【bet365】ジャパンカップ2018:牝馬3冠アーモンドアイが2.00倍でブックメーカー1番人気!対抗は4.50倍でスワーヴリチャードか?

ジャパンカップ

いよいよ今年の日本競馬も残すところあとわずか。しかしまだまだ注目のレースは目白押しとなっています。そんな中でもこの秋冬シーズン関して言えば、今週末東京競馬場で開催されるジャパンカップ(G1、2400㍍・芝)を楽しみにしていた競馬ファンも多いのではないでしょうか。

2016年はあのキタサンブラック初の1番人気G1制覇。2017年はシュヴァルグランが悲願のG1初制覇を達成するなど、毎年のようにドラマが産まれ、またファンを魅了するジャパンカップ。

【ジャパンカップ2018枠順】
1-1 アーモンドアイ(牝3、C.ルメール・国枝栄)
2-2 ハッピーグリン(牡3、服部茂史・田中淳司)
3-3 サトノダイヤモンド(牡5、J.モレイラ・池江泰寿)
3-4 サトノクラウン(牡6、W.ビュイック・堀宣行)
4-5 ミッキースワロー(牡4、横山典弘・菊沢隆徳)
4-6 サンダリングブルー(セ5、F.ベリー・D.ムニュイジエ)
5-7 サウンズオブアース(牡7、田辺裕信・藤岡健一)
5-8 キセキ(牡4、川田将雅・中竹和也)
6-9 シュヴァルグラン(牡6、C.デムーロ・友道康夫)
6-10 ガンコ(牡5、蛯名正義・松元茂樹)
7-11 スワーヴリチャード(牡4、M.デムーロ・庄野靖志)
7-12 カプリ(牡4、R.ムーア・A.オブライエン)
8-13 ノーブルマーズ(牡5、高倉稜・宮本博)
8-14 ウインテンダネス(牡5、内田博幸・杉山晴紀)
※23日午後11時更新

bet365今年はやはりあの3歳牝馬VS古馬たちの争いに注目が集まるところです。そんな注目馬たち、そして海外遠征馬についてもしっかりご紹介させていただきます。まずはブックメーカー「bet365」が発表しているオッズをご確認いただきましょう。

【ジャパンカップ2018オッズ】
ジャパンカップ2018オッズ※オッズは21日午後11時現在
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今年のジャパンカップ最注目は、牝馬三冠を達成した新時代の女王アーモンドアイ(Almond Eye)でしょう。オッズも2.00倍と強豪古馬たちを抑えて一番手評価となっています。

アーモンドアイ

海外競馬、特に凱旋門賞などでよく言われるのですが3歳牝馬という立場は、混合G1において斤量面で圧倒的に有利です。今回で言えば、古馬たちが57キロを背負うのに対してアーモンドアイは53キロ。「1キロ違えば1馬身変わる」と言われる競馬においてこの差は非常に大きいといえるでしょう。

実力十分。斤量も恵まれた。そんなアーモンドアイの取捨選択で考えておきたいのが「今年の3歳牝馬がどの程度のレベルだったのか」と言う点。確かに、アーモンドアイのパフォーマンスは並の3歳馬とはケタ外れのものを見せていましたが、相対的に考えてほかのライバル馬たちはどうか?

11月2週に開催されたエリザベス女王杯(G1、2200㍍・芝)においても、秋華賞3着のカンタービレや、そのトライアルである紫苑ステークスを圧勝したノームコアが参戦。人気サイドにも推されていましたが結果としては掲示板圏内がやっと。

アーモンドアイが規格外の馬であることは確かですが、こういったほかのライバル馬たちの結果も検討材料のひとつではないでしょうか。

もちろん、迎え撃つ古馬たちも注目馬が目白押し。その中でも筆頭格と言えるのはスワーヴリチャード(Suave Richard)。4.50倍というオッズになっています。

スワーヴリチャード

大阪杯(G1、2000㍍・芝)を制した後は、マイル戦の安田記念へ駒を進め3着入線。その後は長期休養を挟み、前哨戦を介さずに前走天皇賞・秋(G1、2000㍍・芝)へ直行し1番人気に推されるも10着という結果に。

