5月9日に初日を迎える大相撲夏場所が両国国技館で開催されます。なかなか従来通りの開催ができないスポーツ界。角界も同じく例外ではなく5月11日の新型コロナウィルス感染症による緊急事態宣言が解けるまでは無観客で開催されることが決定し、また延長の可能性も示唆した上でまだまだ観客を迎えてのイベント開催は雲がかかっている状態です。
今年に惜しまれながら横綱・鶴竜の引退で、白鵬が平成24年の秋場所以来となる番付上の一人横綱になりました。その白鵬はというと先月、右ひざの手術を受けていて、7月の本場所で進退をかける意向を示していて夏場所の出場はありません。7月の名古屋場所で進退を懸ける意向を示しているようで、史上最高の強さの白鵬がこのまま引退になるのではという可能性が出ており、非常に心配な状況です。また夏場所にはまた横綱不在の開催となり何とも残念でなりません。
ひざのけがや病気の影響で一時、大関から序二段まで陥落した照ノ富士は平成29年秋場所以来、21場所ぶりに大関に復帰し、西の大関に座りました。このような復活劇は史上初めてで優勝までとなると更なるドラマとなります。今年の夏場所は、新横綱・新大関・新三役に加えて、新入幕と新十両が1人もいない場所となります。昇格がない夏場所は何とも寂しいところはありますが、照ノ富士の復活劇に注目したいと思います。
それでは、大相撲夏場所の大会展望ともにブックメーカー「BET CHANNEL」が発表しているオッズともに確認していきましょう。
照ノ富士、貴景勝、朝乃山の三つ巴か？
先述も説明させて頂きましたが白鵬は欠場が決定致しましたのでオッズは白鵬が表示されている状態ではありますがオッズにおいては参考程度に最新のものをご確認ください。白鵬不在の上、1番有利とされているのは照ノ富士で5.19倍です。大関に返り咲いた今、彼が狙うのは横綱しかありません。貴景勝は7.44倍で2番目に有利です。朝乃山は8.19倍というところで大関同士の優勝の取り合いという形になりそうな予感です。
【大相撲夏場所2021優勝オッズ】
※オッズは７日午後１２時現在
大関貴景勝、制覇狙う
かど番だった3月の春場所は10勝5敗で何とか切り抜けた貴景勝。優勝は復帰した大関照ノ富士に渡り苦水を飲まされる結果となりました。夏場所では照ノ富士の3場所ぶり3度目の制覇が期待されている今何としてでも阻止したいところです。番付も同じである貴景勝は火花を散らしています。貴景勝は基本練習から振り返りコンディションを整えています。貴景勝の勝算はあるのでしょうか。
昨年春場所では大関昇進をつかんだ朝乃山も番付を落とさないためには優勝をしなければならないというプレッシャーと昇格に燃えています。彼ら達で静寂の夏を盛り上がることを願いたいです。
