先週末、ラウダシオンの鮮やかな抜け出し勝利で終えたNHKマイルCに引き続き、今年で15年目を迎えるヴィクトリアマイル2020(G1、1600㍍・芝)が17日に東京競馬場で開催されます。
現在G1シリーズで6勝と圧倒的な強さを見せるアーモンドアイの記録更新に大きな注目がかかる1戦。
出走各馬のご紹介へ移る前に、まずはブックメーカー「William Hill」が発表しているオッズをご確認いただきましょう。
【ヴィクトリアマイル2020年オッズ】
※オッズは14日午後10時現在
栄冠へはコンディンション調整が鍵か
先日、左回りの東京1600mでは序盤から好位置につけた9番人気のラウダシオンが、ラストの直線で1番人気のレシステンシアを捕らえ、そのままゴールテープを切り見事重賞初制覇。
今回も有力馬が揃う中での1番人気、G1で圧倒的な強さを見せるアーモンドアイ(1.67倍)がどのようなレースを見せるか視線が注がれます。ドバイ帰りでコンディンションが危ぶまれますが、過去の実績からも優勝候補筆頭です。
共にドバイから戻ってきたラヴズオンリーユー(6.00倍)も侮ることはできません。デビュー戦から4連勝でG1オークスを制しているだけに、名実と共に着々と力をつけています。
もう1頭、忘れてはならないのがサウンドキアラ(7.50倍)。既に重賞シリーズを3度制覇しており、このヴィクトリアマイルで一躍女王となる可能性も高い。先日のサンスポ杯阪神シリーズで完勝をしているだけに、現在最も勢いのある馬です。
有力馬が並ぶ中で、連覇を目指すのがノームコア(11.00倍)。充実な状態でレースに臨むことができれば、昨年同様に帝冠に輝く可能性も高い。去年と同じパフォーマンス、それ以上の物が出せれば優勝に近づくでしょう。
アーモンドアイの7勝目、ノームコアの連覇か
現状、最大の注目馬はアーモンドアイで揺るぎないが、続くラヴズオンリーユー、サウンドキアラ、連覇をねらうノームコアと、有力馬が揃うためレース結果は荒れるかもしれません。
今回は人気馬が海外遠征帰りということもあり、各馬のコンディンション調整や短距離レースのため、1000m地点までに好位置を取れるかなどレース展開にも注目。
実力差を見せつけアーモンドアイが7勝目を飾るのか、それともノームコアの連覇などに注目が集まる初夏のG1レース、ヴィクトリアマイル2020年は5月17日(日)午後3時40分出走予定です。