サッカーW杯最終予選を勝利し、コンフェデ杯へ挑む日本代表
「ドーハの悲劇」から20年・・・、日本代表が1-0でイラク代表にリベンジ!
日本もここ数日、30度を超える蒸し暑い日が続いていますが、まだ涼しい方なのかもしれません。後半45分、40度に迫る灼熱のピッチ上で日本代表が最後の力を振り絞って、カウンター攻撃。この試合キャプテンを務めた遠藤保仁からの折り返しを、岡崎慎司が滑り込むようにダイレクトでイラクゴールに押し込みました。その瞬間、私は「ドーハの悲劇から20年、日本代表リベンジ!」と喜びのつぶやきをしました(笑)。
すでに、前戦のオーストラリア戦でW杯を世界で1番最初に決めていた日本代表。それでもこの3試合勝利のなかった日本代表としては、勝って16日(日)午前4時(日本時間)にブラジルで開幕するコンフェデレーションズカップ(コンフェデ杯)に向かえるのは、気持ち的にも大きいのではないかと思います。
フル出場を果たした長友佑都は、イラク戦後のインタビューで次のように言っていました:
「この暑さ、アウエーの環境で、メンタルをコントロールするのは簡単ではない。自分を言い聞かせ、「俺たちは絶対やれる」と思ってやった。これからこそ、厳しい戦いになると思う。コンフェデが始まるし、いい準備をして、皆さんの期待に応えられるように頑張ります」
W杯最終予選を終えた日本代表は、ドーハから13時間のフライトでブラジル入りし、世界の強豪国との厳しい戦いに挑みます。コンフェデ杯とは、国際サッカー連盟(FIFA)が主催する各大陸の王者(全8チーム)によって争われるナショナルチームによるサッカーの国際大会で、原則としてW杯前年にW杯開催国で行われます。日本代表は過去一度だけ、2001年大会で決勝まで進みましたが、フランス代表に0-1で惜敗しました。
コンフェデ杯は、A、B各グループ4チームが総当りでリーグ戦を行います。日本代表はグループAに所属し、各グループ上位2チームに入ることができれば、準決勝、決勝、3位決定戦へと進むことができます。では、Aグループにはどんな強豪チームがいるのでしょうか?試合日程とともに確認してみたいと思います。
第1戦(16日午前4時):ブラジル代表
第2戦(20日午前7時):イタリア代表
第3戦(23日午前4時):メキシコ代表
※全試合、フジテレビ系列とNHK BS1で生中継される
ここでは、第1戦のブラジル代表について見ていきましょう。ブラジル代表はコンフェデ杯過去最多の3度の優勝を誇る誰もが認める世界一のチームで、大会3連覇を狙っています。9日にフランス代表との国際親善試合を行い、3-0で圧勝しました。日本代表は昨年の欧州遠征で対戦し、0-4でブラジル代表に完敗しました。
ブラジル代表の注目選手といえば、今月4日にスペインリーグの名門「バルセロナ」に74億円とも言われる移籍金によって加入した、FWネイマールです。世界トップのストライカーで、ネイマールがボールを持てば、あっという間にドリブルで日本陣営に切り込んで、日本ゴールを脅かすことでしょう。日本代表はサイドバックの長友らDF陣がいかにネイマールらのカウンター攻撃を封じるかが勝敗のポイントになってきそうです。
ブラジル代表は最新のFIFAランキングでは22位ですが、その数字以上の力を持っているのは間違いありません。第2戦のイタリア代表は8位、最終戦のメキシコ代表は17位で、日本代表は現在32位です。この4チームの戦いを「ブックメーカー」はどう予想しているでしょうか?見ないわけにはいきませんね(笑)。
日本語対応のある「ブックメーカー」である「M88」は、コンフェデ杯の日本代表がいるグループAでどのチームが1位通過するかを予想しています。オッズは以下のようになっています(13日午後10時現在、オッズは変動します)。
ブラジル:1.55倍
イタリア:3.60倍
メキシコ:6.50倍
日本:17.0倍
やはり、開催国のブラジルが最有力で、それをイタリア、メキシコが追う展開と予想しています。でも、わかりませんよ!1996年のアトランタ五輪での第1戦で、日本代表はブラジル代表を1-0で下した「マイアミの奇跡」が鮮明に記憶に残っている人も多いのではないでしょうか?日本代表はこの当時よりも数段レベルが上がっているのは事実です。
日本代表が「ブラジルの奇跡」を起こすことができるか?16日の早朝に開幕しますが、ワクワクして夜もおちおち寝られません。
ガンバレ日本!!