ジェンティルドンナが3連覇を達成するのか?それともハープスター、ジャスタウェイが飛び込んでくるのか?それとも外国勢の戴冠となるのか?
第34回ジャパンカップ(G1、2400㍍・芝)が30日午後3時55分から東京競馬場で開催されます。すごい顔ぶれが集まりましたね。27日にJRAが枠順を発表しましたので、下記に紹介します。また、JRAに先駆けてブックメーカー「William Hill(ウィリアムヒル)」が単勝オッズを発表していますのでご紹介します。
【ジャパンカップ2014枠順と単勝オッズ】
1-1 ジャスタウェイ:5.50倍
1-2 アイヴァンホウ:17.0倍
2-3 ジェンティルドンナ:5.50倍
2-4 エピファネイア:15.0倍
3-5 ヒットザターゲット:26.0倍
3-6 ハープスター:4.00倍
4-7 アップウィズザバーズ:67.0倍
4-8 デニムアンドルビー:26.0倍
5-9 イスラボニータ:9.00倍
5-10 ワンアンドオンリー:15.0倍
6-11 トーセンジョーダン:101.0倍
6-12 タマモベストプレイ:51.0倍
7-13 ディサイファ:67.0倍
7-14 サトノシュレン:201.0倍
7-15 スピルバーグ:9.00倍
8-16 フェノーメノ:21.0倍
8-17 アンコイルド:101.0倍
8-18 トレーディングレザー:17.0倍
※オッズは28日正午現在。
ジャパンカップの最新のオッズはこちらから確認できます。
<参考ページ>
「ウィリアムヒル」登録方法は下記をご参考ください。
https://bookmaker-info.com/william-hill-regist
ハープスターが4.0倍で1番人気となっています。続いてジェンティルドンナとジャスタウェイが5.50倍で2番人気を分け合っている情勢です。
実は、競馬でお馴染みのブックメーカー「William Hill(ウィリアムヒル)」が、枠順が発表される前日の26日に早くも単勝オッズを発表していたのをご存知でしたか?私清崎民喜のオフィシャルブログでその一報を配信していました。
<参考記事>
ジャパンカップの単勝オッズ速報!ウィリアムヒルが発表!!
日本の競馬(JRA)のG1レースのみ「ウィリアムヒル」からレース前日に“密かに”発表されるのですが、今回のジャパンカップについては異例となる枠順発表前の単勝オッズ発表となりました。「レース史上最高と言われる豪華メンバー」が集うビッグレースで世界中の競馬ファンを魅了しそうですね。
今回のジャパンカップで最も注目したいのが、史上初のジャパンカップ3連覇を狙うジェンティルドンナでしょう。昨年のジャパンカップ、そしてドバイシーマCと鞍上したライアン・ムーア騎手とのタッグでその偉業に挑戦します。
これまでG1レース通算6勝の5歳の最強牝馬は、前々走の宝塚記念(G1、2200㍍・芝)では9着と惨敗しましたが、前走の天皇賞秋(G1、2000㍍・芝)では2着と、今回のジャパンカップに向けて調子を上げています。先週、久しぶりにジェンティルドンナに騎乗したムーア騎手も「完ぺきだ!」と驚きの声を上げていました。
【天皇賞秋2014(2着:ジェンティルドンナ)】
年内の引退を表明しているジェンティルドンナを調教してきた石坂正調教師も、ラストとなる愛馬に並々ならぬ期待と手応えを感じています。「天皇賞の前から感じていたが、去年より気合い乗りがいい。状態は今までで最高じゃないか」。天皇賞秋ではスピルバーグの猛烈な追い込みに屈しましたが、今回はその時のリベンジもきっちりしたいところでしょう。
ウィリアムヒルの単勝オッズでは現在1番人気なのが、川田雅将騎乗のハープスターです。ジェンティルドンナ以来となる3歳牝馬での戴冠を目指します。10月5日の凱旋門賞(G1、2400㍍・芝)で6着以来のレースで勝負します。
【凱旋門賞2014(6着:ハープスター)】
凱旋門賞では後方からの競馬となり、レースの流れに乗り切れなかった感をぬぐえなかったハープスター。その反省も踏まえて、今回のジャパンカップでは松田博資調教師は「今度はもう少し前で競馬ができると思う」と注目度が高い海外からのメディアに対してコメントしています。
「ペースも遅くなるだろうから、自然に馬なりでもう少し前に行けるかな、とも思ってはいる。状態もいいし、五分に戦える」と桜花賞(G1、1600㍍・芝)以来の2勝目に自信を見せる松田調教師。ハープスターが勝って“世代交代”の産声を上げることになるのでしょうか。
ジェンティルドンナと2番人気を分け合っているのがジャスタウェイです。昨年の天皇賞秋、そして今年のドバイデューティフリー(G1、1800㍍・芝)、安田記念(G1、1600㍍・芝)を制覇するなど、世界No.1ホースにも選ばれるほどの力を世界中の競馬ファンに見せつけました。
【安田記念2014(優勝:ジャスタウェイ)】
安田記念では世界No.1ホースとしての意地を見たような気がします。馬群の隙間から抜け出して、最後は直線でのたたき合いを制しました。しかし、満を持して挑んだ凱旋門賞では3番人気に押されながら、全くその力を見せつけることなく8着に沈みました。今回もタッグを組む福永祐一騎手は「なんとしてもいい結果を出したいと思って臨みました。状態はよかったけれど自分がイメージしていた内容と結果にはなりませんでした」と悔やんでいました。
しかし、ハープスター同様フランスからの凱旋レースの一発目に挑むジャスタウェイの仕上がりも順調のようです。凱旋門賞では敗れたとはいえ、直線での末脚は伸びていましたので、2400㍍という距離も十分カバーできるだけの力をジャスタウェイは持ち合わせています。「面白いレースになると思う。ワールドランキング1位の名に恥ずかしくない競馬をしたい」と須貝尚介調教師はリベンジマッチに闘志を見せていました。
この3頭を軸にレースは進むとは思いますが、今回は誰が主役に躍り出てもおかしくないほど強豪馬がひしめいています。
今年の皐月賞(G1、2000㍍・芝)を制し、日本ダービー2着、天皇賞秋3着のイスラボニータ(蛯名正義騎乗)、天皇賞春(G1、3200㍍・芝)を2連覇しているフェノーメノ(※岩田康誠騎乗)、今年の日本ダービー馬であるワンアンドオンリー(横山典弘騎乗)、そして今年の天皇賞秋で彗星のごとく現れてG1連勝を狙うスピルバーグ(北村宏司騎乗)らが優勝を射程圏内にとらえています。
※クリストフ・ルメール騎手がレース中に骨折し、乗り替わりで岩田騎手が騎乗
例年以上に大混戦となりそうなジャパンカップは、30日午後3時55分にファンファーレが東京競馬場に響き渡ります。
【ジャパンカップ2013(優勝:ジェンティルドンナ)】