レース後に鞍上のM.デムーロ騎手も「スタートでぶつかった時点で馬のやる気が切れてしまった」と、悔いの残るコメント。逆に言えばこのコメントから考えるに、1戦叩いての上積みは非常に大きいとも取れます。

この秋冬波に乗り切れていない鞍上含めて、ここで堂々と古馬トップレベルの実力を見せつけてほしいところです。

長く苦しかった時期の終わりがようやく見えてきたのはサトノダイヤモンド(Satono Diamond)。6.00倍のオッズとなっています。

サトノダイヤモンド

マカヒキらと共に「黄金世代」と呼ばれた2016年3歳クラシック勢の中でも上位に君臨。加えて、あのキタサンブラックを破り制した有馬記念(G1、2500㍍・芝)を破ったことから、当時は「ダイヤモンドの時代が来る」と考えたファンの方も多かったのではないでしょうか。

しかしそこからは結果が残せていませんでしたが、前走の京都大賞典(G2、2400㍍・芝)において1年半ぶりとなる待望の勝利を手にします。

そして今回鞍上に迎えるのは、エリザベス女王杯で見事にリスグラシューを勝利に導いたJ.モレイラ騎手。3歳時にハナ差で泣いたあの日本ダービーと同じこの舞台で、完全復活を印象付けたいところです。

外国人騎手全盛の現在で気を吐いている日本人騎手の一人が川田将雅騎手。

川田将雅

この秋冬も、ファインニードルによるスプリンターズステークス勝利をはじめ、ここまでG1レースに4度騎乗、そのいずれも3着以内と素晴らしい成績を残しています。

そんな川田騎手が引き続き手綱を取るのが昨年の菊花賞馬キセキ(Kiseki)です。9.00倍というオッズは5番手にあたります。

この秋からコンビを組んだキセキと川田将雅騎手は、これまでの後方差し込みから一転して前付けして粘りこむ競馬に。元々気性面があまり良い馬ではなかったものの、そこを巧く川田騎手がエスコート。結果としてこの秋の躍進につながったといえるでしょう。

キセキ

一方で、日本競馬の有力馬の秋冬は、大半が2~3戦のローテーションを組む中、キセキは大舞台有馬記念を前にすでにこの秋3戦目。この使いづめがいい方向に出るか否かという部分が気になるところです。

今年の宝塚記念において香港のワーザーがタイム差なしの2着に入線したように、今や日本競馬界においても注目しなければならないのは外国人騎手だけでなく海外遠征馬も同じことであるといえます。

海外競馬ファンおなじみの「A.オブライエン&R.ムーアコンビ」でジャパンカップに挑むのは、2017年のアイルランドダービー馬カプリ(Capri)。オッズはキセキに次ぐ位置ですが、21.00倍と10倍以上離されています。

カプリ

今年は4月にG3を勝利して以降掲示板圏内がやっとの成績ではありますが、世界中のビッグレースをその手に掴んできたA.オブライエンが唯一送り込んできた一頭と考えれば、やはり怖い存在と言えるでしょう。

もう一頭の遠征馬、34.00倍のオッズを付されているサンダリングブルー(Thundering Blue)もご紹介しておきましょう。

今年の夏までは一介の条件馬に過ぎなかったものの、F.ベリー騎手とコンビを組み始め、7月のヨークステークス(海外G2、2050㍍・芝)を勝利したあたりから一気に才能が開花。前走のカナディアン国際(海外G1、2400㍍・芝)も2着に入線と、距離適性も十分でしょう。

その他、昨年のジャパンカップを制したシュヴァルグラン(Cheval Grand)が10.00倍。マイルチャンピオンシップ(G1、1600㍍・芝)で見事に日本G1制覇を成し遂げたW.ビュイック騎手を擁するサトノクラウン(Satono Crown)が34.00倍となっています。

3歳女王が勢いそのままに日本競馬全体を制圧するのか、それとも歴戦の古馬たちがそのプライドを守り切るのか。今年一番の注目レースと言っても過言ではないジャパンカップは、11月25日15時40分発走予定です。