毎年5月にイタリア全土を舞台にして行われる自転車プロロードレース「ジロ・デ・イタリア」の季節がやってきました。世界三大レース「グランツール」の初戦、舞台はイタリアです。近年、この10年でトライアスロンやロードサイクル人口が増えてまいりましたが、国際レースやロードレースの大会そのものに対してはまだまだマイナーといえる自転車競技ではありますが、選手とファンとの距離感が近く一度本物を見ると本当に感動します。サイクル人口が増えてきていた上に新型コロナウィルスによってサイクルツーリングの人口も増え更に拍車がかかった今、ぜひとも自転車競技をお勧めしたいところです。
自転車プロロードレースの「ツール・ド・フランス」は自転車競技ファンだけでなくファン以外でも認知されているレースですが、こちらはパリの観光地でラスト走り去るので華やかで豪華でありますが、「ジロ・デ・イタリア」勾配の厳しい坂を登る山岳ステージが多いです。そのため、上りを得意とする選手が活躍するレースでもあります。またイタリア人選手からは最大目標であり、誇り高いレースです。
そんな熱く激闘のレース展望を「William Hill」でオッズと共にご紹介していきます。
【ジロ・デ・イタリア2021優勝オッズ】
※オッズは３０日午後１２時現在
ジロ・デ・イタリア2020で注目の選手は？
今年で第104回となる歴史あるレース「ジロ・デ・イタリア」の全容は今年の2月に明らかになりました。今年のジロ・デ・イタリアはイタリア統一160周年を記念し、コースは5月8日に北西部ピエモンテ州の古都トリノで開幕する。ピエモンテ州で3ステージ行った後、半島のアドリア海側を南下し、プーリア州のフォッジャで折り返して北上し、30日に北部のミラノで閉幕する。各ステージのスタートとゴールは全てイタリア国内ではありますが、レース中にはスロベニア、スイスを跨ぐコースになっています。
総じて3450.4kmの長距離となっていて全21ステージの内訳は個人タイムトライアルが初日と最終日の2区間、平坦ステージが6区間、中級山岳ステージが7区間、山岳ステージが6区間で、頂上ゴールは7ステージある。今年のコースとしての見どころの一つは第11ステージの未舗装路セクションが組み込まれており、ここも選手たちの悪戦苦闘しながらの熱き戦いを見ることができるでしょう。
ブックメーカー「William Hill」によると今年の優勝に1番近いのはコロンビア出身のエガン・ベルナルで3.25倍です。エガン・ベルナルは着実にキャリアを積んできて今回のレースに挑みます。彼のキャリアの集大成を見ることができるでしょうか。
2番にはイギリス出身のサイモン・イェーツで僅差の3.75倍。エガン・ベルナルが大きく取り立たされ少し影に隠れる形にはなっているがトラックレース出身の彼にも大きく期待されています。サイモン・イェーツといえばやはり双子の弟アダムともに注目されています。アマチュア時代は敵同士で戦っていましたが、今回のレースでアマチュア以来で直接対決となります。
3番目に支持が高いのはベルギ出身のレムコ・イヴェネプールで4.00倍です。自転車競技（ロードレース）選手の父を持ち筋金入りの自転車競技選手です。サッカーの性能もあり多彩な彼は2017年から自転車に本格転向しました。この3選手が今回のレースを引っ張る形になるでしょう。イタリア人選手が入賞することの多い「ジロ・デ・イタリア」でありますが、非常に面白いレースとなるでしょう。
クライマックスのミラノで優勝を飾るのは誰か
三大グランツール「ツール・ド・フランス」「ジロ・デ・イタリア」「ブエルタ・ア・エスパーニャ」の一つである世界最高峰の自転車レースのジロ・デ・イタリア。非常に毎年厳しいコース設定で波乱が待っています。最終ステージである第21ステージのミラノに1番初めにゴールを切るはどの選手でしょうか。注目のジロ・デ・イタリアは5月8日（土）から30日（日）の日程で開催されます。
