12月24日、中山競馬場にて『第68回有馬記念』が開催されます。今年の有馬記念は、昨年優勝馬であり世界最強のイクイノックス、今年の3冠牝馬のリバティアイランドは不在ですが、3歳勢からは皐月賞馬のソールオリエンス、ダービー馬のタスティエーラ、牝馬三冠路線を盛り上げたハーパーらが参戦します。迎え撃つ古馬勢も、天皇賞（春）勝ち馬のジャスティンパレス、昨年のダービー馬であるドウデュース、ジャパンカップ3着のスターズオンアース、今レースがラストランとなるタイトルホルダーと豪華な面々が揃いました。2020年のクロノジェネシスから1番人気馬が3連勝している有馬記念ですが、今年はどのようなレース展開になるのでしょうか？
出走予定の馬は以下の通りです。
アイアンバローズ（牡6、栗東、上村洋行厩舎））
ウインマリリン（牝6、美浦、手塚貴久厩舎）
シャフリヤール（牡5、栗東、藤原英昭厩舎）
ジャスティンパレス（牡4、栗東、杉山晴紀厩舎）
スターズオンアース（牝4、美浦、高柳瑞樹厩舎）
スルーセブンシーズ（牝5、美浦、尾関知人厩舎）
ソールオリエンス（牡3、美浦、手塚貴久厩舎）
タイトルホルダー（牡5、美浦、栗田徹厩舎）
タスティエーラ（牡3、美浦、堀宣行厩舎）
ディアスティマ（牡6、栗東、高野友和厩舎）
ディープボンド（牡6、栗東、大久保龍志厩舎）
ドゥラエレーデ（牡3、栗東、池添学厩舎）
ドウデュース（牡4、栗東、友道康夫厩舎）
ハーパー（牝3、栗東、友道康夫厩舎）
ヒートオンビート（牡6、栗東、友道康夫厩舎）
ブローザホーン（牡4、美浦、中野栄治厩舎）
プラダリア（牡4、栗東、池添学厩舎）
ホウオウエミーズ（牝6、美浦、池上昌和厩舎）
マテンロウレオ（牡4、栗東、昆貢厩舎）
ライラック（牝4、美浦、相沢郁厩舎）
このレースの単勝オッズなどを「ウィリアムヒル」でご覧頂きながら紹介予想に移りましょう。
日本競馬の大一番を制するのはどの馬か？
前走のジャパンカップでは、不利とされる8枠から3着に好走したスターズオンアースが予想オッズ4.50倍の優勝最有力候補にあがります。今年は大阪杯2着、ヴィクトリアマイル3着、ジャパンカップ3着と、あと一歩届かない競馬が続きましたが、今レース騎乗するのがルメール騎手ということもあり、優勝への期待が高まります。ルメール騎手は、昨年の有馬記念でも優勝馬イクイノックスの騎乗を務めており、自身の連覇を狙います。スターズオンアースはルメール騎手を背にビッグタイトル獲得となるでしょうか？
スターズオンアースと同じく予想オッズ4.50倍のジャスティンパレスは、天皇賞（秋）2着からの参戦となります。前走では、上がり最速を記録しての2着と好走し、不安視されていた距離適性も一蹴するほどの能力を見せました。昨年は7着でしたが、今年は中距離以上での安定感を持つ馬に成長。スタミナはもちろん、スピードの持続力も身につけたジャスティンパレスの走りに注目です。
前走の凱旋門賞では世界の強豪相手に4着と健闘したスルーセブンシーズは、予想オッズ6.00倍です。宝塚記念では、メンバー最速の上がり3ハロン34秒6を繰り出し、世界最強馬イクイノックスをクビ差まで追い詰め2着と、とんでもない脚を見せつけました。キャリア最高潮の時を迎える今、優勝を掴む事ができるでしょうか？
【有馬記念2023単勝オッズ】
※オッズは２１日午後４時現在
ラストランとなるタイトルホルダーが有終の美を飾るのか？
予想オッズ7.00倍のドウデュースは昨年の日本ダービー馬で、この秋3戦目で徐々に本来の走りを取り戻しつつあります。道中の折り合いがポイントとなりますが、今回は主戦の武豊騎手が怪我から復帰し手綱をとるとのことでも大きな注目が集まります。中山競馬場での勝利はありませんが、皐月賞3着、弥生賞ディープインパクト記念2着の実績からも、優勝への期待が高まります。
続いて、今年のダービー馬で前走の菊花賞2着のタスティエーラは予想オッズ8.00倍です。クラシックは3戦すべてで連対以上の成績と、その優れた能力は実証済みです。新馬戦以来のムーア騎手が鞍上に戻るとの事で注目が集まります。そして先述の通り、一昨年5着、昨年9着のタイトルホルダーは今回がラストランとなります。予想オッズは、9.00倍です。今年は天皇賞（春）で競走中止となりましたが、立て直した秋は産経賞オールカマーで2着、ジャパンカップで5着と復調の兆しを見せています。過去2回の有馬記念は共に不利な外枠でしたが、日経賞で圧勝しているように中山競馬場への適性自体は高く、好枠を掴んで有終の美を飾る事ができるか注目です。
