GⅠ馬が実に9頭もそろった豪華なダート馬ナンバー1決定戦!ジャパンカップダート(GⅠ、1600㍍・ダート)が12月1日午後3時40分に発走します。
昨日28日に枠順が発表されましたので、下記にてお知らせします。なお、毎度のことですがJRAが発表するオッズとは別に、日本語対応のブックメーカー「William Hill(ウィリアムヒル)」がレース前日の11月30日に独自のオッズを発表しますので、こちらも合わせて発表されましたらご紹介します。
【ジャパンカップダートオッズ】※オッズは30日午後9時30分更新
① ローマンレジェンド:8.0倍
② グレープブランデー:34.0倍
③ メーデイア:34.0倍
④ エスポワールシチー:9.0倍
⑤ クリソライト:26.0倍
⑥ ホッコータルマエ:1.8倍
⑦ ブライトライン:21.0倍
⑧ ワンダーアキュート:15.0倍
⑨ ナイスミーチュー:51.0倍
⑩ パンツオンファイア:11.0倍
⑪ ソリタリーキング:51.0倍
⑫ ベルシャザール:10.0倍
⑬ グランドシチー:51.0倍
⑭ ニホンピロアワーズ:11.0倍
⑮ インカテーション:26.0倍
⑯ テスタマッチ:51.0倍
いくつかの有力馬を見ていきましょう。まずは、幸英明騎乗のホッコータルマエでしょう。11月4日に金沢で行われたJBCクラシック(GⅠ、2100㍍・ダート)でGⅠ3勝目を挙げて、今回中央GⅠ初制覇へと血気盛んです。来春にはドバイ遠征も視野に入れているホッコータルマエの幸騎手は、調教後のインタビューで「自分が思っているより時計が早い。ストライドが伸びているからだと思う。本当にいい状態だ」と手応えを語っていました。
昨年のジャパンカップダートを制した酒井学騎乗のニホンピロアワーズは、連覇に向けて調子を上げています。9月末に放牧から帰厩した時は、筋肉が落ち、動きにも精彩を欠いていましたが、ジャパンカップダート一本に照準を絞ってこの11月から本格的調教を再開し、本来の動きを取り戻してきました。酒井騎手は「ここ3週で追うごとに変化して、この馬らしい動きになってきた。不安はあったが今の状態なら馬を信じて乗るだけだ」と連覇に向けて自信を見ていました。
GⅠ9勝を誇るベテラン8歳馬のエスポワールシチーには後藤浩輝騎手が鞍上します。前走のJBCスプリント(GⅠ、1400㍍ダート)で勝利し、ジャパンカップダートに満を持して単独でのGⅠ最多記録をかけます。2009年のジャパンカップダートを制している8歳馬は「年齢を全く感じさせない。気持ちと動きが若々しい」(後藤騎手)と言わしめるほどいい状態でラストレースに挑みます。
ブックメーカー「William Hill(ウィリアムヒル)」のオッズは30日に発表予定です!
この3頭が様々な「記録」を狙っていますが、そうはさせまいとハイレベルな馬たちが立ちはだかっています。
540㌔の超巨体を使ってパワフルな競馬を見せるのがフランス人のクリストフ・ルメール騎乗のベルシャザールです。2011年の日本ダービー3着馬は、約1年2ヶ月ぶりに復帰してからダート路線での戦績は、1着3回、2着1回、3着1回と安定して3着以内に入っています。前走の武蔵野ステークスで重賞初制覇を遂げたベルシャザールには、勢いがありますね。
また、岩田康誠騎乗のローマンレジェンドもあなどれません。昨年のジャパンカップダートでは1番人気に押されながらも、4着に終わって今度こそはとリベンジを狙っています。前走のみやこステークスでは、休み明けでプラス13キロ、さらに59㌔の斤量を背負っての競馬となり3着でしたが、ジャパンカップダートに向けて調子は上向いています。岩田騎手は「メンバーはそろったけど、この馬の力は決して劣らない」と優勝戦線に名乗りを挙げました。
昨年のジャパンカップダートのレース映像は、下記画像をクリックすればご覧いただけます。ダートナンバー1を決めるレースに向けて、心の準備は出来たでしょうか?師走の到来を告げるファンファーレは12月1日15時40分に阪神競馬場で鳴り響きます!