【888sport】ツール・ド・フランス2019:連覇狙うトーマスと若手のホープ・ベルナルが総合優勝争いの軸か?ブックメーカーがオッズ発表

ラルプデュエズ

ツール・ド・フランス。世界中の自転車ファンがもっとも熱狂する23日間が始まろうとしています。

「フランス一周」を意味するこの世界最高の自転車レースは7月6日に開幕し、7月28日に決着の時を迎える日程となりました。

888sport世界中に2,500万人以上のユーザーを持つオンラインカジノグループに属するブックメーカー「888sport」が優勝オッズを発表していますので、その数字を参考に大会展望をご紹介していきます。

2019年のツール・ド・フランスは「史上最も高い戦い」となる

マイヨ・ジョーヌ

距離約3460キロメートルを23日間かけて駆け巡る2019年のツール・ド・フランス。今年の大会は史上最多、30か所の山越えと5か所の山頂フィニッシュという「史上最も高い」戦いとなります。例年以上にクライマーが有利な展開となることは間違いないでしょう。

2019年のスタート地点はベルギーのブリュッセル。2日間をベルギーですごしたのち、舞台はフランスへと移ります。そして7月28日の最終日には128キロメートルを走り抜け、ゴール地点であるパリのシャンゼリゼへと到達するコース設定となっています。

2019年はツール・ド・フランス優勝者の証である「マイヨ・ジョーヌ」が初めて授与された1919年から100年となる記念すべき大会となりました。ツール・ド・フランスの象徴であり、世界中のライダーたちの憧れであるマイヨ・ジョーヌをこの節目に手にするのはどのライダーとなるのでしょうか。

2018年はトーマスがツール初優勝!前王者フルームは出場果たし3位入賞

ゲラント・トーマス(ツール・ド・フランス2018優勝セレモニー)

2018年のツール・ド・フランスを制したのはチームスカイ(現チームイオネス)のゲラント・トーマス。前哨戦のクリテリウム・デュ・ドーフィネ(南フランスが舞台)で総合優勝を果たしていた32歳が見事自身初のグランツール制覇、そしてウェールズ人として初のツール・ド・フランス制覇を達成しています。

一度はドーピングが疑われたことで出場を拒否されていたツール・ド・フランス3連覇中の王者クリス・フルームは、最終的に世界アンチ・ドーピング機関による検査の結果ドーピング違反ではないとの判断を受け、無事出場。4連覇こそかないませんでしたが、3位入賞を果たし、ダブルエース体制で臨んだチームメイトのトーマスと肩を組んでフィニッシュを迎えています。

トーマスの2連覇が最高オッズに!新星ベルナルらがその後に続く

【ツール・ド・フランス2019総合優勝オッズ(上位)】
ツール・ド・フランス2019総合優勝オッズ※オッズは26日午後6時現在
888sport 登録方法

ブックメーカー「888sport」のツール・ド・フランス2019優勝候補筆頭に挙げられたのは山岳大国コロンビアが生んだ新たなるトップクライマー、エガン・ベルナル。オッズは3.20倍となりました。

対抗馬筆頭となる2番手は2018年度のツール・ド・フランス王者ゲラント・トーマスでオッズ3.50倍。そして3番手に“アイアンマン”の愛称を持つ34歳ヤコブ・フグルサングで6.00倍、4番手に双子のイエーツ兄弟の弟アダム・イエーツで12.00倍、5番手にグランツール完全制覇に王手をかけるナイロ・キンタナで15.00倍、6番手に“タスマニアン・デビル”リッチー・ポートで17.00倍と続いています。

山岳の申し子がツール参戦!ベルナルが初のグランツール制覇に挑む

エガン・ベルナル

トーマスやフルームと同じチームイオネスに所属するエガン・ベルナル。当初はツール・ド・フランスには出場せず、ジロ・デ・イタリアでチームのエースを務める予定でしたが、直前のトレーニングで落車して鎖骨を骨折し、不参加に。目標をスライドしてツール・ド・フランス出場となりました。

22歳という若さながらすでに山岳で圧倒的な力を見せているベルナルにとって、山岳コースの多い今年のツール・ド・フランスはグランツール初優勝へのビッグチャンスにほかなりません。昨年のトーマスの再現を今度はベルナルが果たしたいところです。

ツール2連覇狙うトーマスはその逆境を跳ね返すことができるか

ゲラント・トーマス

トーマスと今年もダブルエース体制でツール・ド・フランスに臨むはずだったフルームがクリテリウム・デュ・ドーフィネのコース下見中に事故を起こし、複数個所を骨折。5回目の総合優勝への挑戦権を断念したことで、2連覇を狙うトーマスは最高のパートナーを失う結果となりました。

そのトーマスも6月18日のツール・ド・スイスで激しく落車し、リタイア。ツール・ド・フランスには出場できる見込みではありますが、その準備に支障が出るのは避けられないでしょう。

厳しい状況で2019年のツール・ド・フランスを迎えることとなった王者トーマス、その不屈の闘志に期待がかかります。

山岳王キンタナ、悲願達成へ3度目の正直を目指す

ナイロ・キンタナ

ジロ・デ・イタリアとブエルタ・ア・エスパーニャを過去に制し、残るグランツールはツール・ド・フランスのみとなっているキンタナ。2013年と2015年には総合2位となっており、3度目の正直といきたいところです。

キンタナといえばその強烈な登坂能力。当代きっての山岳王と称される彼にとって、同朋のベルナル同様今回のツール・ド・フランスは大きなチャンスとなるはずです。29歳のキンタナは、この機会をつかんで悲願のツール・ド・フランス制覇といけるでしょうか。