるでしょうか。そこを座るのはグランアレグリアであれば女帝伝説となるのではないでしょうか。短距離を制覇し続けているのでキャリアとしては十分です。ダービー馬であるコントレイルとの対決はイレギュラーではあるとは思うが、遅かれ早かれ通る道です。ここは桜花賞勝利馬としてのプライドは譲れないところでしょう。