今週は、秋の最強牝馬決定戦・エリザベス女王杯が阪神競馬場(G1、2200㍍・芝)で開催されます。開催は例年の京都ではなく、昨年に続き阪神競馬場になる点は例年とは違う点です。
違う点があってもその違いそのものを楽しんでしまいたいところでしょう。なかでも1番人気が予想されるのは、先日の秋華賞(G1、2000㍍・芝)を勝利しているアカイトリノムスメと言われています。今年はソダシもユーバーレーベンも出走しないので、今回は寂しくもありますがアカイトリノムスメといって過言ではありません。
出走予定の馬は以下の通りです。
・アカイイト
・アカイトリノムスメ
・イズジョーノキセキ
・ウインキートス
・ウインマリリン
・エアジーン
・クラヴェル
・コトブキテティス
・シャムロックヒル
・ステラリア
・ソフトフルート
・テルツェット
・デゼル
・ムジカ
・ランブリングアレー
・リュヌルージュ
・レイパパレ
・ロザムール
今年、新たに女王の座へつくのはどの馬になるのでしょうか。
レース展望と気になるオッズを「bet365」を見ながら紹介予想に移りましょう。
【エリザベス女王杯2021単勝オッズ】
※オッズは8日午後2時現在
3歳馬の健闘なるか?アカイトリノムスメが最有力
今年の3歳勢は秋華賞馬アカイトリノムスメ、秋華賞6着のステラリアの2頭が出走を予定しています。エリザベス女王杯が3歳以上のレースとなった1996年以降3歳馬の優勝は8回にとなり、今回3歳勢が勝利すると2017年モズカッチャン以来4年ぶり9回目となり古馬との初対決で勝利を挙げることができるのか見ものです。
1番人気は先述のアカイトリノムスメで2.25倍です。ダントツの1番ではなく次に僅差で2.50倍のレイパパレです。今回新たにルメール騎手がコンビを組むことも決まっており名馬のディープインパクトを父に持つレイパパレ、アカイトリノムスメは優勝を目指します。3番にはウインマリリンで3.50倍で怪我からの本調子とはまだ言えずで不安が残る状態となっています。
大どんでん返しが必至か?波乱の幕開けの予感
王道でいうと先述の通りとなりますが、今年のエリザベス女王杯は波乱が予想され大どんでん返しと世代交代が免れないかもしれません。そもそも、このレースはというと波乱が多く下剋上が度々続いてきているレースです。先にも少し触れたとおり、このエリザベス女王杯は過去に多くの人気薄馬が激走しており、過去10年で1~3番人気が上位3着を独占したことは一度もないレースです。そこでダークホースとなる存在が出てくるかというのも楽しみの一つです。
穴馬でおすすめしたいのがソフトフルートで67.00倍です。前走が新潟牝馬Sで新設されたレースを出走しました。結果は2着と健闘を見せた。まだまだ目立った印象はありませんが着実に下積みを重ねてきた馬に脚光を浴びるところをみたいところです。