【10Bet】イギリスで最も人気のある競馬レース「グランドナショナル2019」:連覇を狙うタイガーロールが4.5倍で1番人気

グランドナショナル

イギリスダービー、キングジョージ、プリンスオブウェールズ、英インターナショナルステークスなど、世界的にも注目されるレースが数多く開催されるイギリス競馬ですが、実は1番人気のレースは超豪快な伝統ある障害レースであることをご存知の方は少ないかもしれません。

その大人気レースが、4月9日にイギリスのエイントリー競馬場で開催される「グランドナショナル(海外G3、約6907㍍・芝)」。その開催が間近に迫っています。

元々、障害レースの人気の高いイギリス競馬ですがグランドナショナルは正に別格。その馬券総売り上げは、競馬大国のひとつに数えられる日本の有馬記念の売り上げに匹敵するかそれ以上。正にイギリス競馬ファン待望のレースであるといえます。

ハンデキャップ競走である為、これだけの人気レースにもかかわらず格付けこそ「G3」ですが、賞金総額は現存の障害競走の中では世界一。また、日本では考えられませんがフルゲートは『40頭』に設定されており、毎年ほぼフルゲートいっぱいまで出走馬が集います。

実際、昨年のグランドナショナルには38頭が集いました。

【グランドナショナル2018 (勝ち馬:タイガーロール)】

スタートの時点で38頭がひしめき合う姿はまるで戦場のようで壮観ですが、本当の『戦い』はレースが始まってから。約7キロ、総障害数30個にもわたる超過酷なレースは、脱落する馬が続出。2018年は12頭が完走を果たしましたが、10頭を下回る年も少なくありません。

10Bet Logo今年、2019年はいったい何頭が完走し、どの馬が勝利を手にするのか。まずはブックメーカー「10Bet」が発表しているオッズをご確認いただいてから、注目各馬のご紹介のご紹介に移ります。

【グランドナショナル2019オッズ】
グランドナショナル2019オッズ①

グランドナショナル2019オッズ②

グランドナショナル2019オッズ③
※オッズは2日午前8時現在
10Bet 登録方法

ダントツの一番手評価となる4.50倍を付されたのは、昨年のグランドナショナルの覇者タイガーロール(Tiger Roll)。

タイガーロール

昨年、初めて挑むこととなったグランドナショナルでは2着をクビ差退けての勝利。後続は11馬身離されての結果であったことを考えると、内容も素晴らしい勝利であったと言えるでしょう。

グランドナショナル勝利後初戦こそ落としたものの、今年に入ってからは2連勝。圧巻だったのは前走のグレンファークラスチェイス(約6000㍍・芝)。束を全く寄せ付けることなく22馬身差の圧勝。グランドナショナル連覇に向けて楽しみな勝利となりました。

更にタイガーロールの人気を後押しするのが、ハンデキャップ競走ならではの「斤量」。昨年の時点で69.4キロを背負わされていたものの、今年はそこから1キロ増えた70.4キロ。確かに重くはなっていますが、前年の実績や近走の充実ぶりから考えると「1キロで済まされた」と考えるほうが、妥当かもしれません。

11歳にして初のグランドナショナルへ挑むこととなるラスヴィンディン(Rathvinden)。オッズは離されながらも2番手評価の10.00倍となっています。

ラスヴィンディン

長距離のチェイスレースでの勝率は5割を超えるなど、一定以上の結果は残していますが、未だにG1レースでの勝利はないラスヴィンディン。そのことが今回のハンデキャップ戦であるグランドナショナルでは逆に良い点として出ます。

近走は大体が73.5キロ前後のハンデキャップであったにもかかわらず、今回のグランドナショナルでは68キロと、ラスヴィンディンにとってはかなりの軽ハンデ。実績から考えれば十二分に勝利を狙えるだけの条件がそろったと言えるでしょう。

12.00倍で続くのが昨年4着のアニベールフライ(Anibale Fly)今回トップハンデとなります。

アニベールフライ

これまで重賞勝利は7歳時に勝利したG3戦のみであり、勝利に関しても2017年12月から遠ざかっていますが、G1レースでは3度の2着入線を果たすなど、実績以上の力があることは証明済み。むしろ充実ぶりは2018年~2019年の現在の方が良いとも感じさせます。

アニベールフライの場合、もうひとつの魅力が3マイルを超える長距離戦でも2マイルの比較的スピード勝負となるレースでも好成績を残しているという点や、昨年のグランドナショナルはもちろんのこと、28頭立てで行われたパッディパワーチェイス(グレードB、約4900㍍・芝)で勝利を挙げるなど、多頭数戦にも強いなど、条件不問で実力を発揮できるというのは、世界一過酷なグランドナショナルを戦う上で大きな強みとなるでしょう。

もう1頭。19.00倍とオッズこそタイガーロールからかなり引き離された評価となっていますが、要注意なのが3年連続で挑むプレサントカンパニー(Pleasant Company)。

プレザントカンパニー

近走こそ2桁着順続きと芳しくありませんが、昨年のグランドナショナルでタイガーロールの頭差2着入線を果たしたのがこのプレザントカンパニーでした。実のところ、昨年も決していい成績を残してグランドナショナルに挑んだわけではなく、評価も据え置きだっただけにこの激走には驚いたファンも多かったことでしょう。

3着には11馬身差をつけていたことからも、昨年同様の出来にあれば実は一番怖いのはこのプレザントカンパニーであるといえるやもしれません。

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