【ピナクルスポーツ】13日開幕の「全豪オープン」シングルス女子は、セリーナ、アザレンカ、シャラポワの“ビッグ3”での優勝争いか!?

マリア・シャラポワ ビクトリア・アザレンカ セリーナ・ウィリアムズ

いよいよ明日13日からテニスの全豪オープンが開幕します。

男子シングルスの展望については、9日に配信した「テニスの「全豪オープン」が13日開幕!4連覇を狙うジョコビッチ、ナダルらに錦織圭が挑む!!」を読んでいただけたら幸いです。

ピナクルスポーツでは、今回は女子シングルスについて見ていきたいと思います。まずは、日本語対応のブックメーカー「Pinnacle Sports(ピナクルスポーツ)」の優勝者オッズを見てみたいと思います。

【全豪オープン女子シングルス優勝者オッズ】
全豪オープン女子シングルス優勝者オッズ
※オッズは12日午後1時現在

全豪オープンロゴ

圧倒的に現在世界ランキング1位のセリーナ・ウィリアムズ(アメリカ)が、1.658倍で最有力候補ですね。優勝オッズが2倍を切るというのは、ブックメーカーもよほどの自信を持ってのものだとうかがえます。2番目のビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)ですら6.260倍なので、いかにセリーナが強いかということがオッズからでもうかがい知ることができます。

セリーナは、女子テニスにパワーテニスを持ち込んだ“男性選手並みのサービス”を放つプレイヤーで、グランドスラムシングルス通算17勝、同ダブルス通算13勝と史上初となるシングルスとダブルス両方で「キャリアグランドスラム」を達成しています。今回の全豪オープンも5回(2003年、2005年、2007年、2009年、2010年)優勝しています。

昨年のセリーナは、彼女のテニスキャリアの中でも最も良かった1年と言えるのではないでしょうか。2月に31歳と4ヶ月で世界ランキング1位に返り咲く「歴代最年長No.1プレイヤー」になると、全仏オープンではマリア・シャラポワ(ロシア)、全米オープンではアザレンカをそれぞれ決勝戦で破ってグランドスラムで2勝しました(下記映像は、2013年全米オープン女子シングルス決勝です)。


グランドスラム2勝に加えて、昨年はツアー通算50勝も達成するなど終わってみれば2013年の通算戦績は78勝4敗、勝率95%とキャリアハイの成績を残すことができました。驚異的な数字です!

女子プレイヤー最強のセリーナですが、昨年の全豪オープンでは4回戦まで合計わずか8ゲームしか許さない絶対的強さで勝ち上がっていましたが、準々決勝で同じアメリカの新鋭である格下のスローン・スティーブンスにフルセットで敗れる“よもや”が起きています。絶対的有利ですが、この“よもや”が起こりやすいのも全豪オープンの特徴でしょう。

セリーナの対抗馬としては、2012年、2013年と全豪オープンを連覇している世界ランキング2位のアザレンカでしょう。アザレンカはグランドスラムで唯一全豪オープンを制しています(2回)。今回で3連覇の偉業に挑戦します。

リー・ナ

2012年の全豪オープン決勝ではシャラポワに6-3、6-0のストレート勝ちでグランドスラム初優勝を遂げると、それと同時にベラルーシ人選手として初の世界ランキング1位の座にも就きました。2013年の同大会決勝では世界ランキング4位のリー・ナ(李娜、中国)をフルセットの末破って大会連覇を達成しました。下記画像をクリックすれば全豪オープン決勝のダイジェスト映像がご覧いただけます。


アザレンカは、全豪オープンとの相性の良さなどからもセリーナへ対抗できる最有力選手だと言えるでしょう。2012年のロンドン五輪準決勝でセリーナに敗れているアザレンカのリベンジマッチにも期待です。

セリーナ、アザレンカとともに“ビッグ3”と呼ばれるのが世界ランキング3位のシャラポワです。2008年に1度全豪オープンを制しています。

シャラポワは2004年の17歳でウィンブルドンを制してグランドスラム初優勝を果たすと、2012年の全仏オープン決勝でサラ・エラニ(イタリア)を6-3、6-2のストレート勝ちで、史上10人目となるキャリアグランドスラムを達成しました。

2012年の全豪オープンで決勝ではアザレンカに、ロンドン五輪決勝ではセリーナに敗れているシャラポワは、優勝するために破らなければならない二人の宿敵をなぎ倒して今回の全豪オープンを制したいところでしょう。この“ビッグ3”の因縁の対決にも注目が集まります。

その他の注目選手としては、2011年の全仏オープンを制してアジア人選手として初めてグランドスラムで優勝を果たしたリー・ナが挙げられるでしょう。昨年の全豪オープン準優勝など全豪オープンでの通算成績は27勝8敗と、グランドスラム4大会の中で最も成績がよいということにも期待が持てます。

クルム伊達 公子 土居 美咲

日本からは、元世界ランキング4位で現在80位のベテラン、クルム伊達公子と、土居美咲、森田あゆみ、奈良くるみの4選手が参戦します。43歳のクルム伊達は、昨年の同大会で3回戦まで勝ち上がって世界を驚かせました。今回の大会に向けて「昨年は新しい歴史を作ることができた。今年は気楽に自分のペースでやりたい」とテレビインタビューで抱負を語っていました。

森田 あゆみ 奈良 くるみ

では、最後に気になる女子シングルスのドローを紹介しておきます。“ビッグ3”の勝敗や日本人選手がどこまで勝ち上がれるかに注目していきましょう。

【全豪オープン女子シングルスドロー】
全豪オープン女子シングルスドロー 全豪オープン女子シングルスドロー
tennis365.netより抜粋

全豪オープンは、「ブックメーカー情報局」の公式Facebookページ(https://www.facebook.com/bookmakerinfo)や@KiyoTamiyoshiで、試合のオッズ情報などを随時配信していく予定です。

錦織圭やクルム伊達など日本人プレイヤーが世界とどこまで戦えるのか?そして誰が2014年の最初のグランドスラムを制するのか?13日からはテニス三昧といきたいところですね!